熱戦開幕!ポニーリーグ日本選手権北海道予選
日本ポニーベースボール協会北海道連盟(高村智連盟長)の今季総合開会式が5月3日、江別市・野幌硬式球場で9チームが参加して行われた。昨秋の新人戦優勝の北海ベアーズ・本間航平主将(啓明中3年)が力強く選手宣誓して、第42回日本選手権北海道予選の熱戦が開幕した。開幕第1試合は打力がまさった北斗ベースボールクラブが6-4で北海ベアーズを破り幸先の良いスタートを切った。予選リーグ、決勝トーナメントを経て6月12日に決勝戦が行われる。
♢第42回日本選手権道予選(5月3日・江別市野幌硬式休場ほか)
北海ベアーズ 1000003=4
北斗ベースボールクラブ 220200X=6
(北)秋山、土井、横湯-相原
(斗)金澤-本田
▽二塁打 本間、茶木平(北)、藤澤(斗)
▽三塁打 藤澤(斗)
北斗BBC、集中打で北海ベアーズを圧倒
北斗ベースボールクラブの集中打は鮮やかだった。先制点を許した一回裏、一死後四球で出塁した長谷川丈(2年)を塁上において3番・藤澤京介(3年)が右中間を破る三塁打、続く主砲・杉本優斗(3年)がレフト前タイムリー、5番・金澤流好(3年)の左前打と、見事な3長短打であっさり逆転した。
打線の勢いは止まらず二回も上位打線が爆発した。二死後、1番・藤根昇也(3年)の右前打、2番・長谷川の中前打、そして第1打席で三塁打を放った藤澤が再び左中間を破る2点二塁打。四回にも2点を追加して北海ベアーズから主導権を奪い突き放した。3番藤澤はこの試合4の3、4打点と大暴れ、「昨年がダメだったので、冬の間コーチの指導を受けて休みを返上して練習した」と、今季にかける気合は十分。自ら実践してチームを引っ張っている。
投げてはエース金澤が踏ん張った。一回に先制点を許したものの六回まで1失点の好投。最終七回に北海ベアーズに反撃を食らって3点を失ったが、最後まで球威は衰えることなく開幕勝利した。「最終回はちょっと焦ったが、ストレートがよかったので何とかしのぐことができた。チームのみんなから信頼される投手になりたい」と、初戦勝ちにホッとした表情で話した。
北海ベアーズ、最終回に意地見せる
あと1本が出ず悔しい敗戦となった北海ベアーズ。昨秋の新人戦優勝で今季への勢いをつけたかったが、北斗BBCの金澤の好投に阻まれ初戦勝利はならなかった。
意地を見せたのは最終七回。エラー、四球で2人のランナーを置いて9番・野坂竜之介(2年)が左中間に2点二塁打を放ち、逆転ののろしを上げた。その後、暴投エラーもあり2点差まで迫ったが、あと1本がでなかった。「チームの特長でもある、つなぎのバッティングができなかった。声だしと全力疾走で日本一を目指す」と本間主将。戦いはこれからだ。
【第2試合以降の3日の結果】
札幌ロイヤルズ 0000000=0
札幌東ベースボールクラブ 000111X=3
(ロ)安田、高橋-室谷
(東)太田-山野川、前田
札幌ウイングス 2004000=6
北海ベースボールクラブ 250022X=11
(札)渡辺-佐々木
(北)佐藤、本田、日野浦、鈴木-伊藤大
北斗ポニー 0000=0
苫小牧ベースボールクラブ 263X=11
(四回コールドゲーム)
(北)荒川、西田-藤澤
(苫)荒谷-佐々木、菅谷
協力:公益社団法人 日本ポニーベースボール協会 北海道連盟