目標はエース奪取、琴工の中川君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6)の今年最後の「院内で見つけたアスリート」は、札幌琴似工高野球部の中川陽平君(17、2年)を紹介する。中川君は小2から投手一本で活躍してきたが、この夏の支部大会で右ひじを痛めて8月上旬に「たきうち整形外科スポーツクリニック」で手術を受け、4か月間にわたり治療、リハビリに頑張ってきた。その努力もあって今では完全に復活、来シーズンを見据えてオフのトレーニングに励んでいる。
▽中川 陽平(札幌琴似工業高2年=投手、169センチ、74キロ) 発寒ビッグホエールズ-札幌西シニア-札幌琴似工高硬式野球部
硬式野球は中学の札幌西シニア時代から経験し、高校に入ってもスンナリと受け入れられた。2年生になった今春からベンチ入りして、夏の支部大会決勝では2番手投手として出場したが、利き腕の右ひじの痛みもあって北海高に大敗、悔しい思いをした。スライダーを武器にチームの一員として頑張ってきたが、支部大会が終わった時は「腕も上がらない状態」で、最悪の結果となった。
周囲から「たきうち整形外科スポーツクリニックは評判がいい」と聞いて、同院で診断を受けて8月に右ひじの手術をした。術後は順調に推移して取材時(11月中旬)にはほぼ完治してシャドーピッチングができるまでに回復した。「リハビリの先生から腕の振り方などを教えてもらい、いい感じになった」と笑顔で回復を喜び、全力投球ができるのを心待ちにしている。
来季、3年生の目標は、このオフでみっちりトレーニングしてエースナンバーの「1」を勝ち取ることだ。当然、最大目標の甲子園も狙う-そのためにも努力を惜しまず自宅での腹筋やシャドーで磨き上げ、チームに恩返しをする覚悟だ。
(記者の目・中山武雄) 自分のいいところは-と問うと「メンタルが強い、負けず嫌い」と即答で返ってきた。体格もがっちりしており、性格的にも投手向きで3年生の活躍が楽しみだ。将来の目標もしっかり持っていて、工業高の知識を生かして「技術者(電子機械)になりたい」ときっぱり。意思の強い中川君なら成し遂げられるはずだ。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者らから厚い信頼が寄せられている「たきうち整形外科スポーツクリニック」。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。また、リハビリ担当の理学療法士も豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で早期復帰をサポートしている。当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年たちや監督、指導者の人気コーナーになった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時(現在北照高校)
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時(現在札幌新琴似シニア)
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属当時(現在札幌ブレイク)
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時(現在札幌円山シニア)
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時(現在東海大四高校)
第8回「渡辺佑汰」現在札幌北シニア所属)
▽ 問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地北辰ビル2階(東急ハンズの向いのビル)
問い合わせはメールmail:info@takispo.jp、tel 011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」も導入。
☆診療時間(受付)☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック