札幌北広島、三年ぶり3度目V
アシックス旗争奪第25回春季全道大会
日本少年野球連盟北海道支部主催の「アシックス旗春季北海道大会」準決勝、決勝の3試合が5月1日、札幌麻生球場で行われた。決勝は寒空の中、投打がかみ合った札幌北広島ボーイズが決勝で札幌豊平ボーイズを6‐0で下し、3年ぶり3度目の優勝を果たした。最優秀選手には札幌北広島ボーイズ・橋本 開(3年・千歳CSライズ出身)が受賞した。
▼決勝(1日・麻生球場)
札幌豊平ボーイズ(A)
0000000=0
102300x=6
札幌北広島ボーイズ(A)
(豊)佐々木、西正―中里
(北)松本-今井
▽三塁打:川村、松本、中川(北)
▽二塁打:橋本(北)
投打がガッチリ
春一番で札幌北広島が完勝劇を演じた。背番号13が、麻生で輝きを放つ!先発左腕・松本健太郎(川沿キラーズ出身)が、ストレートとチェンジアップで札幌豊平ボーイズ打線を翻弄した。コーナーに決めるストレートに加えシンカー気味に落ちるチェンジアップが打者の芯を外し凡打の山を築いた。山田 徹監督は「ノーエラーと2つのゲッツーが大きい。バッティングはこの冬、力を入れてきた。守備も相乗効果」と完ぺきな戦いを繰り広げた選手たちと喜んだ。投打が、ガッチリかみ合った勝利だ。
初回、チームをけん引する川村康輔主将(東部カープジュニア出身)の中前を足がかりに4番・今井遥斗(3年・千歳CSライズ出身)の中前適時打で優勝への幕が開けた。続く三回、川村と5番・橋本の適時打などで2点。さらに四回には代わった西正真也(2年・石山アトムズ出身)から3点を奪い試合を決めた。札幌北広島打線は鋭い打球が印象的だ。開幕の“アシックス旗“をつかんだ自信で夏の栄誉もつかんでみせる。
分けた序盤の攻め
1点を追う札幌豊平は三回、二死から1番・高野実月(3年・真栄ボーイズ出身)、我妻幹太(3年・羊ヶ丘ブルースターズ出身)の連続右前打で好機を作るも後続が倒れ無得点。四回には4番・佐々木 生(3年・月寒アパッチャーズ出身)が、左前で出塁するも敵野手陣の鉄壁の前に好機の目を積んだ。代わった西正投手も五回以降立ち直り本来のキレのあるストレートで抑え光明を見せた。
次こそは咲かせて下さい勝利の華を!
▼準決勝
札幌豊平ボーイズ(A)
0100002=3
0000000=0
札幌石狩ボーイズ
(豊)寺岡、増田‐中里
(石)越智、大滝‐片岡
▽本塁打:寺岡(豊)
▽二塁打:佐々木、清藤(豊)
函館ボーイズ
0000000=0
000010x=1
札幌北広島ボーイズA
(函)對馬‐坪田
(札)橋本‐今井
▽二塁打:坪田(函)
【表彰選手】
最優秀選手賞:橋本 開 (札幌北広島ボーイズ-CSライズ出身)
優秀選手賞:松本健太郎(札幌北広島ボーイズ-川沿キラーズ出身)
優秀選手賞:高野実月(札幌豊平ボーイズ-真栄ボーイズ出身)
優秀選手賞:片岡慎一郎(札幌石狩ボーイズ-大栄クーガーズ出身)
打撃賞:大中健輔(札幌北広島ボーイズ-西の里カープジュニア出身)
ホームラン賞:寺岡昴信(札幌豊平ボーイズ-真栄ボーイズ出身)
協力:(公財)日本少年野球連盟北海道支部