東16丁目フリッパーズ、準々決勝で惜敗<高野山旗>

東16丁目フリッパーズ
東16丁目フリッパーズ、準々決勝で惜敗
第29回高野山旗全国学童軟式野球大会
和歌山県高野町で29日に開催された第29回高野山旗全国学童軟式野球大会の準々決勝で、東16丁目フリッパーズは前年度の覇者・新家スターズと激しい戦いを繰り広げたが、7-11で惜しくも敗れた。
6年ぶり2度目の優勝の夢は次回に持ち越されることとなった。
◆準々決勝(29日、高野山ちびっこ野球場)
東16丁目フリッパーズ(北海道)7-11新家スターズ(大阪府)
新家スターズ
1640=11
3400=7
東16丁目フリッパーズ
(四回時間切れ)
(新)庄司、今西、庄司、山田-藤田、庄司、藤田、庄司
(東)坂本、滝花、小薗井-徳田
▽二塁打:松瀬吟、今西(新)、木村(東)
試合は序盤から両チームの攻撃力が火花を散らした。
東16丁目フリッパーズは初回に1点を追う展開から、敵失と四球で無死満塁のチャンスを迎える。
ここで4番・木村侑煌(6年)が右中間へエンタイトル二塁打を放ち、二者が生還して逆転に成功。
さらに、小薗井がスクイズを決め、この回3点を奪った。
しかし、二回には二死走者なしから5安打で6失点を献上。
東16丁目も負けじと4点を奪い食い下がり、試合は7-7の同点となり、応援団は息を呑む展開に釘付けとなった。
三回に入っても、新家スターズの強力打線の勢いを止めることができず、4点を献上。
その4点が決勝点となり、試合の行方が大きく変わった。
フリッパーズは最後まで全力で戦い続けたが、逆転のチャンスをつかむことができず、惜しくも敗北を喫した。
試合後の笹谷武志監督は「力負けです。二回、二死からは一球の怖さ、上に行けば必ず訪れるもの。本気の覚悟がまだ足りなかったんでしょう」と独特の表現でインタビューに答えた。
全国制覇を掲げるにあたり、普段の練習からもっとワンプレイや一球への執着心が必要であり、完成度が求められていると感じていたようだ。
この試合を通じて、チームは貴重な経験を得るとともに、これからのさらなる成長と進化の必要性を痛感した。
東16丁目フリッパーズは、6年ぶり2度目の優勝を目指して挑んだ今大会での惜しい敗北に、悔しさと共に大きな学びを得たに違いない。
チームは30日に帰道する予定で、選手たちはこの経験を糧に、次回の大会に向けて再び気持ちを新たにしていくことだろう。
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◇【29日速報】準々決勝・東16丁目フリッパーズの挑戦<高野山旗>
協力:東16丁目フリッパーズ
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