札幌南が、苫小牧西を破り初の決勝
◆第42回秋季全道大会新人戦
▽準決勝 札幌南シニア3-1苫小牧西シニア=(4日・野幌第一球場)
4日、野幌第一球場で2回戦2試合と準決勝1試合が行われ、準決勝で札幌南シニアが、苫小牧西シニアを3-1で下し、初の決勝進出を決めた。今大会上位3チームが北海道代表として3月に大阪で行われる全国選抜大会へ出場する。決勝は札幌南シニア対札幌新琴似シニア、3位決定戦は苫小牧西シニア対札幌大谷シニアが10月10日に札幌麻生球場で激突する。
◆準決勝
苫小牧西シニア
0000010=1
002100×=3
札幌南シニア
(苫)森下-土屋
(札)志村、山田、志村-幅崎
札幌南3-1で逃げ切る
札幌南が先制したのは三回、一死から8番・高森 輝(2年・北白石ワイルドナイン出身)が、左前で好機。続く9番・近藤尚也(2年・中の島ファイターズ出身)の犠打が、二塁への※フィルダースチョイスとなり一死一、二塁。さらに浮足出す苫小牧西に対してダブルスチールを仕掛け一死ニ、三塁とチャンスを広げた。ここで1番・辻本倫太郎(2年・東札幌ジャイアンツ出身)が、粘ってフルカウントから中前適時打で三走・高森が生還し1点先制。さらに3番・萱場斗夢(2年・石山アトムズ出身)の内ゴロが、敵失を呼び三走・近藤も返り2点目。結果これが決勝点となる。四回にも高森の適時打で加点した。投げては志村 瞭(2年・木の花ブラックジャガーズ出身)、山田泰希(2年)、志村のリレーで粘る苫小牧西打線を1失点に抑え秋季全道大会チーム初となる決勝進出を決めた。同時に大阪で行われる全国選抜大会も初出場を決めた。阿部公男監督(63)は「4度目の挑戦で初。決勝はチャンレンジャーなので怖いものはありません」と意気込んだ。
※間に合わない塁に送球してアウトをとれなかった場合をフィルダースチョイスと言います。
苫小牧西、あと一本が遠い
あと一本が遠かった。来春行われる全国選抜大会へ二年連続出場を目指した苫小牧西だったが0-3と劣勢から6回、無死一、三塁の場面で4番・土屋柚稀(2年・末広アトムズ出身)が、遊ゴロのダブルプレーの間。三走・吉田拓夢(2年・泉野イーグルス出身)が生還し、1点。しかし反撃もここまで6回以外にも4、5、7回とそれぞれ得点圏に走者を進めるたが凡退を繰り返し、悔しさの残る敗戦となった。同チームはこの悔しさを胸に10日(土)、3位決定戦にまわり札幌大谷シニアと最後の代表枠を懸け戦う。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:一般財団法人日本リトルシニア中学野球協会北海道連盟