【チーム訪問】札幌白石シニア
6日、江別市美原にある札幌白石シニア球団の屋内練習場に伺った。秋季新人リーグ戦では1勝3敗と悔しい結果に終わった。1年ぶりに藤原光浩氏(61)が総監督として復帰。「能力は無くは無いが2~3年勝ち切れていない。まずは投手陣の整備が急務」と課題を話した。選手たちも藤原総監督の下、来春からスタートダッシュを目指す。チーム訪問は、今シーズンからチームを代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
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名門復活を!
「ここ2~3年負け癖がついている」と1年ぶりに復帰の藤原総監督。全国大会は3年前の全国選抜大会出場が最後。当時の投手陣は大島(現札幌日大高2年)、小原(現札幌光星高2年)、鹿内(現東海大四高2年)らの継投で勝ち上がった。やはり新チームの活躍にも投手陣の活躍が必須だ。期待のかかる右腕を紹介。本格派の遠藤泰成(2年・前田リトル出身)、地肩の強い山本唯心(2年・もみじ台ベアーズ出身)。さらに投手だけではなく野手としても走攻守と三拍子揃った宮下 翔(2年・東ハリケーン出身)が、先発、抑えと確立すれば一気に勝ちパターンが完成する。また小兵ながら試合を作れる制球力が武器の酒井翔太(2年・野幌ベアーズ出身)は指導者からの信頼も厚い。こうした投手陣は冬場のトレーニングと意識改革で一クラス上のピッチングで勝利を目指す。もう一つの課題は正捕手の固定だ。髙藤雄平(2年・厚別信濃スターズ出身)、藤田拓夢(2年・白石リトル)、主将の田辺昴汰郎(2年・新琴似ウィンキーズ)の成長が急がれる。主将・田辺の持ち味はズバリ「パワー」麻生クラスであれば軽くオーバーフェンスと四番の存在感を見せる。伸び白たっぷりの選手たちと全盛期を知る藤原総監督は、完全復活を誓う。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中にいる自分は何をするべきかを問いた。また今シーズンで印象深い試合についても挙げてもらった。
◆「今までとは違う姿を」田辺昴次朗(中2・札幌新琴似ウィンキーズ出身)
「新体制となり新しいことが増えチームが一つになって頑張っています。秋季大会とは違い、春には違う姿を見せたい」とさらなる奮闘を誓った。印象深い試合は「秋季リーグ戦の初戦、大空戦で3-2と勝利した試合。途中逆転を許したが7回表、二、三塁の場面1番・宮下のレフト線を抜けるタイムリー三塁打で逆転した試合」と顔をほころばせた。
◆「挑戦」山本唯心(中2・もみじ台ベアーズ出身)
「秋季新人戦では決勝トーナメント進出は叶わなかったが、来年は挑戦者として何事にも挑戦していきたい」と力を込める。印象深い試合は「秋季大会・北広島戦で0-3と敗れた試合。得点圏に走者を何度も置きチャンスを作ったが、決め切れずあと一本に泣いた」と唇をかんだ。
秋季大会は5、6番・投手兼外野手として出場。身長168cm体重57kg。
◆「全力疾走 フルスイング」宮下 翔(中2・東ハリケーン出身)
「この冬鍛えた技術や体力を全力で春から出していきます」と意気込んだ。印象深い試合は「秋季大会・室蘭戦で3-13と敗れた試合。試合途中から登板したが、ストライクが入らず降板。その後レフトの守備でタイムリーエラーをしてしまった」と悔しそうに振り返った。秋季大会では俊足を生かし1番・中堅手として出場。仲間からはオコエ翔と呼ばれ愛されている。身長170cm体重53kg。
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◇場所 江別市美原293番地2
札幌白石イーグルス球団専用球場
(天候によっては隣接の室内練習場)
毎週土 (9:00~16:00)
日 祝日 (9:00~16:00)
冬期は室内練習場
◇お問合せ・連絡先
事務局 田辺 直人
(TEL 090-7057-3481)
mail ss_eagles@yahoo.co.jp
※当日、直接体験練習に来られてもよろしいですが、練習時間等の変更もありますので事前に事務局へ連絡願います。
協力:札幌白石シニア球団