<2024チーム訪問>北空知深川シニア
2023年度チーム訪問・第18弾は中学硬式野球の北空知深川リトルシニアへ1月14日に伺ってきました。
創部2021(令和3)年、今年で4年目を迎える北空知深川へ初めてチーム訪問。
選手は空知管内だけに留まらず苫前町、増毛町、旭川市からも足しげく通う。
冬季間のメーン練習場は妹背牛農業者トレーニンングセンター(室内練習場)、夏季は深川市民球場をメーン球場として使用するなど環境面も充実していた。
監督には札幌新琴似リトルシニアから東海大学附属第四高等学校(現東海大札幌高)で投手として活躍した札幌市出身の三嶋友希氏(40)が、創部当時からチームをけん引する。
昨年は結成3年目にして1、2年生大会の「マツダボール旗」で、初の全道制覇も成し遂げた!
秋季全道大会では予選リーグを5勝0敗の1位通過をするなど確実に力をつける。
新チームをけん引する野呂佳佑主将(芦別ジュニアスターズ出身)と投手陣3人に話を聞いた。
スイングスピード企画では選手全員が挑戦した。
◎3年生の主だった成績
〇=道内大会、★=全国及び道外大会
〇第32回春季全道大会兼第25回ミズノ旗争奪全道大会
Gブロック:2勝1敗・1位
決勝トーナメント:2回戦
〇第51回日本選手権北海道大会:2回戦
〇第8回北ガス杯全道大会:準々決勝
〇第45回 全道選手権大会兼第21回ゼット旗杯全道大会:3回戦
◎3年生の注目進路
3年生:15人
私立では札幌大谷、駒大苫小牧、クラーク記念国際、旭川龍谷。
他公立校へ進学希望。
-三嶋友希監督からメッセージ-
一期生の3年生15人は、一人も辞めることなく三年間、頑張りました。
高校野球では4月からメンバー入りするくらい頑張ってほしい。
応援してます!
<新チーム(2年生以下)主な成績>
〇第10回マツダボール旗杯全道大会:優勝
〇第3回石垣市長杯・1年生大会北海道予選会:1回戦
〇第50回秋季全道大会新人戦兼第40回麻生自動車学校杯
Cブロック:5勝0敗 1位
決勝トーナメント:2回戦
<活動>
-冬期間-
平日練習:火・木 or 水・金(妹背牛トレーニングセンター)
土日祝日:3時間(空知管内屋内施設)
-夏季間-
平日練習:深川市民球場(ナイター照明付き)17:30~21:00
土日祝日:大会等 9:00~15:00
<団員>
2年=8人
1年=11人
6年=10人
<費用>
入団金:10,000円
団 費:10,000円
マイクロバス利用の場合は都度1,000円
<主だった遠征先>
〇日高遠征(3月)
★現在も団員募集中
お問合せは下記までお待ちしております。
監督 三嶋 友希
090-7656-0616
<主将にインタビュー>
〇野呂 佳佑(のろ けいすけ)
2年・芦別ジュニアスターズ出身
右投げ、左打ち
173センチ、60キロ
秋は5番・捕手として出場。
家族は両親と姉と妹の5人。
-三嶋友希監督のメッセージ-
性格的には素直で芯がありとても良い。
捕手としてもメキメキと力をつけてきていますが、完成しているという感じではなく、まだまだ伸びしろが多いので楽しみです!
打者としてはチームの中心としての活躍を期待しています。
まだまだ経験が足りないので、一球一球自分のスイングを出来るように準備をして欲しいです!
新チームのキャプテンになってから、良く考え行動している事に感心します。
今取り組んでいる事を継続して頑張って行って貰えればと思います。
Q1)普段やっている自宅でのトレーニングはありますか?
A)素振り
余談だが自宅のある芦別市から冬季練習が行われる妹背牛農業者トレーニングセンターまでは車で片道1時間。
こんな環境で野球をやらせてもらっていることへの家族への感謝の表れからか、自宅では風呂掃除や雪かきや時には晩御飯の支度をするなど何とも孝行息子な野呂主将。
「少なからず家族に迷惑も掛けているので」と照れ笑いを見せながらインタビューに答えてくれた。
Q2)キャプテンから見た新チームはどんなチームですか?
A)良い意味で学年の壁が無いところ。
思っていることが言える環境にあると思う。
みんながストレスなく野球をやれていると思う。
Q3)チームの課題は?
A)もっと選手間で集まった時、試合に出てる出ていない関係なく!
プレーの確認を言い合える仲間にしたい。
Q4)課題克服の為、どんなことをされていますか?
A)自分ばかりではなく、もっと他の選手達に発言の場を設けるなど工夫したい。
例えばランニングの声出し、キャッチボールの声出し、みんなの前で話す機会を増やしチーム内でもっと活性化していきたい。
Q5)昨秋、一番印象深い試合は何戦ですか?
A)秋季全道大会・旭川北稜戦
▽深川市民球場(9月10日)
(C)北空知深川10-4旭川北稜
北空知深川
1000432=10
0030100=4
旭川北稜
(深)井川、秋山、井川-野呂
(旭)小林、澤田、中川-岡、小嶋
▽三塁打:井川、原田(深)
▽二塁打:石川(深)
勝利したものの、初戦の難しさを感じた。
先制するも同点にされ、さらに逆転も許した。
守備も不安定な一面をのぞかせた。
しかし五回に相手のスキを突く攻撃(走塁)で同点。
さらには逆転に成功した。
この勝利は大きく、リーグ戦においてチームに勢いを与えた。
Q6)今シーズンに向けた意気込みを!
昨年の日本選手権北海道予選では日高に八回タイブレークの末、サヨナラ負けした。
普段、感情的にならなかった先輩たちも涙していた。
同じ悔しさをしないように、3年生に良い報告ができるよう頑張りたい!
Q7)憧れのプロ野球選手は?
A) 松川 虎生(千葉ロッテマリーンズ)
リード面や人としての立ち振る舞いを参考にしていて憧れています。
★新企画★
「今年の主将は何点?」
<監督さんに聞いた>
<実技面>
守備力:8
打撃力:6
走塁力:5
<精神面>
向上心:9
精神力:10
状況判断力:8
<リーダー資質>
統率力:8
協調性:9
戦略的思考:7
<監督からの>
信頼度:10
<総合>
80点
★投手陣で名前が挙がった選手たち
〇井川 琉青(いがわ りゅうせい)
2年・深川ヤングスターズ出身
左投げ、左打ち
170センチ、60キロ
★リトルシニア北海道選抜
<球種>
ストレート、チェンジアップ、カーブ、スライダー
<憧れのプロ野球選手>
〇前田 悠伍(福岡ソフトバンクホークス)
チェンジアップの凄いところが憧れる。
<着てみたい高校野球(道内)のユニフォーム>
北海高等学校
<三嶋監督に聞いた>
~投手としての10段階評価~
スピード:7
制球力 :8
スタミナ:8
経験値 :8
マウンド度胸:10
〇秋山 梓祐(あきやま しゆう)
2年・留萌ニュースターズ出身
右投げ、右打ち
164センチ、56キロ
<球種>
ストレート、カーブ、ツーシーム、スライダー
<憧れのプロ野球選手>
〇トレバー・バウアー(横浜DeNAベイスターズ)
毎回、力強いピッチングをしているところに憧れます。
<三嶋監督に聞いた>
~投手としての10段階評価~
スピード:6
制球力 :7
スタミナ:7
経験値 :7
マウンド度胸:10
〇柴田 悠吾(しばた ゆうご)
1年・深川一已バトルズ出身
右投げ、右打ち
168センチ、53キロ
<球種>
ストレート、カーブ、スライダー、シンカー、スプリット、ツーシーム
<憧れのプロ野球選手>
〇山本 由伸(ロサンゼルス・ドジャース)
コントロールが良く、変化球すべてが一流なので憧れます。
<三嶋監督に聞いた>
~投手としての10段階評価~
スピード:6
制球力 :8
スタミナ:8
経験値 :8
マウンド度胸:10
<スイングスピード企画>
★134キロ
〇秋山 梓祐(あきやま しゆう)
2年・留萌ニュースターズ出身
右投げ、右打ち
164センチ、56キロ
★128キロ
〇倉田 一志(くらた かずし)
2年・滝川少年野球倶楽部出身
右投げ、右打ち
176センチ、80キロ
<着てみたい高校野球(道内)のユニフォーム>
札幌大谷高等学校
★128キロ
〇中村 一葵(なかむら いっき)
2年・滝川少年野球倶楽部出身
右投げ、右打ち
170センチ、55キロ
★126キロ
〇山田 桐生(やまだ とうき)
1年・秩父別タイガース出身
右投げ、右打ち
171センチ、65キロ
<着てみたい高校野球(道内)のユニフォーム>
滝川西高等学校
<発行人>
決勝トーナメント1回戦・札幌大谷前に涙
<秋季全道大会>
◆1回戦(10月8日、深川市民球場)
札幌大谷2-1北空知深川
札幌大谷
0000200=2
0000001-1
北空知深川
(大)須永-木村
(深)井川、秋山、井川-野呂
▽二塁打:福田、藤野(大)、原田(深)
「須永君のスライダーが良く最後まで攻略できなかった」と三嶋監督。
予選リーグでは岩見沢戦以外、しっかり打って勝利を重ねた北空知深川だったが、好投手の前で打ちあぐねた。
三嶋監督は「唯一の無死一、二塁のチャンスを送れなかった」と悔しがった。
井川は球数の関係で四回投げて降板。
同チームは井川に次ぐ投手陣の底上げも課題の一つだ。
攻撃陣は秋のデータによると1~5番まで概ね下記の通り。
①秋山 二塁手
②中村 中堅手
③井川 投手
④倉田 三塁手
⑤野呂 捕手
秋山は走力とパンチ力を兼ね備えたトップバッターで秋山の出塁が攻撃のカギとなる。
中村は状況に応じたバッティングができる。
クリーンナップは井川、倉田、野呂と続き特に倉田は勝負強く選手からの信頼も厚い。
昨秋の札幌大谷戦を教訓に、打撃では一発で仕留めるよう一球に対する集中力を高め、センターを中心に打撃向上に取り組んでいる。
2年生だけではなく1年生では山田桐生(秩父別タイガース出身)、立川結暉(深川一已バトルズ出身)の名前も挙がった。
特に山田の伸び率は高く、春からクリーンナップの可能性もあるようだ。
1、2年の刺激ある相乗効果も期待大だ!
エース井川の存在は大きい。
マツダボール旗では初戦の2回戦・ガールズに続き、3回戦・札幌中央、準々決勝・札幌真駒内、準決勝・札幌円山、決勝・恵庭と全5試合を先発登板するなど大きく初優勝に貢献した。
また昨年の12月に台湾で行われた日台親善野球大会ではエース井川が、2完投2完封、21イニング防御率0.67と圧巻の投球を見せるなど北海道選抜3位の活躍は関係者を唸らせた。
自信を掴んだのは日高戦に遡る-。
リトルシニアリーガー、最大の目標となる日本選手権北海道予選で同チームは初戦で強豪・日高シニアと対戦。
2番手として登板した井川は、チェンジアップが面白いように決まった。
2イニングをピシャリ抑える無失点の好投があった。
この経験が大きな自信につながり、秋、台湾とつながった。
まさに経験が人を創る-。
北空知深川の躍進には欠かせない選手だ。
<日本選手権道予選>
◆1回戦(6月10日、岩見沢市営球場)
日高(1)5-5(0)北空知深川
北空知深川
03020000=5
00201201=6
日高
(八回タイブレーク)
(深)谷内、井川、吉田-林
(日)橋本、林-川合
▽二塁打:林(深)
北空知深川の4年目の挑戦はビッグフラップを掴むこと!
選手の能力からすればまだまだ限界値はもっと先にある。
春季大会で跳躍力を高め、夏の選手権でピークを目指す!
今年、大きな壁を乗り越えます!
頑張れ北空知深川リトルシニア!
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協力:北空知深川リトルシニア