札幌手稲ボーイズの岩崎賢成と三浦貴壱、八戸学院光星へ合格!

4月から八戸学院光星へ進学する岩崎(1月25日、チーム訪問より)
札幌手稲ボーイズの岩崎賢成と三浦貴壱、八戸学院光星へ合格!
札幌手稲ボーイズの岩崎賢成と三浦貴壱の2人が、甲子園常連校である八戸学院光星高等学校への合格を果たした。
春夏合わせて23度の甲子園出場を誇る名門校で、全国から精鋭が集い、総勢120人を超える部員の中で熾烈なレギュラー争いが繰り広げられる。
八戸学院光星は、読売ジャイアンツの坂本勇人選手、東京ヤクルトスワローズの武岡龍世選手、千葉ロッテマリーンズの田村龍弘選手、八木彬選手など、多くのプロ野球選手を輩出してきた伝統校だ。
〇岩崎 賢成(いわさき けんせい)
3年・北発寒ファイヤーズ出身
右投げ、左打ち
170センチ、81キロ
球種はストレート、カーブ、フォーク、スライダー。
持ち味はストレートの球の強さ。
〇三浦 貴壱(みうら きいち)
3年・篠路ライオンズ出身
左投げ、左打ち
176センチ、75キロ
2年生時からの挑戦——全国の舞台での貴重な経験
岩崎と三浦は2年生の頃、1学年上の26人という大所帯の中で、見事にベンチ入りを果たした。
全国大会出場を懸けた北海道選手権大会の準決勝・決勝では、重要な場面での登板機会を得て、安定したピッチングを披露。
さらに、3年生チームに帯同し、全国大会の舞台を肌で感じる貴重な経験を積んだ。
試練の新人戦——12失点の苦い経験
岩崎は期待を背負った新人戦では苦い経験が待っていた。
北海道支部秋季リーグ戦のとかち道東ボーイズ戦に先発登板したが、試合序盤からリズムに乗れず、痛打を浴び続け12失点。
大きな精神的ショックを受けるも、彼はこの挫折を乗り越えようと決意を新たにした。
努力の積み重ね——自らの原点に立ち返る
この経験を糧に、岩崎の姿勢は大きく変わった。
自主的な行動が目立ち、チーム練習後も個別の走り込みに取り組むようになった。
その努力は確実に実を結び、3年生シーズンでは実戦経験を重ねることで自信を深め、最後の夏には全国・北海道大会準優勝という快挙に大きく貢献した。
指導者の評価とエール——さらなる飛躍への期待
札幌手稲ボーイズの越中築監督は、「挫折を経験し、それを乗り越えたことで岩崎は大きく成長し、最終的には素晴らしい投手になった」と高く評価。
さらに、「レベルの高い高校に進学するが、何とか食らいついて2人ともにレギュラーを掴んでほしい」とエールを送った。
札幌手稲ボーイズ初の快挙——道外の強豪校への進学
岩崎と三浦の2人が、札幌手稲ボーイズとして初めて道外の強豪校へ進学するという快挙を達成。
チーム関係者や地元の期待は大きく、彼らのさらなる飛躍が待ち望まれている。
協力:札幌手稲ボーイズ