札幌新琴似リトルシニア、七回の大逆転劇で準決勝進出
札幌新琴似リトルシニア、七回の大逆転劇で準決勝進出
東京都で開催されている「エイジックカップ第52回リトルシニア日本選手権大会」の準々決勝において、札幌新琴似リトルシニア(北海道)が関西連盟の橿原磯城リトルシニアに6-3で勝利を収め、準決勝進出を果たした。
この試合で札幌新琴似は、1点を追う七回裏に集中打を見せ、一挙6点を奪って劇的な逆転劇を演じた。
試合後、生嶋宏冶監督は「奇跡だ、関西1位に勝ってしまった」とコメントし、選手たちの奮闘を称賛した。
札幌新琴似リトルシニアは、この勝利で二年ぶりに日本選手権の4強入りを果たし、4日には準決勝で名門・世田谷西リトルシニア(関東)との対戦を控えている。
次なる試練に向けて、生嶋監督と選手たちはさらなる奮起を誓い、決勝進出を目指して戦う。
この歴史的な勝利を糧に、さらなる高みを目指す札幌新琴似リトルシニアの挑戦から目が離せない。
◆準々決勝(3日、)
札幌新琴似リトルシニア(北海道)6-3橿原磯城リトルシニア(関西)
開始時間:14時59分
札幌新琴似
0000006=6
0100002=3
橿原磯城
(新)戸田、漆雄、山田、吉田-佐藤良
(橿)坂本、殿垣内-筧
▽本塁打:佐藤良(新)
▽三塁打:田中将(新)
▽二塁打:本山悠、菅沼(新)、坂本(橿)
札幌新琴似は先発の戸田紘生(3年・篠路ライオンズ出身)が五回まで粘り強い投球を展開し、1失点に抑えた。
しかし、橿原磯城の坂本投手が好投を見せ、なかなか打線が打ち崩せずにいた。
試合の流れが変わったのは七回裏。
札幌新琴似は一死一、二塁のチャンスを作ると、9番・本山悠人(3年・屯田ベアーズ出身)がレフトオーバーの打球を放ち、二走・櫻田英汰(3年・八軒東和グッピーズ出身)が生還、続いて一走・阿式蒼生(3年・西琴似パンダーズ出身)も得点し2-1と逆転に成功した。
この逆転劇は、新琴似の粘り強さとチームの集中力が結実した瞬間だった。
さらに1番・菅沼晴斗(3年・藻岩下BBJ出身)がライト線に落ちるポテンヒットを放ち、この打球が二塁打となり二、三塁。
続く2番・田中将大(3年・札苗スターズ出身)がライトオーバーの2点タイムリー三塁打を放ち、二者が還り4-1とリードを広げた。
さらに、4番・佐藤良晄(3年・大麻アトムズ出身)がレフト柵越えの2ラン本塁打を放ち、七回の攻撃で一挙6点を奪って試合を決定づけた。
一方、六回裏には橿原磯城の攻撃で二死満塁の大ピンチを迎えたが、新琴似のピッチャー陣は冷静に対応。
ショートゴロに抑え、追加点を許さずに勝利を引き寄せた。
この六回裏のピンチをしのいだ後の集中打が、監督の「ピンチのあとに必ずチャンスが来る」という言葉を信じた選手たちによる結果だった。
<発行人>
札幌新琴似リトルシニア、逆転劇で光る北海道の底力
東京都で開催中の「エイジックカップ第52回リトルシニア日本選手権大会」。
ここで見せた札幌新琴似リトルシニア(北海道)の劇的な逆転劇は、まさにスポーツの醍醐味を感じさせる一戦。
準々決勝での橿原磯城リトルシニア(関西)との対決は、1点を追う七回裏の大逆転劇によって、観る者に強烈なインパクトを残したであろう。
札幌新琴似の先発、戸田紘生(3年・篠路ライオンズ出身)が五回まで粘り強い投球を見せ、1失点に抑えて試合を作った。
対する橿原磯城の坂本投手は、試合を通して素晴らしい投球を見せ、新琴似打線を苦しめていた。
しかし、試合の運命を変えたのは七回裏の新琴似の打撃陣だった。
この回、新琴似は一死一、二塁のチャンスを迎えた。
ここで9番・本山悠人(3年・屯田ベアーズ出身)がレフトオーバーの打球を放ち、一走・阿式蒼生(3年・西琴似パンダーズ出身)も一気に生還。
続く1番・菅沼晴斗(3年・藻岩下BBJ出身)のライト線へのポテンヒットが二塁打となり、さらにチャンスを広げた。
2番・田中将大(3年・札苗スターズ出身)がライトオーバーの2点タイムリー三塁打を放ち、二者が還り、4-1とリードを広げた。
そして、最後を飾るのは4番・佐藤良晄(3年・大麻アトムズ出身)のレフト柵越え2ラン本塁打。
これにより、新琴似はこの回に一挙6点を奪い、試合を決定づけた。
まさに「集中打」の真骨頂であった。
六回裏には、二死満塁の大ピンチを迎えた新琴似のピッチャー陣が冷静に対応。
ショートゴロに抑え、危機を脱出した。
その後の七回に見せた打線の爆発は、「ピンチの後にチャンスが来る」という生嶋監督の言葉を信じて踏ん張った結果だろう。
試合後、生嶋宏冶監督は「奇跡だ、関西1位に勝ってしまった」とコメントし、選手たちの努力と戦いを称えた。
この勝利により、札幌新琴似リトルシニアは二年ぶりに日本選手権の4強入りを果たし、4日に名門・世田谷西リトルシニア(関東)との準決勝に挑む。
この逆転劇が証明するのは、どんなに厳しい状況でも諦めずに戦い抜く精神力の重要性である。
挑戦し続ける札幌新琴似リトルシニアの姿勢には、多くの人が勇気づけられることだろう。
次なる試練に向け、さらなる奮起を誓う彼らの戦いが、どこまで続くのか。
目が離せない。
協力:札幌新琴似リトルシニア
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