逆転劇で勢いをつかむ北海道選抜!準々決勝へ挑む

第21回西日本選抜学童軟式野球倉敷大会・組合せ表
逆転劇で勢いをつかむ北海道チャンピオンシップ選抜!準々決勝へ挑む
大会2連勝でベスト8進出、岡山選抜との熱戦へ期待
岡山県で12月14日に開幕した第21回西日本選抜学童軟式野球倉敷大会で、北海道代表の北海道チャンピオンシップ選抜が井笠選抜を4–3で下し、見事ベスト8進出を果たした。
次戦の準々決勝では、強豪・岡山選抜との対戦が決まり、勢いに乗る北海道選抜がさらなる熱戦に挑む。
◆3回戦(水島緑地福田公園野球場)
北海道チャンピオンシップ選抜4-3井笠選抜ドリームス
井笠選抜
003000=3
000301=4
北海道選抜
(井)菰口-平林
(北)岩井、佐藤柊-星
▽三塁打:平林(井)、佐藤優(北)
▽二塁打:川上(井)

サヨナラ勝ちの瞬間、湧き上がる北海道選抜ナイン=(写真・チーム提供)
北海道選抜、逆転勝利で3回戦突破!
北海道チャンピオンシップ選抜は、三回に0–3とリードを許す苦しい展開を迎えたが、四回に一気に反撃を開始。
まず、3番・内山蓮々(6年・北発寒ファイヤーズ)がセンター前ヒットで流れを作ると、4番・岩井力也(6年・名寄南クラブ野球少年団)がライト前ヒットで続き、一死一、二塁のチャンスを演出。
ここで5番・中嶋優心(6年・永山西クラブ)に代わって代打・佐藤優成(6年・屯田ベアーズ)が起用され、レフト線を破る2点タイムリー三塁打を放ち、さらに6番・星龍之介(6年・名寄南クラブ野球少年団)のレフト前タイムリーと4連打で3-3の同点に追いついた。
迎えた六回裏、先頭の岩井がレフト前ヒットで出塁し、勝負の場面が訪れる。
前の打席で2点タイムリーを放っている5番・佐藤優が打席に向かうと、向井拡充監督から呼び止められ「バントできるか?」と問われると、佐藤優は力強く「できます」と答えた。
佐藤優は初球で一塁線への完璧なバントを決め、相手捕手の送球が一塁走者に当たる間に岩井が一気にホームを陥れ、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

打席に向かう前、アドバイスを送る向井監督、佐藤優=(写真・チーム提供)

決勝打となるバントを決めた佐藤優(北海道選抜)=(写真・チーム提供)
投手陣の奮闘が光る
先発した岩井は三回に3点を許したものの、四回以降は要所を締める粘りの投球を見せた。
五回から登板した佐藤柊真(6年・苫小牧飛翔スワローズ)は、得点圏に走者を背負いながらも得点を許さず、試合の流れを北海道選抜に引き寄せた。
堅実な守備と果敢な攻撃が噛み合った北海道選抜の戦いぶりは、次戦への期待を高めている。

粘りの投球を見せた岩井投手=(写真・チーム提供)

2番手で登板し、主導権を渡さなかった佐藤柊投手=(写真・チーム提供)
向井監督の手応え
試合後、向井監督は「大会には60%の仕上がりで臨みましたが、この2連勝で90%まで勢いがついた。明日の準々決勝と準決勝を勝ち抜き、120%の状態で決勝に挑みたい」と力強く語った。
北海道チャンピオンシップ選抜は15日に行われる準々決勝で強豪・岡山選抜に挑む。
ベンチ入りの18人全員を起用しての逆転勝利。
これで勢いがつかないわけがありません!
最高の形で次戦に臨む北海道選抜。
熱戦にさらなる注目が集まります。
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協力:北海道チャンピオンシップ選抜(岡山大会)