北海道スノーホワイト、4連覇へ挑戦! 西日本選抜女子学童に出場
北海道スノーホワイト、4連覇へ挑戦! 第15回西日本選抜女子学童野球岡山大会に出場
岡山で開幕、連覇のプレッシャーを力に変えて
12月21日に岡山県で開幕する「第15回西日本選抜女子学童野球岡山大会」に、北海道代表として出場する北海道スノーホワイトが20日に北海道を発ちました。
主将の波岡莉希愛(6年・札幌オールブラックス)は「セレクションから1ヶ月半、みんなで頑張って練習してきました。みんなで4連覇を目指して頑張ります!」と力強く意気込みを語りました。
注目の初戦、鳥取ホワイトラビッツと対戦
北海道スノーホワイトの初戦は、21日第2試合(11時30分開始予定)で、対戦相手は鳥取ホワイトラビッツに決定しました。
連覇を狙うスノーホワイトの選手たちは、強豪チームとの一戦に向けて、気持ちを一つに準備を進めています。
昨年までの3連覇という偉業を成し遂げたチームが、今年もその強さを見せられるか、初戦から熱戦が期待されています。
4連覇への道筋
連覇への期待が高まる中、北海道スノーホワイトがどのような戦いを見せるのか注目が集まります。
選手たちが持ち前のチームワークと実力でどこまで勝ち進むのか、全国のファンが見守っています。
北海道勢の活躍が目覚ましい!
北海道勢はこれまで11回エントリーし、1大会がコロナ禍で中止となったものの、10回の出場で優勝5回、準優勝1回、3位1回という輝かしい成績を誇っている。
今回もその実績を引き継ぎ、大会の中心的な存在として注目を集めている。
北海道スノーホワイトの選手たちがどのような活躍を見せるのか、期待が高まる。
◇北海道スノーホワイト・大坂 聡監督
第5回大会から参加して今年で11回目の挑戦となります。
昨年まで3年連続で優勝し今年は4連覇を目指します。
今年も個性豊かな17名がセレクションで選ばれました。
今年のチームは例年よりも投手が多いのが特徴です。
さらに各ポジション誰が出てもチーム力が変わらないほど実力も拮抗しているので全員に期待しています。
2024北海道スノーホワイト
<指導者>
▽監督
㉚大坂 聡(54)
▽コーチ
㉙工藤 航(41)
55高田 晃季 (32)
<選手>
背番号、氏名、ふりがな、学年、所属チーム、投打を掲載。
⑩波岡 莉希愛(なみおか りのあ)
6年・札幌オールブラックス
右投げ、右打ち
⑪眞田 みのり(さなだ みのり)
6年・俱知安グランツ
右投げ、左打ち
⑫岡川 志穂(おかがわ しほ)
6年・七小野球スポーツ少年団
右投げ、右打ち
⑭米澤 愛瑠(よねざわ あいる)
6年・厚岸レッドブリッジ
右投げ、右打ち
⑮小林 美陽(こばやし みや)
6年・ 摩周ジャガーズ
右投げ、左打ち
⑯今野 珠里(こんの じゅり)
6年・豊岡ガッツボーイズ
右投げ、右打ち
⑰國崎 真央(くにさき まお)
6年・北都タイガース
右投げ、右打ち
⑱仁木 愛理(にき あいり)
6年・湧別マリナーズ
右投げ、右打ち
⑲高橋 美乃(たかはし よしの)
6年・北郷サラブレッツ
右投げ、右打ち
⑳白岩 雪音(しらいわ ゆきね)
6年・今金イーグルス
右投げ、右打ち
㉑奈良 柚季那(なら ゆきな)
6年・島松ジュニアイーグルス
右投げ、右打ち
㉒中村 茜里(なかむら あかり)
6年・摩周ジャガーズ
右投げ、右打ち
㉓半澤 彩心(はんざわ あやね)
6年・みゆきフェニックス
右投げ、右打ち
㉔高田 姫那(たかだ きな)
6年・柏ホエールズ
右投げ、右打ち
㉕橋本 梨々花(はしもと りりか)
6年・えりも新栄野球スポーツ少年団
右投げ、右打ち
㉖鈴木 咲妃(すずき さき)
6年・湧別マリナーズ
右投げ、右打ち
㉗上中 歩那(うえなか あゆな)
6年・北郷サラブレッツ
右投げ、右打ち
4連覇へ向けた挑戦
北海道スノーホワイトは、監督の大坂聡氏が今年も指揮を執り、17人のメンバーが厳しいセレクションを経て選ばれた。
キャプテンには、昨年も5年生ながらメンバー入りを果たした札幌オールブラックス所属の波岡莉希愛さん(6年生)が大役を担う。
昨年の経験を生かし、チームをけん引する。
「今年のチームは投手の層が厚いのが特長で、どのポジションも実力が拮抗している。全員に期待している」と大坂監督は語る。
昨年までは「取られたら取り返す」スタイルだったが、今年は複数の投手が試合を組み立て、守りの野球で勝利を目指す構えだ。
攻撃では小技やつなぎを重視した戦術で、着実に得点を積み重ねていく方針だ。
チームの歩みと今後の予定
チームは11月9日に始動し、それ以降毎週末に練習を重ねている。
11月30日と12月1日には、昨年のチャンピオンチーム「2023北海道スノーホワイト」との新旧対決を実施し、ここまでの仕上がりを確認する予定だ。
さらに、12月14日と15日には合宿を行い、14日は札幌オールブラックス5年生チーム、15日は東16丁目フリッパーズ5年生チームとの練習試合が予定されている。
そして、いよいよ12月20日に岡山へ向けて出発する。
勝利への姿勢
監督の大坂氏は、「女子チームでは、選手を気分よく試合に臨ませることが重要」と指導のポイントを語る。
また、過去に連覇を意識しすぎたことでチーム全体にプレッシャーがかかり、決勝で敗れた経験を踏まえ、「勝たなければならないのではなく、勝ちたいという気持ちを持たせたい」と話す。
これまでの優勝経験には逆境を乗り越えてきた試合が数多くあった。
「勝ちたいという熱量の差が勝利を呼び込む」と、監督は選手たちに情熱を持たせる指導を重視している。
最大のライバルは地元岡山
大会の優勝候補筆頭には、地元の岡山レインボーガールズが挙げられる。
彼女たちは夏のNPBガールズトーナメントでベスト4に進出した実力派。
北海道スノーホワイトは、彼女たちを含めた強豪と熱戦を繰り広げることになる。
大会組み合わせは近日中に決定予定で、続報が待たれる。
今年もスノーホワイトの挑戦が、北海道に新たな栄光をもたらすことを期待したい。
<発行人>
北海道スノーホワイト、挑戦者の心で4連覇へ挑む!
北海道スノーホワイトが挑む第15回西日本選抜女子学童野球岡山大会は、今年も注目の一戦となりそうだ。
過去3連覇を達成し、圧倒的な実績を誇るチームだが、監督の大坂聡氏は「勝たなければならない」ではなく「勝ちたい」という気持ちを選手たちに持たせたいと語る。
この姿勢に、名将としての哲学が垣間見える。
野球は勝負の世界だ。
実績や結果を求める声は強くなりがちだが、それに飲み込まれない柔軟さがチームの強さを支える。
今年のスノーホワイトは投手の層が厚く、守備力が高い。
一方で、攻撃面ではつなぎの野球を重視する必要があるなど、完璧なチームではない。
しかし、だからこそ選手一人ひとりの特長を活かし、「気分よく試合に臨ませる」ことで、全員が力を発揮するチーム作りを目指している。
特に印象的なのは、過去の教訓を活かしている点だ。
3連覇の経験が逆にプレッシャーとなり、敗北を招いた苦い過去。
その反省を基に、勝利への熱量を大切にしながら挑戦者としてのマインドセットを忘れない。
選手たちもその姿勢を共有し、日々の練習に打ち込んでいる。
強豪岡山レインボーガールズを筆頭に、今年の大会も厳しい戦いが予想される。
しかし、スノーホワイトはプレッシャーを力に変え、北海道の誇りを背負いながら頂点を目指すだろう。
その姿は、挑戦者の姿勢を体現し、多くの人に勇気と感動を与えるはずだ。
協力:2024北海道スノーホワイト