札苗、逆転に次ぐ逆転サヨナラ勝ち 入船に6-5
◆第22回太陽グループ杯争奪全道少年軟式野球選抜大会
▽準決勝 札苗スターズ6-5入船フェニックス=(21日・太陽A球場)
太陽杯最終日は21日、太陽グループ少年野球場で準決勝を行い、石狩支部代表の札苗スターズは6-5で後志支部代表の入船フェニックスを下し、チーム初となる決勝進出を決めた。1点を追う5回裏、一死二、三塁から8番・工藤良祐(4年)が、ツーランスクイズを決め逆転サヨナラで勝利した。
◆準決勝
入船フェニックス(後志)
00005=5
02022=6
札苗スターズ(石狩)
(五回時間切れ)
(入)川村、宮本-長内
(札)工藤、田中佑-木村
▽二塁打:田中佳、千石(札)
5回攻防に会場歓喜の渦
札苗は2回、9番・千石晴輝(5年)、1番・村田陽和の適時打などで2点先制。4回にも二死から2番・守野銀二(5年)、3番・田中佳太(4年)らの適時打で2点を加え、4回終わって4-0と札苗が主導権を握る。
大会規定となる時間切れの最終回となる5回表、ドラマはここから急展開!疲れが見えてきた先発・工藤が、1四球で交代。代わって2番手・田中佑弥(5年)も制球を乱し3被安打3四球で5失点と逆転を許した。
札苗にチャンス到来。1点を追う5回裏、敵失から1死二、三塁と逆転の好機で8番・工藤が、投前にスクイズを決め三走・木村紘知郎(5年)が生還。さらに二走・大平友哉が激走で長内捕手のタッチをかいくぐりサヨナラのホームを踏んで初の決勝進出を掴み取った。逆転に次ぐ逆転に会場はしばし歓喜の渦につつまれた。
最終回、意地の攻撃一時は逆転
5回表、0-4と劣勢から敵投手の制球の乱れを突き、無死満塁から2番・長澤琉翔(4年)の押出しで1点。続く3番・長内尚希(5年)の中前適時打2点目。4番が内飛で一死となり、5番・阿部修也(5年)が、ツーランスクイズを決め三走・長澤、二走・長内も一気に本塁を突き逆転に成功。しかし5回裏、守備の乱れをつかれ敗れた。しかしあきらめない全力プレーは多くの観客に感動を与え、ゲーム終了後、入船ナインに温かい拍手が送られた。来夏、さらに大きく成長した“不死鳥”を観てみたい。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:北海道少年軟式野球連盟