八回タイブレーク制し星置中4年ぶり4度目V
◆平成27年度 札幌市中学校体育連盟 軟式野球新人戦大会
▽決勝 星置中学校3-1柏丘中学校(3日・札幌麻生球場)
3日、札幌麻生球場で準決勝2試合と決勝が行われ星置中学校が、柏丘中学校に八回タイブレークの末3-1で下し、4年ぶり4度目の優勝を果たした。
柏丘は3年ぶりの決勝進出だったが、あと一歩で涙した。
決勝進出の2チームと推薦校として優勝チームに敗れた啓明中学校は、第4回道央地区中学校軟式野球新人大会(10月31日・北広島市緑葉球場など)に、札幌支部代表として出場する。
また優勝した星置中は来年5月開催の第13回黒獅子旗北海道中学軟式野球大会に、札幌支部代表として出場することも決まった。
3位には啓明中学校と琴似中学校。
◆決勝
星置中学校
00000003=3
00000001=1
柏丘中学校
(八回特別ルール)
(星)亀浦-久保田
(柏)大洞、阿部-近藤
▽三塁打:久保田(星)
▽二塁打:大洞(柏)
◆準決勝
星置中学校2-0啓明中学校
柏丘中学校2-0琴似中学校
八回タイブレークで決着、久保田決勝打!
互いに得点圏に走者を進めるも得点に結びつかず八回タイブレークで星置中が、粘り勝った。
七回終わって0-0、8回からタイブレーク導入(無死満塁)。先頭打者が、三振で倒れ続く1番・久保田隼斗(2年・星置スターズ出身)が「自分が決めてやる」と打席に!3球目の真ん中を中越打!三走、二走に続き一走までが生還し、この回一気に3得点と勝ちを呼び込んだ。
投げては先発・亀浦凌佑(2年・星置レッドソックス出身)が、八回1失点の快投。
切れのあるストレートを軸にした力投で再三のピンチを切り抜け、最後まで投げきった。
「試合前、それほど調子は上がらず、強い気持ちでマウンドに上がった」と柏丘打線に立ち向かった。
走者を置いてからの粘り強いピッチングで4年ぶりの優勝に大きく貢献した。
◆猪又伸哉監督(38)は「久保田は地区予選でもランニング本塁打を打つなど長打力のある選手、八回の場面では任せていた」と頬を緩めた。
柏丘中、あと一本に涙
柏丘中は得点圏に7度走者を送ったが、あと一本に涙した。3点を追う八回裏、一死満塁から6番・吉岡慎生(2年・白石Jrフェニックス出身)の一ゴロの間、三走が生還し1点返すも後続が倒れ、先発・大洞元樹投手(1年・東京久留米スターズ出身)、四回から好投した阿部歩高投手(2年・白石ドラゴンズ出身)を援護できなかった。鉾井順一監督(36)は「チャンスで決め切れなかった。来年に向けて良い悔しさを持てた」と前を向いた。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!