函館港西が余市に2-0完封勝ち
◆第43回日本選手権北海道大会 兼 第26回道新スポーツ杯夏季全道大会
▽3位決定戦 函館港西シニア2-0余市シニア=(27日・札幌麻生球場)
最終日は、3位決定戦が行われ函館港西と余市が対戦。港西が2-0で余市に完封勝ちした。港西先発・渡部雄大(3年・昭和レンジャーズ出身)は、3安打完封で勝利に貢献した。両チームは、第6回林和男旗杯国際野球大会(7/25~宮崎県)に出場する。
◆3位決定戦
函館港西
0010001=2
0000000=0
余市
(函)渡部-新出
(余)鈴木-笠井
▽三塁打:相場、浅井(函)、鈴木(余)
▽二塁打:中村(函)
函館港西は3回、1死から9番・岡本大輝(2年・上磯有川出身)の四球を足がかりに、1番・坂本陸斗(3年・大中山出身)が、犠打で好機をつくると、2番・相場 颯(本通クラブ出身)が、右越適時三塁打で1点先制。これが決勝点となった。
先発の渡部は、ストライク先行の投球で被安打3、与四球1の完封で勝利に導いた。同チームは、投手を中心とした戦いで春のセンバツ2回戦進出。7月に行われる全国大会では、春の成績以上の活躍に期待がかかる。函館港西は2年連続2度目の出場で、昨年は清宮(早実高1年)を擁する調布に敗れた。出村隼也監督(35)は「昨年以上の成績を目指し、いけるところまでいきたい」とさらに高みを目指す。余市・櫻井 豊監督(60)は「ここまでのチームではなかったが、一戦一戦チームがまとまってきた。今までやってきたことをしっかり出せるよう、謙虚に挑みたい」と全国に向け気を引き締めた。また先発完投した鈴木一茶(2年・黒松内スターズ出身)は、完投で2失点とゲームをつくり、攻撃でも3安打と一人気を吐いた。
協力:一般財団法人日本リトルシニア中学野球協会北海道連盟