【チーム訪問】札幌北リトルシニア球団
17日、札幌市東区丘珠町にある札幌北リトルシニア球団の室内練習場を訪問した。創部43年目を迎える名門が二年前、選手不足から当時江別リトルシニアとの合同チームで存続の危機を乗り越えた。同チームは昨年の秋季新人戦では予選リーグを、2位で突破し決勝トーナメント進出。確実に力を蓄え名門復活を目指す。
チーム訪問は、今シーズンからチームを代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
【選手】
2年:12人 1年:11人 6年:12人
秋季新人戦のリーグ戦では3勝1敗の成績。リーグ2位で決勝トーナメント進出を決めたが、1回戦で札幌南に2-6と敗れる。田中則行監督(49)は「力の差を感じたゲーム」と唇をかんだ。新チームの課題は投手を含めた守備力だと言う。投手では3人の名前が挙がった。先ずは左腕・太田滉大投手(2年・札幌豊平リトル出身)は、球威が持ち味だが課題のフィールディングが急務だ。右腕・加藤光流(2年・あいの里バイソンズ出身)は、チーム1のスピードボールが持ち味。しかし課題は制球力だ。左腕・千田晴也(2年・あいの里バイソンズ出身)は、制球力が持ち味だが課題は七回投げ切る体力と精神面だ。この三人のそれぞれの成長が急がれる。扇の要は、東谷誠大(2年・あいの里バイソンズ出身)は、スローイングの制度も良くなり肩も強くなってきた今後の成長に期待したい。今シーズンの活躍はバッテリーを中心とした守りが大きなカギとなる。
◎第42回秋季全道新人戦大会 兼 第32回麻生自動車学校杯全道大会
(27日・札幌麻生球場)
◆1回戦
札幌南
0022002=6
0100010=2
札幌北
(南)浜田、大磯、山田―幅崎
(北)太田―東谷
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中にいる自分は何をするべきかを問いた。また今シーズンで印象深い試合についても挙げてもらった。
◆「One for all All for one」~全員野球~ 主将・渡辺颯斗(2年・東札幌ジャイアンツ出身)
「チームのスローガンでもある全員野球、全力野球、元気野球の中で、一番大事なことは全員野球のチームプレーだと思う。新人戦では札幌南に敗れたが、今チームはまとまり始めている。まだまだですが、目標は日本選手権で優勝できるようチームワークを作っていきたい」と力強かった。印象深い試合は「秋季新人戦の札幌南戦。先制点を取るが疲れや雨天中断もあり集中力がキレ逆転された。七回裏に二死満塁のチャンスはあったが、ぼくの前で打者で試合終了。打席は回ってこなかった」と悔しがった。秋季新人戦では主将で打順は3番・中堅手としてチームをけん引した。身長168cm、体重60kg。
◆挑戦は「無限大」太田滉大(2年・札幌豊平リトル出身)
「挑戦することに限界は無い!自分で出来ることは何事にも挑戦していこうと思う」と力を込める。印象深い試合は「秋季新人戦の札幌南戦。自分の悪いところが出た試合だった。先発したが、後半体力が無くなり自分のピッチングが出来なかった」と唇をかんだ。身長165cm、体重68kg。秋季新人戦では打順は5.6番で投手兼外野手として活躍した。
◆「夢源」~むげん~池添雄樹(2年・札幌新琴似ウインキーズ出身)
「夢はプロ野球選手!今は夢の土台部分に位置しているが、バッティングでは北海道一のバッターを目指す」と力強かった。印象深い試合は「ゼット旗・札幌東戦。七回表、二死走者なしの場面、代打で出場したが、キャッチャーフライに倒れ試合に敗れた。三年生ともう少し試合がしたかった」と悔やんだ。 秋季新人戦では打順は4番・一塁手兼外野手としてチームに貢献した。身長173cm、体重70kg。
【連絡先】
◆田中監督:090-3776-0304
◆梶浦理事:090-3116ー2534
協力:札幌北シニア球団