北斗BBC、白星好スタート!

好スタートをきった北斗BBCナイン
中学硬式野球のポニーリーグ(一般財団法人 日本ポニーベースボール協会北海道連盟)は4月30日、春季リーグ戦を札幌麻生球場で開幕した。
第二試合に行われた北斗ベースボールクラブと札幌新陽は、北斗ベースボールクラブが札幌新陽を8-1の大勝で下し、勝利を収めた。
北斗は3-1と2点リードで迎えた五回、無死二塁のチャンスで4番・成田颯空(3年・北浜スポーツ少年団出身)が、センターオーバーとなる2点ランニング本塁打を放ち5-1とリードを広げた。
さらに六回に3点、七回に4点を奪い試合を決めた。
投げては堺 幸之進(3年・木古内ジュニアホークス出身)、吉村理玖(3年・本通クラブ出身)、岩本友樹(3年・木古内ジュニアホークス出身)とリレーし札幌新陽打線を2点に抑え勝利に貢献した。
主将の井上瑛太(3年・本通クラブスポーツ少年団出身)は「チームの調子も良く、個人的にもチームバッティングを意識している」とチームも個人も順調な手ごたえを感じていた。

堺投手(北斗BBC)
リーグ戦出場チーム:北斗ベースボールクラブ、北斗ポニー、新陽高校女子硬式野球部、駒大苫小牧女子硬式野球部、ホーネッツレディース
北斗BBC12-2札幌新陽
北斗BBC
2010234=12
0001010=2
札幌新陽
(北)堺、吉村、岩本―成田颯
(新)向井、奥泉―小島
▽二塁打:本間(北)
すでに全国見据える
昨年まで監督を務めていた野田昌樹監督(51)が総監督となり、今シーズンから昨年までコーチだった松尾 全氏(49)が、新監督としてチームをけん引する。
松尾監督は「今年のチームは機動力があるので、持ち味を活かしポニーの日本選手権で上位進出を目指します」と胸を張った。
同チームがすでに全国を意識しているのは現在、ポニーリーグ 北海道連盟としてただ一つのチームのため全国出場は決まっている。
(※実際には北斗ベースボールクラブと弟分の北斗ポニーの2チーム)
ライバルとなるのは、東北連盟・関東連盟・関西連盟・九州連盟・沖縄連盟のチームとなる。
特に関東・沖縄の強豪はレベルが高く、彼らとの対戦をイメージしながらチーム作りを進めているという。
井上主将は「全国の強豪はレベルが高く一つのプレーで流れが変わる怖さがあるが、そこはチーム一丸で一戦必勝で勝ち進みたい」と全国を見据えていた。
また全日本中学野球選手権大会(ジャイアンツカップ)道予選、エスコンフィールドを使用して行う2023ファイターズ・ベースボール・チャンピョンシップFBC-U15にはポニーリーグ代表として出場することは決まっている。
この冬、持ち味を最大限生かすためスタートの姿勢を意識するよう数多くのダッシュを繰り返した。
開幕ゲームでは「春先としては走れた方だと思う」と一定の評価をした。
昨秋は東北ポニー主催大会へ参加し実戦経験を重ね、今春は沖縄大会に出場し、強豪との対戦でポニーのトップレベルも肌で感じることもできた。
同チームは昨年、エースを欠きながらFBC―U15で準優勝と優勝まであと一歩と迫った。
道南から頂点掴んで見せる!
野田氏が日本代表ヘッドコーチへ
前監督の野田昌樹氏が日本代表のU-16クラスでヘッドコーチとして、JAPANのユニフォームに袖を通す。
同氏も日本代表選手選考会から帯同することとなる。
選考は佐賀県のひぜしんスタジアムなどで5月13日から「2023大倉グループインビテーション広澤克実杯 全日本地域対抗選手権大会 兼 日本代表選手選考会」で行われる。
気になる北海道選手は東北連盟と合同で出場することが決まっており、U-16クラスでは北斗ベースボールクラブからは成田颯空(3年・北浜スポーツ少年団出身)と堺 幸之進(3年・木古内ジュニアホークス出身)が。
U-14クラスでは井上瑛太(3年・本通クラブスポーツ少年団出身)と小田桐徠斗(3年・萩野ファイターズ出身)ら4人が大会に参加し、JAPAN入りを猛烈にアピールすることとなる。
大会は、日本・フィリピン・オーストラリア・香港・中国・グアム・インド・韓国の7ケ国1地域の計8チームが出場する東北復興支援2023 第38回PONY League U-16アジアパソフィックゾーンチャンピオンシップトーナメントが千葉県市原市で6月18日に開幕する。
優勝チームはPONY World Seriesへ出場することとなる。
日本は過去、2013年にWorld Championに輝くなど世界一となった。
同チームからは昨年、藤林悠真(現函館大学付属柏稜高・1年)や2019年にはU14に石岡 流音(現函館大・1年)、U16に丸山雄大(現札幌大・1年)らが日本代表入りを果たした。
協力:ポニーリーグ 北海道連盟