東16丁目、前年覇者に0-1と惜敗 全国3位
◆高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント
▽準決勝 東16丁目フリッパーズ(南北海道)0-1長曾根ストロングス(前年度優勝・大阪府)=(12日・大田スタジアム)
南北海道代表の東16丁目フリッパーズは今大会、投攻守にともに力を発揮して勝ち上がり、初のベスト4入りを果たした。だが準決勝では前年度覇者・長曾根ストロングス(大阪府)の前に、悔しい0-1の惜敗。先発・山中麟翔(6年)は、長曾根打線を七回1安打1失点に抑えるも、長曾根の堅守に阻まれ1点が取れなかった。笹谷武志監督(37)は「悔しいですが、苦しんで苦しんでここまでたどり着き。目一杯戦い、力を出し切れた」と準決勝を戦い終え、全国3位まで登りつめた道のりを振り返った。道勢の全日本学童3位は、6年ぶり3度目。同チームは13日、帰道する。優勝は二年連続6度目となる長曾根ストロングスに決まり今年の小学生の甲子園が幕を閉じた。来年のどさんこの活躍にまた期待が膨らむ。
◆準決勝(12日・大田スタジアム)
長曾根ストロングス(前年度優勝・大阪府)
0001000=1
0000000=0
東16丁目フリッパーズ(南北海道)
(長)斉藤‐浜口
(東)山中‐疋田
▽二塁打:疋田(東)
初の決勝を目指した東16丁目は、準決勝で0-1と惜敗した。四回、一死から2番・小松祐斗(6年)が、右前。続く3番・疋田悠真(6年)も左越二塁打で一死二、三塁と好機を作った。同点、さらには逆転機を演出したが、あと一打が出なかった。最終回にも二死から5番・佐々木涼斗(5年)の左前でチャンスを作ったが、後続が倒れ涙した。しかし今大会、初戦の秋田県代表、二回戦・新潟県代表、三回戦・岡山県代表、準々決勝は高野山旗・決勝で敗れた相手、沖縄県代表を下し、掴んだ勝利は4つ。それはどれも素晴らしく輝いている。「準決勝からの難しさも知った。一方で全国の頂点も見えた。何年かかるかわからないが一度登ってみたい」と熱い思いを明かした。4月30日から始まった全日本学童札幌支部予選、ブロック決勝では石山アトムズ戦(南区)、南北海道大会・決勝の滝川少年野球倶楽部戦(北空知)と接戦を制しての全国出場。全国大会に入ってからもサヨナラゲームを2つ制した。まさにチーム一丸となって遂に掴んだ全国3位の活躍に、頼もしく誇りに思う。
協力:東16丁目フリッパーズ
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