日高リトルシニア・中川翼、甲子園常連・八戸学院光星へ!

八戸光星高へ進学する中川(日高)=(写真・2月11日、チーム訪問時より)
日高リトルシニア・中川翼、甲子園常連・八戸学院光星へ!
最速132キロ右腕が名門で挑む新たな舞台
北海道の日高リトルシニアで活躍した中川翼が、甲子園常連校・八戸学院光星高等学校への合格を果たした。
春夏合わせて23回の甲子園出場を誇る同校は、全国から有望選手が集まり、総勢120人以上の部員が熾烈なレギュラー争いを繰り広げる。
昨年の北ガス杯では最速132キロを記録し、強肩と力強い投球で注目を集めた中川。「一人ひとりの意識が高く、環境も整っている」と進学を決め、早期のベンチ入りと甲子園出場を目指し、新たな挑戦をスタートさせる。
〇中川 翼(なかがわ つばさ)
3年・様似野球スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
174センチ、90キロ
球種はストレート、カーブの2種類。
北海道の日高リトルシニアで才能を開花させた中川翼が、全国屈指の強豪校・八戸学院光星高等学校への進学を決めた。
同校は春夏合わせて23度の甲子園出場を誇り、多くのプロ野球選手を輩出する名門。
部員数は120名以上にのぼり、全国から集まる精鋭たちと熾烈な競争を繰り広げる。
そんな環境に飛び込む中川は「一人ひとりの意識が高く、環境も整っている」と語り、高いレベルの中でさらなる成長を目指す。
中川の野球人生は決して平坦なものではなかった。
兄の影響で小学1年生から様似野球スポーツ少年団で野球を始めたものの、小学2年生で一度競技から離れた。
しかし、兄が高校野球で懸命に努力する姿に刺激を受け、中学1年生で野球に復帰。少年野球の経験がほぼなかったにもかかわらず、持ち前の身体能力と努力で急成長を遂げ、日高リトルシニアの主力選手となった。
彼の最大の武器は、その強肩とパワフルな投球だ。
昨年、苫小牧市のとましんスタジアムで開催された北ガス杯では、最速132キロを記録。
北海道内でもトップクラスのスピードを誇り、投手としての将来性が注目される存在となった。
加えて、野手としての強肩を生かしたプレーも光り、投打での活躍が期待されている。
八戸学院光星といえば、読売ジャイアンツの坂本勇人選手、東京ヤクルトスワローズの武岡龍世選手、千葉ロッテマリーンズの田村龍弘選手や八木彬選手など、多くのプロ野球選手を輩出した名門校。
全国から集まる才能豊かな選手たちと競い合うことは容易ではないが、中川は「春から一生懸命やって、何とか早くベンチ入りできるよう母に恩返ししたい」と決意を新たにしている。
甲子園常連校での挑戦は始まったばかり。
高いレベルの環境でどこまで成長できるのか。北海道の逸材が、新たなステージで全国の頂点を目指す。