【チーム訪問】日高リトルシニア球団
24日、旧浦河第一中学校体育館で冬季練習に励む日高リトルシニア球団を訪問した。昨年の秋季新人戦では、札幌大谷リトルシニアに敗れるも8強と活躍を見せ確実に実績を積んでいる。浦川 聡監督(50)は「今年のチームは図抜けた選手はいないが、真面目な選手が多くシーズンが楽しみ」と開幕を待ちわびた。
チーム訪問は、今シーズンからチームを代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
【選手】
2年:7人 1年:14人 6年:8人
日高は、昨年の秋季新人・リーグ戦で3勝1敗の2位で、決勝トーナメント進出。1回戦・札幌豊平東を五回コールドゲームの8-0と下し、勢いに乗った。しかし続く2回戦・札幌大谷シニアに1-8と大敗で涙した。8強の成績にも悔しさが残った。それは日高本来のチームワークが発揮できず「対戦前から気持ちで負けていた」と浦川監督。同チームの上位進出には、投手陣の活躍が必要だ。左腕エース・真下空良(2年・荻伏野球少年団出身)は、北海道選抜メンバーにも選ばれ、台湾での活躍がより一層自信につながった。直球と変化球のコンビで打たせて取るピッチングにも安定感が出てきた。2番手・小國 懸(2年・静内ホワイトスターズ出身)は、気持ちを前面に出す本格派右腕。どんな投球を見せるか期待が高まる。3人目・原田航介(1年・様似野球少年団出身)も将来性の高い右の本格派、さらなる成長に期待したい。
攻撃では3番・福島泰史(2年・門別本町野球少年団出身)は、好打者で俊足。秋から体も大きく成長して今シーズンは長打も期待が懸る。6番・野澤晴人(2年・えりも新栄野球スポーツ少年団出身)は、思い切りが良くフルスイングが持ち味。チームの雰囲気を一新する明るさも兼ね備える。
最大の武器「チームワーク」を引っ提げてつなぎのバッティングができた時、日高の躍進は見えてくる。同チームは、3月下旬から練習試合を行い実戦での調整を重ね、開幕を待つ。
掴んでみせる夢舞台。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中にいる自分は何をするべきかを問いた。また今シーズンで印象深い試合についても挙げてもらった。
◆「走攻守」主将・小國 懸(2年・静内ホワイトスターズ出身)
「走るのも打つのも守るのも全部全力で!走攻守が、かみ合ったプレーを目指す」と力強かった。印象深い試合は「秋季リーグでの室蘭戦。みんなで団結して最後まで戦った試合で延長十回、一死一二塁でセンター前ヒットを打てた」と白い歯を見せた。新人戦では打順は4番で、三塁手兼投手としてチームをけん引。身長170cm体重57kg。
◆「無敗の投手」真下
「昨年は、先発しても立ち上がりが悪くチームに迷惑をかけた、今シーズンは負けない投手を目指す」と今季に懸ける思い相当だ。印象深い試合は「秋季リーグ1戦目、北広島戦。自分が先発して初回、4失点と流れが相手チームにいってしまい敗れた試合。今年はリベンジしたい」と熱い思いを明かした。新人戦では打順は5、6番で、投手として活躍。身長171cm体重66kg。
◆「フルスイング」野澤
「フルスイングでチームを盛り上げたい」と意気込んだ。印象深い試合は「秋季新人戦、決勝トーナメント2回戦・札幌大谷戦。1-8とコールド負け、個々の力、チーム力と共に圧倒的な力を見せつけられた」と悔しがった。チーム1の努力家は新人戦では打順6番、レフトで活躍。フルスイングの「グ」が収まりが悪いのは、体勢を崩してもフルスイングを強調していた。身長174cm、体重68kg。
【お問合わせ】
日高リトルシニア球団事務局
◎真下 090-3018-0595
◎浦川 090-1647-7659
協力:日高リトルシニア球団