U-15⽇韓親睦野球交流⼤会、北海道選抜が8-0で済州中学校に快勝――グラウンド整備に感謝、国際交流が結ぶ絆

済州国際空港到着時の北海道選抜=(写真・チーム提供)
U-15⽇韓親睦野球交流⼤会、北海道選抜が8-0で済州中学校に快勝――グラウンド整備に感謝、国際交流が結ぶ絆
韓国・済州市で開催されているU-15⽇韓親睦野球交流⼤会で、日本代表の北海道選抜が韓国・済州中学校と対戦し、見事8-0の快勝を収めました。
この大会は、北海道選抜、済州中学校、済州中学校選抜チームの三つ巴の戦いとして行われ、3日には北海道選抜が済州中学校選抜チームと対戦する予定です。
初戦で力強い勝利を収めた北海道選抜は、チーム全員の団結力とプレーの充実を示し、次戦にも期待がかかります。

写真・U-15日韓北海道選抜提供
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◇北海道選抜、日韓親睦の舞台へ──済州島で繰り広げられるU-15野球交流大会に出場
U-15⽇韓親睦野球交流⼤会
日程:11月2、3日
会場:済州総合競技場野球場
◆⽇韓親睦野球交流⼤会・第1戦(2日、済州総合競技場野球場)
日韓北海道選抜8-0済州中学校
北海道選抜
1151000=8
0000000=0
済州中学校
(北)佐藤、大宮、奥住-古谷、寺山
▽三塁打:小山田(北)

写真・日韓北海道選抜提供

写真・日韓北海道選抜提供
積極的なプレーで圧勝、初戦から北海道選抜の強さ光る
試合は序盤から北海道選抜が主導権を握りました。
初回、二回と連続で得点を重ね、試合序盤でリードを確立します。
三回には5得点を挙げる猛攻を見せ、リードを広げた北海道選抜。
全員が役割を理解し、前の塁を狙う積極的なプレーが功を奏しました。
四回を終えて8-0というスコアが示すように、守備でも隙を見せず、済州中学校に反撃の糸口を与えませんでした。
試合後、吉田達也監督は「韓国の協会や相手チームの方々がグラウンド整備をしてくださり、感謝しかありません。韓国での初戦でしたが、選手たちがプレッシャーを感じることなく楽しんでプレーする姿を見てホッとしました」と語り、感謝の気持ちと選手たちへの称賛を述べました。
また、勝因については「1人1人が役割をしっかりと果たし、チームの雰囲気も良かった。積極的に次の塁を狙えたことが勝利に繋がった」と述べ、チームの一体感と選手たちの意欲が勝利の鍵になったと振り返りました。
国際交流の素晴らしさを感じる一戦に
台風の影響で雨が続く中、韓国の協会と済州中学校の協力で試合が実現しました。
グラウンド整備に尽力してくれた韓国側への感謝を、北海道選抜の団長である白谷聡智氏も強く表明しました。
「台風の中、韓国の協会やチームの皆さんが雨の中、グラウンド整備をしてくれました。日本チームの子どもたちのために準備していただき、本当に感謝しかありません。国際交流の良さを改めて感じる一日でした」と語り、友情と国際協力の重要性を実感したと述べました。
北海道選抜は、韓国でのこの経験を胸に、次戦も全員で勝利を目指して戦います。
大会を通して、日本と韓国の選手たちが互いに競い合いながら友情を深め、国際交流の一環として大きな意義を持つ日韓親睦野球交流大会は、両国の未来の野球界に新たな希望を与えています。

写真・U-15日韓北海道選抜提供
協力:U-15日韓北海道選抜