夢はプロ野球選手、栄ゴールデンKの佐光君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、プロ野球選手を夢見て頑張っている札幌・栄ゴールデンキングスの佐光陽仁=はると=君(小学6年)を紹介する。
投手の佐光君は小5の昨年秋、2度目の野球肩が発症して同スポーツクリニックで治療を続けている。
今は完全回復と言ってもいいくらい完治状態にあるが、将来の夢達成を見据えて月1回、フォーム改善とリハビリを兼ねて通院を続けている努力家。
シーズンも終盤に入ってきたが気は緩めない。まだ残っている大会の勝利と、年末に行われるプロ野球12球団対抗戦の「ファイターズジュニアメンバー」に選ばれることを最大の目標に置いて頑張っている。
▽佐光 陽仁(12、6年=投手、ショート、169センチ、49キロ)札幌・栄ゴールデンキングス
169センチと長身だが足も速い。投手で打順は1番、まさにチームのけん引車。
球速108キロ、遠投70メートルの強肩だ。
北海道日本ハムファイターズが主催するサマーキャンプ(雨竜町)で、参加者の中では一番遠くまで飛ばし注目された。
走っては14秒9(塁間)の俊足ぶり。
野球は小学2年から始めた。
潜在能力は高いが、けがには悩まされてきた。
最初に利き腕の右肩を痛めたのは小学4年の時。
治って5年生の秋の新人戦で再発し、その後辛抱強く治療を続けて今は完全に回復した。
この間、努力を惜しまずリハビリを続け、奇策も実行した。
「利き腕の肩が痛ければ、左で投げる」と逆転の発想で猛練習し、けがをはねのけてきた実績は、本人にとっては何物にも代えがたい財産になっている。
佐光君の今季最大の思い出試合は、「はまなす会少年野球大会」2回戦で強豪・篠路キングスネークに完投勝利したこと。
7回を投げ抜き、被安打1の2-1と完ぺきだった。しかも初回、1番先頭打者でセンターへホームランも打った。
投げて先頭打者ホームラン、そうあの大谷翔平と同じ軌跡を刻み込んだ。
プロ野球選手を目指す佐光君にとっては、いつまでも忘れない記憶に残る試合となった。
佐光君のプロ選手の夢を後押しするのは父親の英貴さんだ。
3歳からキャッチボールの手ほどきをし、北海道日本ハムファイターズの試合観戦にも常時連れ歩いた。
佐光君が自然と野球の道へ進んだのもうなづける。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」に通い続けるのも、もちろん治療のためもあるが理学療法士からより正しい投球の仕方を学び、けがをしない選手になってほしい-、という父・英貴さんの願いもありそうだ。
「息子の夢を一生懸命に応援したい」、父子二人三脚の夢取り物語はこれから始まる。
(記者の目・中山武雄)投手で打撃力、走力もあるとなれば今後の楽しみがますます膨らむ。
取材中、父親への信頼感があふれ、野球に対して一直線に取り組んでいる姿が見えて、夢追うさわやかさが感じられた。
潜在能力に加え、持ち前の努力を積み重ねれば夢はつかまえられる。
これからが頑張りどころだ。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者らから厚い信頼が寄せられている。
瀧内院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年、監督ら指導者の人気コーナーになった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリーズ所属当時
▽問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地、北辰ビル2階(東急ハンズの向かいのビル)
問い合わせはmail:info@takispo.jp、℡011-241-8405へ。携帯電話から受付できる「シマフクロウ・コール」もある。
☆診療時間(受付)☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック