夢は叶う!東川大雪少年野球クラブ、新体制で全国へ挑戦
夢は叶う!東川大雪少年野球クラブ、新体制で全国へ挑戦
小さな町から全国を目指す、学童野球の新たな挑戦が始まった。
地域の枠を超えたクラブチームとして再出発
北海道・東川町(人口約8,000人)。大雪山国立公園の麓に位置するこの小さな町で、学童野球の未来を切り開こうとする動きが注目を集めている。
2024年、新たな方針のもと「東川大雪少年野球クラブ」が地域の枠を超えた選手受け入れを開始。
全国大会への挑戦と子どもたちの成長を目指して活動を本格化させた。
クラブは2つの柱を持つ。
一つは、東川町内の選手を中心とする「東川大雪野球少年団」。
旭川市内大会を主戦場とし、地域に根ざした活動を行う。
もう一つは、町外からも選手も受け入れる「東川大雪少年野球クラブ」。
広域的な視野を持ち、全国大会出場を目指す選手たちの育成に力を注いでいる。
また、クラブを率いる小林弘明監督について後日、深掘りした記事をお届けする予定だ。
★現在、チーム訪問先募集中です!
お問い合わせは大川まで(090-1524-0465)(strikepro.oh@gmail.com)
全国大会へ、新たな舞台での挑戦
その東川大雪少年野球クラブが、早速全国の舞台へと挑む。
12月25日、三重県で開幕する第5回お伊勢さん杯PRIDE JAPAN全国選抜学童軟式野球大会に、北海道代表として出場することが決定した。
代表権は、北海道チャンピオンシップ協会主催のスーパートーナメントでの上位入賞で獲得したものだ。
チームを率いる主将の藤村優太選手は「学童野球として最後の大会。全国優勝を目指して全力で戦います」と力強く語る。
同クラブには藤村主将を含む3人の選手が、選抜チーム「Asahikawa east」にも選ばれており、個々の実力の高さにも期待が寄せられている。
遠方からも集まる熱意と信頼の指導力
東川大雪少年野球クラブの最大の特徴は、選手の受け入れ範囲の広さです。
苫前町や占冠村など、片道2時間以上かけて通う選手もおり、そこまでの熱意を生む理由は、指導の質の高さにあります。
キャッチボールやバッティングなど基本技術の徹底指導はもちろん、選手一人ひとりの才能を引き出すことに注力しており、指導者である小林弘明監督の存在がこのクラブの大きな魅力となっています。
小林監督は東川町立小学校の教員としてのキャリアを持ち、20年近くにわたり学童野球に情熱を注いできた人物です。
「野球を通じて、仲間と夢を共有し、挑戦しながら成長していく場を提供したい」と語る小林監督は、地域の子どもたちの未来を切り開く立役者として信頼を集めています。
さらに、小林監督の指導のもとで優秀なスタッフが6名揃っていることも、東川大雪少年野球クラブの大きな強みと言えるでしょう。
新しい仲間と共に夢を追いかける
東川大雪少年野球クラブは、野球が好きで、もっと上手くなりたい子どもたち、仲間と共に大きな目標に向かって挑戦したい子どもたちを歓迎している。
練習は東川町の東川ゆめ公園野球場で行われ、冬季は町内の室内練習場を利用。
随時体験練習も受け付けており、野球を始めたい、もっと極めたいという思いを持つ子どもたちにとって理想的な環境だ。
「夢は叶う」を合言葉に、全国制覇を目指す東川大雪少年野球クラブ。
新しい仲間との出会いと、野球を通じての成長を心待ちにしている。
こんな子どもたちを待っています!
- 野球が好き、もっと上手くなりたい子どもたち。
- チームプレーを通じて仲間とともに成長したいと考えている子どもたち。
- 全国大会など、大きな目標に向かって挑戦したい子どもたち。
対象年齢:小学校1年生~6年生
練習場所:東川町立東川小学校グラウンド(冬季は町内の体育館などを利用)
<選手>
6年=5年
5年=9人
4年=5人
3年=10人
2年=7人
1年=5人
年長=2人
全団員=42人(2024年12月1日取材時)
<活動>
平日:月・水・金曜日(17時から)
(6.5.4年)
月=17~19時
水=17~20時
金=17~20時
(3.2年)
火=17~19
木=17~19
土日:シーズン中は8~13時 あるいは12~16時
(4~5時間)
未来の仲間へ、監督からのメッセージ
「子どもたちが野球を通じて、仲間と夢を共有し、挑戦しながら成長していける場を提供します。勝利の喜びだけでなく、仲間との絆や自分を高める努力の価値を感じてほしい。ぜひ一度、体験に来てください!」(監督・小林弘明)
お問い合わせ・体験練習のご案内
お問い合わせ先:東川大雪少年野球クラブ 監督 小林 弘明
電話番号:090-9430-4206
メールアドレス:higashikawataisetsu@gmail.com
体験練習日程:随時受付中!(事前連絡をお願いします)
「夢は叶う」を合言葉に、東川大雪野球少年団で新しい仲間を待っています!ぜひ、一緒に新たな一歩を踏み出しましょう!
新チーム始動!目指すは全国制覇と選手の未来
大切な時間を共有し、夢を追いかけるチームへ
次のシーズンに向けて新たにスタートした新チーム。
彼らは全国大会への挑戦とともに、勝利だけではない、選手一人一人の成長と幸福度を追求したチームづくりを目指している。
新キャプテンを中心に、攻守両面での強化を図るチームの特長や課題を紹介する。
戦略的攻撃力と堅実な守備が武器
新チームの強みは、理論的な戦略と徹底した練習による総合力の向上だ。
攻撃面では、座学を通じて各選手が状況に応じた役割を理解し、一丸となって1点を奪う戦略が身についている。
さらに、冬場の練習で鍛えた力強いスイングにより、どの打順からも得点を狙える打線が期待される。
加えて、1人2進塁を意識した超積極的なベースランニングが相手守備を翻弄する。
守備面では、4人の投手(中川、小林、山田、井出)を中心に最小失点で試合を進める計算が立つ。
また、ランナーを出す場面を想定した練習が功を奏し、どんな状況でも目標を持ってプレーする姿勢が特長だ。
投げ方指導にも力を入れており、多くの選手がキレイなフォームで力強いボールを誇る。
次なる高みへ――攻守の強化で飛躍を誓うチームの挑戦
攻守ともに一定の完成度を見せるチームだが、次のステップとして課題も浮き彫りとなっている。
攻撃では、コースに投げ分ける投手や緩急のある投球に対応するスイング力のさらなる向上が求められている。
守備では、投手陣が2ストライクまで追い込むスピードの向上や、球際の強さ、そして攻守交代時の美しい走り方も課題として挙げられている。
<チームの特徴(10段階評価)>
攻撃力:6
機動力:7
守備力:6
投手力:7
層の厚さ:6
精神力:8
チームワーク:7
勝負力:8
適応力:8
戦略力:7
総合評価:71
新キャプテン・小林良真、チームを導く
東川小学校出身の小林良真選手(5年)が新チームのキャプテン。
小林監督は彼について「明るく素直で、人を思いやる心を持つリーダー」と評し、プレーヤーとしても「走攻守すべてにおいてセンスを感じさせる」と絶大な信頼を寄せる。
彼の持ち味である力強いストレートと美しいスイングが、チームを勝利へと導く原動力になるだろう。
スローガン「夢は叶う!ベストラン!
新チームのスローガンは「夢は叶う!ベストラン!」。
大人が堂々と「夢は叶う」と語れる場所を作り、子どもたちの可能性を最大限に広げたいという思いが込められている。
全国大会への挑戦を通じ、子どもたちは勝利以上の価値を手にすることになるだろう。
主力選手たちが鍵を握る次のシーズン
- 攻撃力の要:中川一優(5年)― チーム随一のバットコントロールと得点力で打線の軸を担う。
- 機動力の要:駒場陽向(5年)― 一瞬の判断力で次の塁を狙い、チームの躍動感を生む存在。
- 守備力の要:井出卓(5年)― 捕手としての安定感と投手としての活躍で守備を支える要。
- 精神力の要:山田眸月(5年)― 責任感を背負い、逆境をチームの力に変えるゲームリーダー。
「巻き戻せない時間」を大切に、挑戦の新シーズンへ
新チームは、「2度と巻き戻せない大切な時間」を共有しながら、勝利と選手一人ひとりの幸福を追求していく。
単に試合に勝つことだけが目的ではなく、選手たちが野球を通じて得られる経験や成長、そして仲間との絆を何よりも大切にしている。
そのために、監督やコーチ陣は選手たちの潜在能力を最大限に引き出す指導を心がけ、時には励まし、時には厳しく接することで、一人ひとりが自信を持って前進できる環境を整えている。
来シーズン、新チームは再び全国大会の舞台で輝くことを目指し、日々の練習に励む。
選手たちはチームとしての目標達成はもちろん、自身の成長と仲間との深い絆を感じながら、1日1日を全力で駆け抜けていく。
試合の勝敗を超えた「特別な時間」を共有し、次のステージへ進むための挑戦が始まっている。
<発行人>
監督・小林弘明氏という指導者の情熱で
選手たちの成長を第一に考える小林弘明監督。
その指導方針には、深い情熱と明確なビジョンが息づいている。
「子どもたちの可能性に蓋をしない」「夢は叶うということを、大人が堂々と伝える場所を作る」。
小林監督が掲げるこれらの言葉には、単に野球の技術を教えるだけでなく、選手一人ひとりの心を育み、夢に向かう力を与えるという強い決意が込められている。
指導の中で特に重視しているのは「言葉の力」。
子どもたちに劣等感を与えるのではなく、前向きな姿勢で取り組ませるためにどんな言葉を選ぶべきかを常に考えている。
「ダメ」ではなく、「こうしよう」という言い方をすることで、選手たちの心に火を灯し、自分で考え、行動する力を養う。
このポジティブなアプローチが、選手たちの成長を支え、より良いチーム作りに繋がっている。
また、小林監督のもう一つの信念は、「野球を通して子どもたちの世界を広げること」だ。
全国大会という大舞台に立つことで、他県のチームと対戦し、行ったことのない場所でプレーする機会を得る。
これらの経験は、選手たちにとって「お金では買えない価値」を生み出し、自信をつける重要な要素となる。
野球を通じて得た自信は、中学、高校、大学、社会人になっても彼らを支え続けるだろう。
こうした情熱と哲学が浸透した新チームは、単に技術を磨くだけではない。
選手たちにとって「特別な時間」を共有し、仲間との絆を深める場所でもある。
来シーズン、再び全国大会の舞台で輝くことを目指して、日々の練習に励む彼らの挑戦が始まった。
勝利を目指すだけでなく、一人ひとりの幸福度を高めるチームづくりの下、彼らは夢に向かい進んでいく。
「2度と巻き戻せない大切な時間」を共有する新チームの歩みが、始まっている。
今回、取材にご協力いただいた東川大雪の小林弘明監督について、チームの取材を通してその人物像にも大変興味が湧き、監督ご本人への取材も行いました。
その内容については、後日「ベースボール北海道ストライク」にて詳しくご紹介させていただきます。
協力:東川大雪少年野球クラブ