【中学クラブチーム訪問】札幌手稲ボーイズ編
1月8日、中学クラブチーム訪問に伺った札幌手稲ボーイズを紹介します。石狩市樽川にある室内練習場で冬季練習に励んでいた。今年の3年生14人は、それぞれ札幌市内及び近郊の高校へ進学希望だそうだ。有澤賢持監督(66)は「三年間やってきた選手たちには、高校での監督、コーチ、チームメイトに可愛がられるようになってレギュラー目指して頑張ってほしい」とエールを送った。新チームは秋の全国予選・準決勝で惜しくも札幌豊平ボーイズに1‐2と惜敗するも、再び夏の全国を目指し、冬季練習に励んでいた。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。また新チーム主将・平山太陽君(2年・緑苑台ファイターズJr.出身)にはチームの特徴や目標を動画で語ってもらいました。
◆選手構成
2年生:17人 1年生10人
【動画】コチラ 冬季練習① 冬季練習② 冬季練習③ キャプテンからメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
札幌手稲、全国へあと一歩と迫る!
昨秋、札幌手稲ボーイズは全国まであと一歩と迫るも能力の高さを見せるも悔しさを残した。昨年の9月17日、苫小牧ボーイズには先制し同点。さらに逆転を許すも粘って最終回同点に追いついた。続く10月2日には全国予選・準決勝で、札幌豊平ボーイズに1点先制するも2点を奪われ逆転された。攻撃では好機はあったが、あと一本が奪えず得点できず涙した。投手陣を中心とした能力は高く、強豪と五分の戦いできる。「投手陣が安定感を見せ余計な点を取られなくなった」と収穫を口にした。「あとは勝負どころで一本」と力を込める。またチーム内競争にも期待したい!「1年生がどれぐらいレギュラー争いに食い込めるか」と期待した。同チームは4月中旬に白老合宿、さらにオープン戦を経て開幕を待つ。
◎有澤監督が、印象深い試合と挙げた札幌豊平ボーイズ戦
「敗れはしたが芹野が頑張って五回まで、主将の平山も投げ良い試合ができた」と振り返った。
第4回日本少年野球秋季北海道選手権大会
(平成28年10月2日、野幌第一)
◇準決勝
札幌手稲ボーイズ
0001000=1
000020x=2
札幌豊平ボーイズ
(手)芹野、平山―宮部
(豊)増田―信岡
~数人の選手を5段階評価~
有澤監督に聞いた
★投手陣では4人の名前が挙がった。有澤監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◇平山太陽投手(2年・緑苑台ファイターズJr.出身)は、コントロール④、スピード⑤、経験⑤、マウンド度胸⑤、スタミナ⑤、信頼度⑤。「投手のみならず、野手としても走攻守と三拍子を極めて欲しい」と期待した。右投・左打。新人戦では打順は3番・投手兼内外野手として出場。身長170cm、体重57㎏。
◇芹野大成投手(2年・南線ファイターズ出身)は、コントロール⑤、スピード③、経験⑤、マウンド度胸⑤、スタミナ④、信頼度④。「投打ともに頑張ってもらいたい」と期待した。右投・左打。新人戦では5~6番・投手兼三塁、一塁手として出場。身長170cm、体重61㎏。
◇石王朝陽投手(2年・双葉ツインスターズ出身)は、コントロール④、スピード⑤、経験⑤、マウンド度胸⑤、スタミナ④、信頼度④。「左の大エースを目指してほしい」と期待した。左投・右打。新人戦では5、6番・投手兼一塁手、外野手として出場。身長179cm、体重68㎏。
◇仲村学人投手(2年・米里バッファローズ出身)は、コントロール③、スピード④、経験④、マウンド度胸④、スタミナ④、信頼度③。「まだフォームにバラツキがある。フォーム改善とスタミナを付けて欲しい」と期待した。左投・左打。新人戦では6番・投手兼外野手として出場。身長171cm、体重62㎏。
★打撃陣では5人の名前が挙がった。投手陣同様、有澤監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◇向平拳斗(2年・金山ファイターズ出身)は、バットコントロール③、長打力⑤、チームバッティング④、ミート力③、勝負強さ④、信頼度④。「チャンスで一本打ってほしい」と期待した。右投・両打。新人戦では5番・捕手として出場。身長176㎝、体重71㎏。
◇遠藤 樹(2年・銭函ボーイズ出身)は、バットコントロール③、長打力③、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ④、信頼度③。「内野の要になってほしい」と期待した。右投・左打。新人戦では1、2番・二塁手として出場。身長161㎝、体重57㎏。
◇橋本虹輝(2年・北発寒エンジェルス出身)は、バットコントロール④、長打力③、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ④、信頼度④。「元気が良いので、ハッスルプレーを」と期待した。右投・右打。新人戦では2、7番・一、三塁手として出場。身長161㎝、体重50㎏。
◇山口雄大(2年・西琴似パンダース出身)は、バットコントロール④、長打力⑤、チームバッティング③、ミート力③、勝負強さ④、信頼度③。「昨年はケガで出場なしだが、チーム一の長身を生かし打線の大砲になって欲しい!」と期待した。右投・右打。身長182㎝、体重81㎏。
◇水野崇也(2年・新川ファイヤーバード出身)は、バットコントロール④、長打力③、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ④、信頼度④。「足も速く外野の要。今春は打撃向上を」と期待した。右投・右打。新人戦では1、2番・中堅手として出場。身長150㎝、体重47㎏。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「度胸」主将・平山太陽選手(2年・緑苑台ファイターズJr.出身)
「昨年、投手をやっている時、相手打者に対して強い気持ちで臨めずコースに投げ切ることができなかった。先ずは気持ちを強気!そして技術的にもレベルアップを目指します」と力強かった。秋季新人戦では主将として3番・投手兼内外野手としてチームをけん引。走攻守3拍子揃ったチームの中心選手。右投・右打、身長170cm、体重58㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋の全国予選準決勝・札幌豊平ボーイズ戦で1‐2で敗れた試合。あと一つ勝てば全国と言う試合だったが、追加点を奪えず逆転負けした」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「桑原怜央(2年・手稲鉄北イーグルス出身)です。もっと声を出せばチームは盛り上がる」と期待した。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「苫小牧ボーイズの園田 翔(2年・新生台イーグルス出身)です。同じキャプテンとしてチームをまとめ自らチームを盛り上げていた。
◆「元気」水野崇也選手(2年・新川ファイヤーバード出身)
「このチームは元気が無い!キャプテン、副キャプテンが中心になって盛り上げていきます」とキッパリ。秋季新人戦では1、2番・中堅手として小柄ながら守備範囲も広く。さらに今シーズンの飛躍に期待したい。右投・右打、身長150cm、体重47㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋の全国予選準決勝・札幌豊平ボーイズ戦で1‐2で敗れた試合。この試合は、敗れはしたが気持ちが入って元気よくできた」と充実した表情を覗かせた。
Q2)チームのキーマンは
「向平拳斗(2年・金山ファイターズ出身)です。元気があってリーダーシップがある」と期待した。
◆「氣」向平拳斗選手(2年・金山ファイターズ出身)
「今年は三年間の集大成。やる気!強気!勝気!気合!すべてに気が入っていますが、みんなで気持ちを一つにして戦う」と力強かった。新人戦では5番・捕手兼一塁手としてチームをけん引。パワーを生かしてバッティングと強肩でチームに貢献します。右投・両打、身長176cm、体重71㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋の全国予選・準決勝の札幌豊平ボーイズ戦。全国が懸かっていた試合、」と肩を落とした。
Q2)チームのキーマンは
「自分です。今、このチームには元気が足りない。持ち味である声を前面に出してチームを引っ張ります」と力強かった。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「札幌豊平ボーイズの増田大貴投手(2年・石山フォックス出身)です。球のキレが良く高めのボール球でもつられて振ってしまうほどいい投手だった」と実力を認めた。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:札幌手稲ボーイズ