中体連1勝にかける平岡緑中の垣原君
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)の今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌・平岡緑中3年の垣原祥伸(よしのぶ)君を紹介する。垣原君は緑中でエースとして活躍している中心選手。昨年、肩を痛めて羊ケ丘病院に通院、回復してからも同病院で筋力強化、フォーム矯正などで半月に1回の割合で通い続け、自分が納得する理想の投手像を追究している。
▽垣原 祥伸(札幌・平岡緑中3年=投手・右投げ、169センチ、53キロ) 平岡カウボーイズ-札幌・平岡中軟式野球部
小学4年から野球を始めて、平岡カウボーイズ時代は投手と外野手をしていたが、その後投手にこだわり1本に絞った。垣原君の一番の思い出は小学6年時、チームの平岡カウボーイズが札幌選抜で準優勝したことだ。2番手投手として、チーム4勝のうち2勝が垣原君が勝ち取った勲章。
肩のけがをしたのは昨年6月。中体連の試合が始まる直前だった。使い過ぎで肩に水がたまる損傷で、さっそく羊ケ丘病院で診察を受け、秋まで診療・リハビリを続けて完全に回復した。ここからが垣原君のすごいところだった。下半身、肩回りが弱かったこともあり、回復した後も同病院に通って弱点の克服に努めている。リハビリ担当の先生から正しい投げ方や下半身、肩の筋力強化に励む。2週間に1回ほど、同病院に通い、当分続けるという。
夢はプロ野球選手。自宅でも素振り、ランニングなど将来に向けて目標をしっかり持っている。「野球が大好き」だから、社会人になっても仕事として野球に関わりたい、と大きな夢を持つ。6月27日から始まる中体連札幌地区予選に全力を傾ける。オフの半年間に矯正してきた投球を試す時が来た。
(記者の目・中山武雄) 「中体連は毎年負けているので今年はぜひ1回戦を突破したい」ときっぱり言う垣原君。エースになって、チームを勝利に導きたい責任感があふれている。チームを引っ張る意気込みがなければエースは務まらない。心のシンも強そうで、投手というポジションが一番似合っているように見える。
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩7~8分の恵まれた立地条件の「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(厚別区青葉町3丁目、厚別消防署向かい)は、札幌市内はもちろん近郊からの通院患者も多く、整形外科の専門病院として、まさに地域医療の拠点になっている。肩・ヒジ・手・首など部位別の専門ドクターが配置されているほか、リハビリテーション科には60人を超える理学療法士、作業療法士がリハビリ治療を担当するなど、その充実した医療内容に患者から厚い信頼が寄せられている。
病院長の岡村健司医師は当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でおなじみのドクター。自身も高校球児で活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療できる医師としても人気が高い。また、理学・作業療法士の大半が学生時代は野球、サッカー、バスケット、バレーボールなどのアスリート経験者で、こちらも患者の気持ちが理解できる治療者だ。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
★受付時間★
♦外来 午前8時30分~同11時、午前11時~午後4時
♦リハビリ(予約制)午前7時~正午、正午~午後4時30分
(土曜は午後4時30分まで)
♦休診日 日曜・祭日、年末年始
★問い合わせ★
代表℡ 011-351-2211
診療・予約 011-351-2213
リハビリ直通 011-351-2215
スマイル直通 011-351-3313
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院