「まずはベンチ入り」全快宣言の札創成高・杉本君
たきうち整形外科スポーツクリニック(札幌市中央区南1西6)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌創成高1年の杉本大輝君(15)を紹介する。杉本君は今春、高校に入学すると同時にあこがれの硬式野球部に入部したが利き腕の右ひじじん帯に炎症を起こし、辛いシーズンを送ることになった。だが、たきうち整形外科スポーツクリニックで治療を受け始めてから3か月、今はほぼ全快までに回復して来季への目途も立ち、明るい表情でリハビリに取り組んでいる。「無駄にした今年の分をオフのトレーニングで取り返す」とテンションをあげている。
▽杉本 大輝(札幌創成高1年、15=サード、174センチ、62キロ)札幌・屯田ベアーズ-屯田北中軟式野球部-札幌創成高硬式野球部
野球は兄の影響で小学3年から始めたが、硬式野球は高校に入ってから初めての体験。夢を膨らませ硬式ボールに慣れた6月ごろ、突然利き腕の右ひじに痛みが走った。小学、中学時代にも右ひじを痛めていたが今回は握力がなくなり、腕にしびれも出てボールが投げられなくなった。「大変なことになった」と従来から通い続けていた病院に行って治療を受けたがなかなか回復せず、両親や高校の先生らに勧められ9月から「たきうち整形外科スポーツクリニック」に病院を切り替えた。診断の結果、じん帯の炎症とわかり週2回の治療・リハビリを受けることになった。
3週間ぐらいで普通に軽く投げられるようになり順調に回復、治療・リハビリも11月いっぱいで終了する予定。「以前より軽い感じで投げられるようになりました」と笑顔で話し、来季へ向けて闘志もどんどん沸いてきている。けがの原因は投げ方が悪く、ひじへの負担が大きくかかりすぎたためだった。理学療法士のリハビリ担当の先生から徹底した指導を受けて、投球フォームの改善に努力した。「自分の投球フォームが思っていたより悪かった」と気づき、自宅に帰ってもリハビリの先生に教えられたリハビリメニューを思い出してフォームチェックをするほか、腹筋、ダンベルを使っての筋トレに励んでいる。「今シーズンはけがで試合に出られなかったので、来季はまずベンチ入りを目指します」。来季にかける意気込みが伝わってきた。
(記者の目・中山 武雄) 将来の目標もしっかり立てている。「野球が大好きなので、(野球に)関係する仕事につきたい。一番の希望は高校の先生になって指導者になること」。人生目標を見据えながら好きな野球に取り組む姿には感心させられる。最近は、けがでお世話になっている理学療法士の姿にもあこがれ、「二つの目標」を立てて実現に向けて準備を進めているという。目標はでっかく、たくさんあるほうがいい。努力は必ず報われます。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者らから厚い信頼が寄せられている「たきうち整形外科スポーツクリニック」。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。また、リハビリ担当の理学療法士も豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で早期復帰をサポートしている。当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年たちや監督、指導者の人気コーナーになった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時(現在北照高校)
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時(現在札幌新琴似シニア)
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属当時(現在札幌ブレイク)
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時(現在札幌円山シニア)
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時(現在東海大四高校)
第8回「渡辺佑汰」現在札幌北シニア所属)
▽ 問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地北辰ビル2階(東急ハンズの向いのビル)
問い合わせはメールmail:info@takispo.jp、tel 011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」も導入。
☆診療時間(受付)☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック