札幌スタジアム、ナイター球場に変身して再オープン
ナイター球場として生まれ変わる札幌スタジアム(札幌市清田区真栄455)が4月29日、同球場で厳かに開場祭を行い新球場として再スタートを切った。元球児の札幌・羊ヶ丘病院の岡村健司理事長(60)が個人購入、「だれでも気軽に使える球場にしたい」と一般社団法人にして軟式野球から硬式野球まで幅広い使用を呼び掛け、札幌市の新たな野球メッカを目指す。同球場は社会人野球・サンワード貿易野球部の本拠地だった両翼99㍍、中堅122㍍、観客席600人の内野スタンド、クラブハウスなどを備えた本格硬式野球場を活用したもので、6月15日からは屋外球場では札幌市内唯一のナイター施設を完備した硬式野球場となる。
札幌スタジアムは1994年、サンワード貿易野球部のホームグラウンド(サンワードスタジアム)として誕生したが、同野球部の廃部後に一般開放されてきたもののフル活用されることなく休眠状態になっていた。そんな時、元高校球児で野球愛好家の羊ヶ丘病院の岡村健司理事長の目に留まり、「こんな立派な球場をこのままにしておいては、もったいない」と即決で個人購入することになり、札幌市の野球人から熱望されていたナイター設備を完備した市民球場に生まれ変わることになった。
ナイター施設は全6基(内野4基、マウンド2基)の照明からなり、札幌市内の屋外球場としては初めての本格的なナイター球場となる。バッテリー間750ルクス、内野550ルクス、外野350ルクスで、十分な明るさを保っており、照明利用料金は30分単位で全6基で4000円、内野4基3000円、マウンド2基2000円と手ごろな料金となっている。これまで仕事の関係で休日の昼間しか練習時間を持てなかったサラリーマン・プレイヤーにとっては夜もたっぷり練習できることになり、野球の楽しさがグンと増える朗報だ。開場祭の交流試合に参加した軟式野球の雄、キング運送(石狩市)の指田準一監督(40)は「仕事が終わってから練習や試合ができるのは、プレイヤーにとってはすごくありがたい」と絶賛していた。
開場祭はあいにくの雨となったが、特設テントの中で厳かに行われた。式典には岡村理事長、管理・運営者の松田晃理事(西宮の沢バッティングパーク・ピッチャーガエシ社長)、羊ヶ丘病院野球部員らが出席した。式典後、岡村理事長は感無量の面持ちで「ナイター施設を使って北海道らしいイベントやノルディック・ウオーキングなど冬の活用も考えていきたい。アイディアをどんどん出してほしい」と話していた。新球場のこけら落としでキング運送-羊ヶ丘病院野球部などの交流試合も行われた。
球場使用料金、申し込みなど詳しい問い合わせは「札幌スタジアム」のホームページか、電話090-2818-2944(松田理事)へ。
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」
岡村健司理事長。1955年、大阪府生まれの60歳、整形外科医。北大中退して札医大に進学。肩関節鏡視下手術7,000例の実績を誇り全国トップクラス。2015年5月の週刊現代で「肩の名医20人」に選ばれている。
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩7~8分の恵まれた立地条件にある「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目、厚別消防署向かい)は、札幌市内はもちろん近郊市町村からの通院、入院患者も多く整形外科の専門病院として、まさに地域医療の拠点になっている。肩・ひじ・手・首など部位別の専門ドクターが配置されているほか、リハビリテーション科には90人近い理学・作業療法士がリハビリを担当するなど、その充実した医療内容が評判になっている。
☆受付時間☆
♦外来 午前8時30分~同11時、午前11時~午後4時
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取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院