雨中決戦に輝いた人々の温かい心 – 第1回ストライク杯準決勝

雨中決戦で泥だらけのユニフォームとなった選手たち=(9月、ストライク杯)
北発寒ファイヤーズ vs 上江別ブルードリームズ
雨中決戦に輝いた人々の温かい心 – 第1回ストライク杯準決勝
9月15日(日)、札幌市東雁来少年野球場にて、第1回ストライク杯争奪少年軟式野球大会・準決勝「北発寒ファイヤーズ vs 上江別ブルードリームズ」戦が開催されました。
しかし、試合を前日に控えた14日夜から翌朝にかけて、札幌市内も断続的な雨に見舞われ、試合会場である東雁来少年野球場のグラウンドには、ところどころ大きな水たまりができてしまうほどの悪天候に見舞われました。
開催そのものが危ぶまれる事態に直面し、参加チームや関係者は当日の試合開催ができるかどうか不安を抱える状況となりました。
※準決勝・北発寒ファイヤーズ×上江別ブルースターズ戦は後日、ベースボール北海道ストライクで紹介致します。

水抜き作業に汗を流す札幌オールブラックス関係者
しかし、そんな厳しい環境の中、札幌オールブラックスの指導者の皆さん、そして第一試合に出場する上江別ブルードリームズの選手たちの父母の皆さんが、一丸となってグラウンド整備にあたり、なんとか試合が行える状況まで改善してくれました。
その姿は、まさに少年野球の素晴らしさと、地域コミュニティの協力の精神を象徴するものでした。
試合開始後も雨脚は弱まることなく、時折強くなる雨の影響で、何度か試合が中断される場面がありました。
しかし、そのたびに両チームの父母や関係者が協力して水たまりを排除し、選手たちが再びプレーできるように全力を尽くしていました。
最終的に、この日の試合は第一試合のみが開催されましたが、試合を無事に終えることができたのは、関わったすべての人々の献身的な努力のおかげです。
試合そのものも白熱した展開を見せ、未来を担う学童球児たちの奮闘が光りましたが、その背後で見守るすべての人々の温かい心が、雨に打たれるグラウンドで一層輝きを放っていたことを強く感じました。
少年野球を通じて、地域の絆が深まり、助け合いの精神が育まれた瞬間でした。
試合の結果以上に、心に残るのは、人々の連帯と優しさでした。
この場を借りて、すべての関係者に深い感謝を申し上げます。

水抜き作業に汗を流す札幌オールブラックス関係者

水抜き作業に汗を流すチーム関係者