北見、継投で逃げ切り準決へ
◆春季全道大会 決勝トーナメント
▽2回戦 北見6-5室蘭(24日・野幌運動公園軟式野球場)
決勝トーナメント2回戦4試合が行われ、北見が室蘭に6-5と競り勝ち接戦を制して、準決勝に駒を進めた。他、小樽、恵庭、札幌新琴似が4強を掴み31日、野幌運動公園で決勝を懸け戦う。今大会の優勝チームは林和男杯出場権利が与えられる。2~3位は東日本大会出場権利が与えられ、4位は東アジア大会出場権利が与えられる。大会は順調に進めば、決勝・3位決定戦を6日(土)に予定。
【決勝トーナメント】
◆2回戦
室蘭
0003020=5
002040×=6
北見
(室)小笠原、石田-石垣、森田
(北)井上、石井-四栗
北見が競り勝った。3回、3番・石井蒼大(3年)の適時打などで2点先制。5回、1死から2番・藤川拓也(3年)の四球を切り口に、続く石井、4番・依田翔太(2年)の適時打で加点。さらに一、二塁から重盗も成功させ2死二、三塁から6番・四栗寛大(3年)の適時打や相手のバッテリーミスに乗じて4点を加えた。先発井上貴紀(3年)-石井の継投で追撃をかわし逃げ切った。青木 寛監督(64)は「選手たちが、よく踏ん張りました。次戦の新琴似さんは、絶対王者。胸を借りつもりでぶつかります」と力を込めた。
室蘭は、攻撃では北見を上回る11安打と強打を見せたが、終盤の追い上げも及ばず5-6で敗退した。4回、3-2と逆転に成功。しかし5回、被安打3と2四球さらにバッテリーミスなどで4失点が痛かった。3点差と迎えた6回、1番・小笠原悠介(3年)の2点適時打で1点差まで迫ったが逆転はならなかった。切れ目のない打力を持っている室蘭。守備力アップがカギ。日本選手権道予選では、攻守がかみ合えば上位が見える。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:一般財団法人日本リトルシニア中学野球協会北海道連盟