けがの試練を乗り越え、早期復活を目指す恵南高・夏井君
スポーツ障害治療で評判が高い「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、恵庭南高野球部の夏井広夢君(2年)を紹介する。夏井君は3月の春休みに行われたチームの関西合宿で腰椎分離症に襲われ、4月から友人にすすめられた「たきうち整形外科スポーツクリニック」で治療を受けている。全治3カ月、1日も早い復活を願ってリハビリに励んでいる。
▽夏井 広夢(恵庭南高2年=投手、166センチ・65キロ)札幌・本郷イーグルス-白石中軟式野球部
診断は腰椎分離症。成長期にありがちな障害で、体と骨の成長が合わずズレが生じて発症するらしい。医者から「全治3カ月、早くて2カ月」と言われ、シーズン直近の時期にちょっとショックもあったようだ。最初は体を動かすこともできない状態だったが、週2回の通院治療で今は日常生活に支障がないほどに回復した。
夏井君は小学4年から野球を始め、投手1本でがんばってきた。少年野球の強豪チーム、本郷イーグルスでエースも経験した。小6の8月ごろ、オーバースローからスリークォーターに切り替えて大変身した。コントロール、スピードがグンとアップし、「調子のよかった中2の春まで打たれる気がしなかった」と言う。中3に入って、練習のし過ぎでフォームを完全に崩してしまい、本来のピッチングが出来なくなってしまった。悩みを抱えながら入学した高校野球では1年が経過して、2年生になる今季が「勝負の年」と誓っていた矢先のけがだった。
それでも希望の光を求めて暗さはない。1日も早い復活を願うのは当然だが、今は秋の新人戦での活躍1本に目標を絞ってリハビリに取り組むことに心を切り替えた。まだまだ十分に間に合う。けがで苦しんだ分、強い精神力が生まれた。ひと回りもふた回りも大きくなったはずだ。
(記者の目・中山武雄) けがをする前は毎日10キロぐらい走っていたという。体幹はだれにも負けない、と自信を見せる夏井君。野球のためなら「何事もやり抜く」というから、精神力も強い。野球選手にとって最も大切な要素だ。けがはステップアップの試練と思えば気が楽になる。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者らから厚い信頼が寄せられている。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者。リハビリ担当の理学療法士も豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で早期復帰をサポートしている。当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年、監督、指導者の人気コーナーになった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時(現在北照高校)
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時(現在札幌新琴似シニア)
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属当時(現在札幌ブレイク)
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時(現在札幌円山シニア)
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時(現在東海大四高校)
第8回「渡辺佑汰」現在札幌北シニア所属)
▽ 問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地北辰ビル2階(東急ハンズの向いのビル)
問い合わせはメールmail:info@takispo.jp、tel 011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」も導入。
★診療時間(受付)★
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみの診療)
休診日=日・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック