前田リトル粘り勝ち、北発寒下し2回戦へ
◆札幌選手権手稲区予選 ▽1回戦 前田リトル4-3北発寒エンジェルス=(21日・手稲区少年軟式野球場)
21日、手稲区少年軟式野球場で1回戦2試合が行われた。開会式直後の試合は、前田リトルと北発寒エンジェルスの対戦。前田が6回タイブレークの末サヨナラ勝ちし、緊迫したシーソーゲームを制した。前田は2回戦へ進出し27日、手稲山口メッツと4強を懸け戦う。また稲穂ホークスが北発寒ファイヤーズを7-3で下し、2回戦へ駒を進めた。同区上位3チームが、8月12日・札幌麻生球場ほかで行われる札幌選手権大会へ出場する。
◆1回戦(21日・手稲区少年軟式野球場)
北発寒エンジェルス
020100=3
102001=4
前田リトル
(六回特別ルール)
(北)松宮-辻
(前)吉口大-井樫
▽二塁打:井樫(前)
前田、粘り勝ち
5回終わって3-3の同点。大会規定により6回からタイブレーク制(促進ゲーム)で決着となった。6回の攻防は無死満塁から始まった、先攻め北発寒の攻撃を、0に抑えたのが大きい。先頭を三振、続く7番・松田涼音(6年)のあたりがファーストライナーとなり、タッチの差で一塁走者が戻れずダブルプレーでピンチを凌いだ。1点取れば勝利が見える前田の攻撃は、4番・豊島颯翔(6年)の打席、三塁へのけん制がまさかの悪送球!? 三走・井樫太希(5年)が、生還しサヨナラ勝ちした。先週同一カードの対戦があった、その時は0-7の大敗。その教訓でエース吉口大輝(6年)は、北発寒打線の内外角を丁寧に厳しくついた「甘くなるなよ」とベンチから激もあった。湊 隆監督(45)は「リベンジできて嬉しいです。次も頑張ります」と顔をほころばせた。前回敗れた北発寒エンジェルスに雪辱し、札幌選手権の代表権をもぎとる。
北発寒、あと一歩で涙
北発寒の何かがかみ合わなかった。試合前は「北発寒有利」とみられていた。先週同一カード大勝した展開とは違ったことで焦りがあったのか、タイムリーで「1点」が取れなかった。回を重ねるごとに前田ペースになっていった。接戦に勝機を見いだそうとする相手に対して、こうしたもつれた試合展開になっても、忍耐強く1点をもぎ取れる力を身につければ、今度こそと期待がかかる。潜在能力の高い選手が多いことにも驚いた。次大会での躍進に期待する。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:手稲区少年軟式野球連盟