けがを治して出直し誓う静修高の佐山君
スポーツ障害治療の専門病院「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌・静修高硬式野球部の佐山蓮君(15、1年)を紹介する。佐山君は今春の5月13日に同スポーツクリニックで右ひじのじん帯手術を受け、いまリハビリ治療に頑張っている。今シーズンのプレーは無理だが、来シーズンに向けて「一から出直します」と、新たな気持ちでチャレンジする。
▽佐山 蓮(静修高1年=遊撃手、171センチ、76キロ)山鼻アカシアーズ-札幌・柏中軟式野球部-静修高硬式野球部
小学2年から野球を始めた佐山君。中学3年までは投手をしていて、肩とひじに大きな負担がかかり小学高学年に肩を壊したことがある。実は今回のひじのけがは、肩を壊した同時期にひじのじん帯が切れていたのだ。今年の春に手術するまで気づかず、「投げていて力が入らず握力も25になり、これは変だ」と、たきうち整形外科スポーツクリニックで診断を受けた結果、右ヒジのじん帯がつながっていないことが分かった。そして5月13日に手術をした。高校に入学して張り切っていた矢先だっただけにショックも大きかった。
投手は高校に入った時、肩・ひじの調子を考えて自らやめることを決断し、内野手の道を選んだ。手術経過も順調に推移し、いまリハビリに懸命だ。「(同学年と)1年のブランクがあるが、入ってくる新人や同学年には負けないように頑張る」。頼もしく来季への出直しを誓っていた。
中学時代は3番でチームの主軸を担い、ホームランも2本打った実績を持ち、長打力には自信を持っている。野球以外の将来の目標は理学療法士など、スポーツに関する職業に就きたいと希望する。自身の体験から同クリニックの理学療法士らの仕事ぶりに憧れが沸いてきたのだろう。野球に、将来の就職にしっかり目標を定めている佐山君。けがによって得た教訓を大切にしている。
(記者の目・中山武雄)けがの原因は投げ過ぎ、悪いフォームの結果と把握する佐山君は同クリニックでのリハビリで大きく変化した自身のフォームに感謝している。感謝の気持ちから、自分の憧れの職業の一つとして理学療法士の道を希望する。野球も仕事も目標がなければ進化しない。目標は多いほどいい。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者らから厚い信頼が寄せられている。
瀧内t敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。リハビリ担当の理学療法士も豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で早期復帰をサポートしている。当サイト「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年たちや監督ら指導者の人気コーナーになった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時(現在北照高校)
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時(現在札幌新琴似シニア)
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属当時(現在札幌ブレイク)
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時(現在札幌円山シニア)
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時(現在東海大四高校)
第8回「渡辺佑汰」現在札幌北シニア所属)
▽ 問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地北辰ビル2階(東急ハンズの向いのビル)
問い合わせはメールmail:info@takispo.jp、tel 011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」も導入。
☆診療時間(受付)☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック