1年生からチームを引っ張る江陽中の小松主将
新札幌に移転してますます充実する「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)で治療・リハビリを受ける今月の「院内で見つけたアスリート」は、江別・江陽中野球部で1年生秋からキャプテンを務める小松佑希君(3年)を紹介する。小松君は肩の脱きゅうを繰り返すスポーツ障害を発症し、2月末に同病院で手術を受けた。主将としてチームから絶大な信頼を受け、7月の全日本少年軟式野球全道大会出場に導いた。
▽小松 佑希(江別・江陽中3年、外野手=162センチ、51キロ)あけぼのみどりファイターズ-江陽中野球部
肩の脱きゅう癖が出たのは今年の1月。寝ている間に完全にはずれる症状が繰り返すようになった。野球部顧問の先生に相談し、「肩治療のいい先生がいる」と、羊ケ丘の岡村院長を紹介され、診断の結果2月に手術を受けた。「(手術を)最初はためらったが、先生を信頼して思い切って受けた」と小松君。最後となる6月の中体連に「どうしても出たかった」からだ。術後は順調な経過をたどり、病院側も特別なプログラムを組んで試合出場を支援してくれた。
中体連は江別市内予選で敗退したが、全日本少年軟式野球北海道大会石狩支部で優勝し全道大会に出場したのだ。しかも全道初出場でベスト8まで勝ち進み、同校のビッグニュースを提供した。石狩支部予選準決勝ではレフトで出場、2打数2安打、1打点の活躍でチーム優勝の原動力になった。
1年生からキャプテンをつとめ、多くのことを学んだ。チームワークのむずかしさ、人とのつながりなど苦労したが、その分返ってくる喜びも大きく「野球をやってきてよかった」と、今は実感している。高校では硬式野球に挑戦し、納得行くまで野球を楽しむ覚悟だ。来季に備え、1週間に1回通う筋トレのリハビリも自然と力がはいってくる。
(記者の目・中山武雄) 初めてのけがで、「落ち込んだ」という小松君。まじめに野球に取り組んでいるだけに、ショックも大きかったのだろう。どんなことでも「手抜きしない。きちんとやる」小松君はチームの信頼も厚い。高校へ行っても、その心を忘れず野球を極めてほしい。
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
厚別区青葉町3丁目(南郷通り沿い、厚別消防署向かい)に移転・新装開業した「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」は、整形外科の専門病院として地域医療の期待を背負い大きく変身した。JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩8分という交通の便利さに加え、肩・ヒジ・手・首など各部位別の専門ドクターの配置をはじめ、最新機器をそろえ、41人の理学療法士が治療にあたるリハビリテーション科は羊ケ丘病院ならではの充実した医療内容だ。
病院長の岡村健司医師は当ストライクの「野球肩って何?」(バックナンバー)でおなじみのドクター。自身も高校球児として活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療できる医師としても人気が高い。また、リハビリ担当の理学療法士の大半が野球、サッカー、スキーなどアスリートで活躍してきた面々で、こちらも患者の気持ちがわかる治療を施している。
「野球肩って何?」
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
★受付時間★
平日=(新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分、午後1時~同4時30分
(予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午、午後0時5分~同4時30分
土曜日=(新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分
(予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午
休診日=日曜・祭日・年末年始
★問い合わせ★
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外来予約 011-351-2213
リハビリ直通 011-351-2215
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院