【中学クラブチーム訪問】旭川西シニア
中学硬式野球クラブチームの旭川西シニアを11月23日、冬季練習に励む選手たちを取材した。この日は旭川実業高校・室内練習場で冬季練習に励んでいた。新チームの旭川西は秋季新人リーグ戦を6戦3勝1敗2引分で1位通過。しかし決勝トーナメント1回戦で札幌新琴似シニアに4‐9と涙した。この悔しさを忘れず冬季練習を迎えていた。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらいチーム訪問動画では、主将・浅田謙吾君(2年・近文レッドライナーズ出身)が、チームの特徴や目標を動画で語ってくれました。
◆2017秋・旭川西シニアメンバーはコチラ
~武田監督に聞いた~
【選手構成】
2年:13人 1年生:11人
Q1)まずは卒団の3年生3人の進路は?
「旭川市内の私立高校を希望しているものが2人、公立が1人。中々勝てないでいたが、苦労が実りゼット旗で初勝利できたことがうれしかった」と選手たちを労った。
Q2)新チームの特徴は?
「投手を中心とした守りからリズムを作り中軸を中心とした攻撃で得点を重ねるチーム」と秋季大会を振り返った。
Q3)新人戦を終えて課題と収穫を教えてください
「収穫は春から実戦経験のある2年生が主力とし新人戦を迎えゲームを作ってくれた。でも一方で投手陣については佐藤 伯投手一人に頼ってしまった。佐藤に続く第2、第3の投手が出てきてくれれば」と期待していた。
Q4)新人戦で印象深い試合を挙げてください。
「決勝トーナメントで戦った札幌新琴似シニア戦。4‐9と敗れた試合ですが、もう少しやれたかな」と悔しがった。
◆第44回秋季全道新人戦 兼 第34回麻生自動車学校杯全道大会
▽1回戦
(10月1日、野幌総合運動公園第二球場)
旭川西
2001010=4
001035x=9
札幌新琴似
(旭)佐藤、栗田-上木
(札)帯川、棚橋、宮村、山村-疋田
▼本塁打:佐藤(旭)
▼三塁打:古関(札)
▼二塁打:上木(旭)
4人の投手陣と3人の攻撃陣の名前が挙がった
★投手陣では3人の名前が挙がった。武田監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◆佐藤 伯投手 2年・末広野球少年団 右投げ・右打ち
身長:174㎝ 体重:100㎏
新人戦では5番・投手兼三塁手として活躍した。
スピード⇒③ コントロール⇒⑤ 経験⇒④ マウンド度胸⇒④ スタミナ⇒③ 信頼度⇒⑤
~監督から一言~
良くも悪くも試合を作れる選手。大エースを目指してほしい!
◆栗田 凌佑投手 2年・共栄ワンダーズ 右投げ・右打ち
身長:167㎝ 体重:57㎏
新人戦では6番・外野手兼投手として活躍した。
スピード⇒③ コントロール⇒④ 経験⇒③ マウンド度胸⇒④ スタミナ⇒③ 信頼度⇒③
~監督から一言~
最後の夏までにスピードアップを目指し、ひと花咲かせてほしい。
◆久保田 涼太投手 2年・陵雲ファイターズ 右投げ・左打ち
身長:165㎝ 体重:63㎏
新人戦では3番・外野手兼投手として活躍した
スピード⇒⑤ コントロール⇒② 経験⇒② マウンド度胸⇒③ スタミナ⇒④ 信頼度⇒②
~監督から一言~
もう少し制球力を磨き、春までの進化に期待している
◆澤井 圭太投手 2年・末広野球少年団 右投げ・右打ち
身長:163㎝ 体重:58㎏
新人戦では7番・外野手兼投手として活躍した
スピード⇒③ コントロール⇒③ 経験⇒③ マウンド度胸⇒③ スタミナ⇒④ 信頼度⇒③
~監督から一言~
何か一つ、スピードにしろ、コントロールにしろもっと磨いて、投手としての特徴を見いだし特徴をもっと出してほしい
★打撃陣では3人の名前が挙がった。投手陣同様、武田監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◆浅田 謙吾 2年・近文レッドライナーズ 右投げ・右打ち
身長:178㎝ 体重:87㎏
新人戦では主将で4番・一塁手として活躍した。
バットコントロール⇒④ 長打力⇒⑤ チームバッティング⇒④ ミート力⇒④ 勝負強さ⇒④ 信頼度⇒⑤
~監督から一言~
ここで打ってほしいと言う場面で打てる四番を目指してほしい。また下級生からも慕われるようなキャプテンにもなってもらいたい。
◆橋詰 圭汰 2年・近文レッドライナーズ 右投げ・右打ち
身長:162㎝ 体重:54㎏
新人戦では1番・遊撃手として活躍した。
バットコントロール⇒⑤ 長打力⇒③ チームバッティング⇒③ ミート力⇒④ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒④
~監督から一言~
出塁率を上げてチャンスメークして欲しい。
◆上木 海拓 2年・東旭川フェニックス 右投げ・右打ち
身長:163㎝ 体重60㎏
新人戦では2番捕手として活躍した。
バットコントロール⇒④ 長打力⇒③ チームバッティング⇒④ ミート力⇒③ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒④
~監督から一言~
自分を犠牲にできる選手なのでチームバッティングもできる。来春からのチームのキーを握る。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「愛」主将・浅田 謙吾(2年・近文レッドライナーズ)
「愛されるチームになりたい」と力を込めた。
恵まれた体格を生かし、パワー溢れるバッティングで新人戦では4番・一塁手として活躍した。
身長178㎝、体重87㎏。右投げ・右打ち。
Q1)印象深い試合は
「秋季全道大会・決勝トーナメントの札幌新琴似シニア戦。あと一歩で勝てたかもしれない・・・」と悔しがった。
Q2)チームのキーマンは
「8番打者の宮崎祐人。彼が打つとチームは盛り上がる」と期待した。
Q3)秋季新人戦を戦い終えて、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「新琴似シニアの4番・帯川選手。どんな場面でも打てる打者だと思う」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「まだわからない」とキッパリ。
◆「要」上木 海拓(2年・東旭川フェニックス)
「ポジションがキャッチャーなのでキャプテンの様に声を出し、ピッチャーをサポートしていきたい」と力強かった。
新人戦では主に2番・捕手として活躍。捕手としてキャッチングや配球で投手を乗せることができる。
身長163㎝、体重60㎏。右投げ・右打ち。
Q1)印象深い試合は
「秋季全道大会・決勝トーナメントの札幌新琴似シニア戦。序盤は点数の取り合いで緊張した。勝てた試合だっただけに悔しい」と表情を曇らせた。
Q2)チームのキーマンは
「佐藤 伯投手です。一人で投げてゲームを作れる。また自分の構えているところに投げてくれる良いピッチャーです」と全幅の信頼を置く。
Q3)秋季新人戦を戦い終えて、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「函館港西シニアの中村温人選手。打撃ではミート力が良く、守備では守備範囲が広かった」と実力を認めた。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「旭川工業高校」と笑顔。
◆「感」宮崎 祐人(2年・共栄ワンダーズ)
「見ている観客の方々に感動してもらえるような試合をしたい」と目を輝かせた。
守備ではホットコーナーから声でチームに勢いを与える選手。新人戦では7、8番・三塁手として活躍した。
身長164㎝、体重60㎏。右投げ・右打ち。
Q1)印象深い試合は
「秋季全道大会・決勝トーナメントの札幌新琴似シニア戦。自分の中では一番燃えた試合だった。でも負けて悔しい」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「浅田選手。チームの主将で四番を務める人。彼が打つと一番盛り上がる」と期待した。
Q3)秋季新人戦を戦い終えて、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。「新琴似シニアの1番・足達選手。バッティングが良く、打球が早く守っていて怖かった。足も速く良い選手だと思う」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「旭川工業高校」と笑顔。
同チームは冬期間・旭川市近文町にある充実した練習施設『フェニックススポーツセンター』が、チーム専用室内練習場として選手たちの冬季練習を支えている。また加えて1月に「国立大雪青少年交流の家」で合宿を予定。3月には冬季練習の成果を図る意味で道南方面へ練習試合を含む3泊4日程度の合宿も予定している。今秋の悔しさを糧にさらにレベルアップした旭川西ナインの姿を来春の開幕で期待したい!(書き手:大川祐市)
協力:旭川西シニア