北発寒ファイヤーズ、初出場で堂々の第3位!全国の強豪相手に奮闘<千葉市長杯>
北発寒ファイヤーズ、初出場で堂々の第3位!
全国の強豪相手に奮闘
第22回千葉市長杯争奪学童野球選手権大会の準決勝が25日、千葉県千葉市のZOZOマリンスタジアムで開催され、北海道代表の北発寒ファイヤーズが千葉ドリームスとの熱戦を繰り広げた。
結果は2-4で惜敗となったものの、初出場ながら堂々の第3位に輝いた。
強豪がひしめく同大会でのこの快挙は、チームにとって大きな自信と成長をもたらした。
試合後、選手たちは地元北海道へ帰札し、その胸に多くの学びと経験を持ち帰った。
◆準決勝(25日、ZOZOマリンスタジアム)
北発寒ファイヤーズ(北海道)2-4千葉ドリームス(千葉県)
北発寒ファイヤーズ
002000=2
10120x=4
千葉ドリームス
(北)内山、宮本-北山
(千)伊藤、石井、井原-大住
▽本塁打:内山(北)、松本(千)
▽三塁打:北山(北)、大塚(千)
初出場ながら躍進!試合の流れを振り返る
北発寒ファイヤーズの選手たちは、全国の舞台で一歩も引かぬ戦いを見せた。
序盤、0-1と1点を追う展開の中で迎えた三回、一死無走者から2番・北山楓(5年)がライトを越える鮮やかな三塁打を放ち、試合の流れを一変させた。
この一打で同点のチャンスを掴んだ北発寒ファイヤーズは、その勢いのまま、3番・内山蓮々(6年)が、レフト線を抜けるランニング2ランホームランを放ち、2-1と逆転に成功した。
逆転劇で勢いに乗るかと思われたが、試合はまだまだ分からない展開が続く。
三回裏、千葉ドリームスの1番・松本大河(6年)が、ライトを越えるランニングソロホームランを放ち、試合は再び2-2の振り出しに戻った。
続く四回、北発寒ファイヤーズは守備のミスもあり、ピンチを招いた。
そのチャンスを見逃さなかった千葉ドリームスは、レフトを越えるタイムリー三塁打で2点を追加し、2-4と逆転された。
最終回、2点を追う北発寒ファイヤーズは、5番・帆苅拓真(5年)と6番・藤田 新(6年)が連続安打を放ち、一、二塁とチャンスを広げるも、続く打者が相手投手陣に封じ込められ、試合はそのまま終了。
選手たちは悔しさの涙を流しながらも、全力を尽くしたことに誇りを持ち、この経験が未来の大きな力になることを信じている。
惜敗に涙するも得たものは大きい
試合後、北発寒ファイヤーズの木下雅博監督(44)は「千葉ドリームスとの試合は、力の差を痛感する場面もあった。正直、コールドゲームになるかもしれないと覚悟していたが、チーム一丸となって一生懸命戦えば、なんとかなるものだということを私も選手も学んだ」と語り、選手たちの健闘を称えた。
また、「内山があの強力打線をうまく抑え、ゲームを作ったことが非常に大きかった。全国の舞台でも通用することができたのは、チーム全体の自信に繋がった」と、投手陣の奮闘を評価した。
さらに、「子供たちは全国のレベルの高い選手たちと試合ができて、大変勉強になったと思う。6年生は残り少ないが、この経験を糧に北海道でもさらに頑張ってほしい。5年生以下の選手たちは、6年生のおかげでこうした強豪チームと対戦する貴重な経験を積むことができた。この経験を生かして、新人戦も精一杯頑張ってほしい」と、未来への期待を込めた言葉を残した。
<発行人>
チームの今後の展望と期待
北発寒ファイヤーズの選手たちは、今回の大会を通じて大きな成長を遂げた。
全国の強豪と対戦し、接戦を繰り広げたことで、技術だけでなく、精神的にも強くなった。
これから迎える北海道での試合や新人戦に向けて、今回の経験を大いに生かして、さらに高いレベルを目指していくことが期待される。
監督やコーチ陣も、選手たちの成長を見守りながら、次なる戦いに向けて準備を進めている。
「全国の舞台での経験は、選手たちにとって非常に貴重な財産になった。これを次のステップに繋げていけるよう、今後も精一杯サポートしていきたい」と語る木下監督の言葉からも、チーム全体が次の目標に向けて前向きに取り組んでいる様子が伺える。
選手たちの奮闘が次なる目標へ繋がる
惜しくも準決勝で敗れた北発寒ファイヤーズだが、その戦いぶりは見る者に感動を与えた。
全国の舞台で強豪相手に一歩も引かぬ戦いを見せた選手たちの姿は、多くの北発寒ファイヤーズ関係者の記憶に深く刻まれたことだろう。
彼らが流した悔し涙は、次なる挑戦への燃料となり、さらなる飛躍を遂げるための原動力となるだろう。
今後も彼らの活躍に期待が寄せられる。
全国での戦いを経て、より強く、より成長した北発寒ファイヤーズの未来に、注目が集まる。
次こそは咲かせてください勝利の華を!
協力:北発寒ファイヤーズ
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