【チーム訪問】札幌手稲ボーイズ
6日、石狩市樽川の専用室内練習場で冬季練習に励む札幌手稲ボーイズを訪問した。札幌手稲は秋季北海道選手権大会(全国予選)では、2回戦の石狩ボーイズ戦で5-6と悔し涙。4点差をつけてリードするも逆転負け。リベンジに燃える選手たちの目は、ぎらついて「次は勝ちます」と言葉に力を込めた。3年振りとなる全国を目指し、まずは冬季練習のチーム内競争で切磋琢磨。虎視眈々と全国を見据えていた。
チーム訪問は、今シーズンからチームを代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
【選手】
2年:14人 1年:18人 6年:8人
2015年、札幌手稲は秋季北海道選手権大会(全国予選)・2回戦の石狩ボーイズに5-6と惜敗した。四回表終わって5-1とリードすると「勝ったと思いました」と選手たちは振り返る。四回裏2点、さらに五回裏にも2失点と同点を許した。七、八回と決着がつかず、九回特別延長の末敗れた。有澤賢持監督は「同点に追いつかれた後も得点圏に走者を置くなど、チャンスはあったが・・・」と悔しがった。敗れた石狩とも力の差は無いに等しい、さらに秋季リーグ戦では、秋のチャンピオン・旭川大雪ボーイズとの戦いで3-3と引き分けるなど実力は十分全国を狙える位置にある。札幌手稲は今シーズン、より一層の“まとまり”がテーマになりそうだ。チーム全体の“心”のスタミナと試合運びがマッチした時、頂を駆け上がる。
札幌手稲は、俊足揃い
新チームは、足の速い選手が多く機動力が大きな武器となりそうだ。昨年新人戦では1番・齋藤 颯(2年・新琴似スラッガーズ出身)、2番・石垣大地(2年・西琴似パンダース出身)、3番・高橋唯翔(2年・北発寒エンジェルス出身)、4番・三森修自(1年・幌西フェニックス出身)、5番・森 隆斗(2年・新琴似スラッガーズ出身)、6番・上野友輔(2年・前田リトル出身)らの1~6番まで俊足が揃った。打力もこの冬のトレーニングでパワーも加わり開幕が待ち遠しい。投手陣では3人の名前が挙がった。1人目は、昨秋エースナンバー1を背負った高橋唯翔(2年・北発寒エンジェルス出身)。ボールに力もあり、制球力もある。打線も3番を任され3拍子揃った選手。2人目は、木下大輝(2年・西琴似パンダース出身)。スピードボールが一番の持ち味。冬季練習の急成長に期待だ。打線も6番を打った。3人目の左腕・石王朝陽(1年・双葉ツインスターズ出身)は、今シーズンの成長に大いに期待したい。
夏こそ3年ぶりとなる全国、つかんでみせる。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中にいる自分は何をするべきかを問いた。また今シーズンで印象深い試合についても挙げてもらった。
◆「繋」~つなぐ~主将・石垣大地(2年・西琴似パンダース出身)
「全員の心や声をつないで戦う」とチームワークを強調した。印象深い試合は「秋季北海道選手権大会の石狩ボーイズ戦。先制して勝ちが見え油断したところで逆転され、負けて悔しい」と唇をかんだ。昨年は、2番・二塁手として出場し、新チームの主将としてチームをけん引。身長168cm、体重55kg右投げ右打ち。
◆「主役」齋藤 颯(2年・新琴似スラッガーズ出身)
「自分も含め全員が主役となり、頑張って全国に行く」と力強かった。印象深い試合は「秋季北海道選手権大会の石狩ボーイズ戦。5-1リードするも、同点に追いつかれ、九回裏にサヨナラ負け」と肩を落とした。昨年、1番遊撃手として活躍。身長163cm、体重51kg右投げ右打ち。
◆「一球」森 隆斗(2年・新琴似スラッガーズ出身)
「去年は打撃に課題があった。最初の一球から集中力を切らさずに強気で挑む」と力を込めた。印象深い試合は「秋季北海道選手権大会の石狩ボーイズ戦。同点に追いつかれてから声も出なくなり逆転されていった、春までもっとメンタルを強くする」と雪辱を期し、“リベンジ”に思いを込めた。昨年、5番中堅手兼捕手として活躍。身長164cm、体重58kg右投げ右打ち。
~3人が印象深い試合と挙げた石狩ボーイズ戦~
◆第3回日本少年野球秋季北海道選手権大会(全国予選大会)
(平成27年10月3日・野幌第1球場)
◆2回戦
札幌手稲ボーイズ
210200000=5
010220001=6
石狩ボーイズ
(九回特別延長)
(札)高橋、石王―宮部、森
(石)越智、大滝―中塚
▼三塁打:大滝(石)
▼二塁打:荒木3、高橋(札)
【お問合わせ】
桑原代表:090-2051-8291
協力:札幌手稲ボーイズ