サッカー一筋、羊ケ丘病院・小田さんの誇り
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)の1月の「院内で見つけたアスリート」は、同病院リハビリテーション科のスタッフ、小田航平さん(24、理学療法士)を紹介する。サッカー一筋、小学3年生からチームの司令塔フォワード(FW)で活躍してきた。羊ケ丘病院のフットサル部にも所属し、昨年の病院対抗戦で優勝、MVPに輝く活躍を見せた。今季も優勝を目指し若手のリードオフマンとして張り切っている。
▽小田 航平(羊ケ丘病院・理学療法士、24=172センチ、65キロ)スポーツ歴・サッカー:釧路・富原サッカー少年団-富原中サッカー部-釧路湖陵高サッカー部-札医大サッカー部-羊ケ丘病院フットサル部
2014年4月に羊ケ丘病院に就職、今年3年目を迎え仕事に、スポーツにますます磨きがかかってきた小田さん。ほかのスポーツには目もくれず小学3年生からサッカーに打ち込み、小学5年時の新人戦では全道大会3位、高校でも地区大会で優勝し高体連全道大会に出場する活躍をした。
この地区大会優勝は小田さんにとってはサッカー選手として忘れられない1ページになっている。サッカー部の顧問の先生はいたが、練習から出場メンバー決定まですべて選手たちの自主性に任せてもらい、キャプテンのもとにチーム一丸となって勝利したことだ。小田さんもフォワードとしてチームをけん引し3年ぶりの優勝に貢献、全道切符をもぎとり、これまで経験したことのない満足感を味わった。「僕の一番の誇り、一生忘れられないシーンでした」。全道大会は北見緑陵高に0-1で惜敗したが、負けて悔いなしの気分だったに違いない。
羊ケ丘病院ではフットサル部に入部、昨年の病院対抗戦で優勝し、最優秀選手になった。全試合フル出場(6試合、3得点)し、羊ケ丘病院の若手パワーを存分に見せつけた。「まだ若いので、体を鍛え直して今度はサッカーで病院大会で優勝したい」と張り切る。
仕事も意欲十分だ。「理学療法の可能性を追求し、治療範囲が広がればと願っている。そのためには新たな知識を吸収し、常に挑戦する気持ちを持っていたい」。症状が良くなり患者の笑顔をもらった時が「一番うれしい」と、リハビリ担当のやりがいを感じている24歳だ。
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩7~8分の恵まれた立地条件の「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目、厚別消防署向かい)は、札幌市内はもちろん近郊市町村からの通院、入院患者も多く、整形外科の専門病院として、まさに地域医療の拠点になっている。肩・ひじ・手・首など部位別の専門ドクターが配置されているほか、リハビリテーション科には60人弱の理学・作業療法士がリハビリを担当するなど、その充実した医療内容は評判を呼んでいる。
病院長の岡村健司医師は肩鏡視下手術5000例の実績を誇る全国トップクラスの肩障害治療の専門医。当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でもおなじみのドクターで、自身も高校球児で活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い体験を持ち、患者の立場になって治療できる医師としても人気が高い。また、理学・作業療法士の大半が学生時代には野球、サッカー、バレーボール、テニス、スキーなどのアスリート経験者で、こちらも患者の気持ちがわかる治療者だ。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
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取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院