けがをバネに~北星大付属高の小貫君
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は北星学園大付属高野球部の小貫海君(1年)を紹介する。
中学時代に先天性の腰椎分離症とわかり他の病院で治療を受けていたが、この4月から羊ケ丘病院に通院してリハビリを受け、腰回りの筋力、体幹強化をはかり順調に回復。
今は軽いランニングもできるようになり来季への見通しも立って笑顔が戻ってきた。
▽小貫 海(北星学園大付属高1年=内野手、170センチ、63キロ)東札幌ジャイアンツ-札幌南シニア-北星学園大付属高野球部
4歳違いの兄の影響を受けて5歳から野球を始めた小貫君。中学1年の時、先天性の腰椎分離症とわかり治療しながら野球を続けていたが結果はおもわしくなく、高校に入った今年4月から羊ケ丘病院に転院した。
一時は歩くのも辛い状態だったが同病院に移ってからは調子もよくなり、走れるようにもなった。
今は腰回りの使い方や筋肉をつけながら体幹アップを図るリハビリに没頭、来シーズンのベンチ入りを目指して頑張っている。
「病院で教えられたことを家でもやっています」とまじめにリハビリに取り組む。
ストレッチ、体幹トレを欠かさず続け、「体力アップが実感できるまでになった」と笑顔で話す。
足、打撃には自信があり札幌南シニアでは1番・セカンド、主将としても活躍、全道大会(道新スポーツ杯)でベスト8にもなった。
「野球はチーム全体の責任、心を一つにしないと目指すところには行けない」。
キャプテン経験者らしく、常にチームの事を考えている。
目指すは甲子園、「来季は自分の持ち味を存分にアピールして存在感を示す」と張り切っている。
(記者の目・中山武雄)けが回復の目途も立ち、表情も明るい。1人のコーチに憧れて札幌南シニアに加入したという小貫君。
熱心に分かりやすく指導する姿にひかれ、「自分もそんな指導者になりたい」という。
野球技術だけでなく、人(先輩・仲間)を敬う心を忘れてはいい選手、指導者にはなれません。
この心をいつまでも持ち続けてください。
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩7~8分の恵まれた立地条件の「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(厚別区青葉町3丁目、厚別消防署向かい)は、札幌市内はもちろん近郊市町村からの通院、入院患者も多く、整形外科の専門病院として、まさに地域医療の拠点になっている。肩・ひじ・手・首など部位別の専門ドクターが配置されているほか、リハビリテーション科には60人を超える理学・作業療法士がリハビリを担当するなど、その充実した医療内容は評判を呼んでいる。
病院長の岡村健司医師は肩鏡視下手術5000例の実績を誇る全国トップクラスの肩障害治療の専門医。当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でもおなじみのドクターで、自身も高校球児で活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療が出来る医師としても人気が高い。また、理学・作業療法士の大半が学生時代には野球、サッカー、バレーボール、テニスなどのアスリート経験者で、こちらも患者の気持ちがわかる治療者だ。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
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取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院