大谷地東が上野幌破り初優勝
◆第32回道新スポーツ旗争奪交流少年野球大会
▽決勝 大谷地東ドリームス5-2上野幌サンダース=(18日・山本球場)
最終日は18日、山本球場、厚別西公園で準決勝2試合と決勝の3試合が行われ、決勝は大谷地東ドリームス(厚別区)が、上野幌サンダース(厚別区)を5-2で破り初優勝を飾った。表彰選手は、最優秀選手賞に中島光琉(大谷地東ドリームス)、優秀選手賞には竹田昂生(上野幌サンダース)、敢闘賞には高道楓真(大麻アトムズ)、前川康博(厚別アトムズ)が、それぞれ受賞した。3位は大麻アトムズ(江別市)、厚別アトムズ(厚別区)となった。
◆決勝(山本球場)
大谷地東ドリームス
1200110=5
0000200=2
上野幌サンダース
(谷)宮川、甲斐、高瀬-田頭
(上)渡辺、竹田-加藤
◆準決勝(山本球場)
大麻アトムズ
00010101=3
00000202=4
大谷地東ドリームス
(八回特別ルール)
(麻)高道、棚橋-仲
(谷)中島-田頭
▽二塁打:仲(麻)、宮川(谷)
※資料提供:大谷地東ドリームス
(厚別西公園)
上野幌サンダース
02001=3
00020=2
厚別アトムズ
(五回時間切れ)
(上)竹田-加藤
(厚)前川-松本
▽二塁打:竹田、渡辺(上)
※資料提供:上野幌サンダース
大谷地東が俊足と堅守で初優勝
大谷地東が俊足と堅守で初優勝を勝ち取った。初回1点先制し続くニ回、6番・高瀬 爽(6年)の四球と二盗で好機から7番・中島光琉(6年)の中前適時打で2点目。さらに二盗、敵失を絡め3点目。これが結果決勝点となる。敵投手交代後も走り続け、五回には一死から4番・宮川将大(6年)の内安、5番・田頭皐騎(6年)が、四球で出塁するとダブルスチールを決め一死ニ、三塁。ここで打席の高瀬の振り逃げの間、三走・宮川が俊足を生かし一気に生還し4点目。六回にも2番・板倉伊吹(5年)の適時打で勝負を決めた。投げてはバックの堅守にも助けられ宮川、甲斐彪真(6年)、そしてケガから復帰した高瀬の継投で逃げ切った。甲斐 勉監督(44)は「どうしても獲りたかった大会。決勝も集中力を持って戦ってくれた」と誇らしげだった。
上野幌決勝で力尽きる
敗れた上野幌は、五回の押出し四球の2点に留まり、五回まで毎回得点圏に走者を置いたが、あと一本に涙した。16年ぶりの2度目の優勝は叶わなかった。畑本清治監督(54)は「あの満塁で打ってくれれば、1安打では勝てません。しかしよく決勝まで勝ち上がった」と最後に選手たちの頑張りを労った。準決勝・厚別アトムズ戦との接戦を勝ち上がり決勝に駒を進めた上野幌だったが、勝負どころでの守備の乱れからの失点が響いた。この悔しさは後輩に託される。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:札幌市厚別区少年軟式野球連盟