東川大雪、集中打で全道初勝利つかむ!
26チームが全道の頂点を競う第44回全道少年軟式野球大会・初日、第6試合で初出場の東川大雪野球少年団(旭川)と10年ぶり2度目の出場となった大中山(函館)との対戦は、東川大雪打線が12安打と爆発し、粘る大中山を9-5で振り切り全道少年初勝利を挙げた。同チームは3日、ベスト8を懸け芦別ジュニアスターズスポーツ少年団(北空知)と戦う。ほか5試合は、仁木野球スポーツ少年団(後志)、柳町イーグルス(十勝)、富岸ファイターズ(室蘭)、豊浦シーガルス(西胆振)、栗沢コンバット(南空知)らが2回戦進出を決めた。
◆1回戦(1日・札幌市東区ツドーム)
東川大雪(旭川)
4012011=9
1200020=5
大中山(函館)
(東)大和-関根
(大)藤原、川口-小田島
▽本塁打:小田島(東)
▽三塁打:藤原、柏原(東)、大和(大)
▽二塁打:小田島、船元(東) 、樹神(大)
集中打が止まらない!
集中打で勢いに乗る東川大雪が逃げ切った。1回、1番・川口颯希(6年)、2番・藤原尚也(6年)と内安でつなぐと3番・島田悟輔(6年)が、左前適時打で先制。続く4番・小田島有吾(6年)が、無死二、三塁の場面で、左越ランニング3点本塁打など一挙4点を奪い、主導権を握った。3回にも1点を加え、さらに4回、一死から9番・竹原世麻(6年)が四球。これが呼び水となり、川口、藤原、島田の連続右前打となる集中打で2点。6、7回にもそれぞれ1点とダメを押した。「うちの野球ができました。次も一生懸命転がして戦うだけです」と試合後、全道初出場で初勝利の活躍を見せた指揮官の目には光るものがあった。
ロングリリーフ川口投手好投
先発・藤原は制球に苦しんだ。四球がらみの適時打などで2回まで3点を奪われると、3回、先頭・四球で降板。だが、継投した川口が3~7回まで被安打2で2失点。
低目を意識したピッチングは、大中山打線を抑え込んだ。
大中山、粘り見せたが及ばなかった!
大中山は、4点を追う1回、1番・大和幸村(6年)が、中越三塁打で口火。続く2番・樹神瑠生(4年)の犠飛で1点。さらに2回には、2四球と敵バッテリーミスなどで1点差に迫ったが、リリーフした敵川口投手の前にあと一打が出ず追い切れなかった。敗れはしたが、10年ぶり2度目の出場・大中山は、昨秋の太陽杯にも出場している実力チーム。また鍛え直して挑戦してほしい!
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:北海道軟式野球連盟
Sponsored Link