日高・門別投手、七回ノーヒットノーランで2回戦進出!

ノーヒットノーランを達成した門別投手
◆第10回全日本少年春季軟式野球大会 兼 北海道中学校軟式野球選抜選手権大会
▽1回戦・日高・平取・富川・門別中学校4-0北見市立北中学校=(6日、深川市民球場)
<注目選手>門別、七回ノーヒットピッチングで2回戦進出
門別啓人投手(2年・JBC日高ブレイヴ出身)が七回、一人の安打も許さないノーヒットノーランを達成した。試合は日高西部地区4校合同の日高・平取・富川・門別中学校が、北見市立北中学校を4-0で下し、2回戦進出を果たした。
0-0で迎えた四回、3番・菊地 晋(2年・JBC日高ブレイヴ出身)、4番・長舩拓夢(2年・JBC日高ブレイヴ出身)の連続安打で無死、二、三塁の好機。続く5番・主将の梶川大佑(2年・JBC日高ブレイヴ出身)が、センターヘ2点タイムリーヒットを放ち先制した。尚も1点を加えこの回、一挙3点を奪い主導権を握った。
五回にも加点し、4-0と北見を突き放し先発・門別を援護した。
加賀荘史監督(35)は「今日は門別に尽きる。攻撃ではキャプテンが先制タイムリーを打ってくれた。次も一戦、一戦しっかり戦うだけ」と投打の中心選手の活躍に指揮官も笑顔を見せた。
同校は7日、2回戦で根室支部代表の根室市立柏陵・啓雲・光洋中学校と対戦する。
◆1回戦
北見市立北中学校
0000000=0
000310x=4
日高・平取・富川・門別中学校
(北)松村、山田(5回)-岩井
(日)門別-菊地
▽二塁打:菊地、門別(日)

1回戦に勝利した日高・平取・富川・門別中学校
◇門別 啓人(もんべつ けいと)

門別投手
門別は「今日は球がはしっていなかった。三回からコントロールを意識したピッチングに変えました。次も一戦、一戦をしっかり戦って全道制覇したい」と意気込んだ。
またピッチングだけではなくバットでも3打数2安打1得点と勝負強さも見せた。
左投げ、左打ち 身長177センチ、体重73キロ
今大会の注目選手。無駄の無い柔らかな投球フォームから繰り出すストレートは、今夏行われた中体連で132キロを計測。
野球は小学1年から始め、小学4年から投手一筋。50M6.9秒、握力左52、右が46と身体能力も高い。
学童野球時代は全道少年軟式野球大会・1回戦の留萌支部の遠別ライオンズ戦で四イニングで12奪三振の記録は凄い。
この初戦勝利の勢いそのままに一気に初優勝も掴んだ。
同年、年末に行われたNPB12球団ジュニアトーナメントに出場した日本ハムJrにも選ばれるなど逸材だ。
家族は両親と3人。
北見北中、好投手の前に涙
先発のエース・松村皇汰投手(2年・中央リトルベアーズ出身)が、三回まで毎回走者を置くも要所を締め無得点で切り抜けていたが四回、連打を許してしまった。五回に山田航之投手(1年・中央リトルベアーズ出身)も2番手として登板するも日高の勢いを止められなかった。
持ち味の打撃を発揮することなく敗れたが、この悔しさを忘れない。
来夏、リベンジしてみせる!
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