東16丁目フリッパーズ、強豪撃破で4強進出!<目指せ!新潟・スポ少2025>

2daysトーナメント表
東16丁目フリッパーズ、強豪撃破で4強進出!
—「目指せ!新潟・スポ少2025」大阪決戦で旋風を巻き起こす—
大阪府で開催中の「目指せ!新潟・スポ少2025」2DAYS IN SUITA(主催:長曽根ストロングス)。
全国の強豪16チームがしのぎを削るこの舞台で、北海道から唯一の出場チーム・東16丁目フリッパーズが躍動している。
初戦の1回戦で名門・北名古屋ドリームスを撃破すると、続く準々決勝でも新家スターズを下し、堂々の2連勝。
見事に準決勝進出を決めた。
東16丁目フリッパーズは2020年に優勝を果たしており、今回の4強入りは5年ぶり2度目となる。
笹谷武志監督は、「明日の準決勝を勝っても負けても、あと2試合。強豪相手にしっかり良い試合をして、緊張感を持って一試合ずつ成長していってほしい」と選手たちに期待を寄せる。
北海道の誇りを胸に、全国の強豪に挑む東16丁目フリッパーズ。
その戦いから目が離せない!
明日の対戦相手は、関東の強豪・茎崎ファイターズ(茨城県)です。
茨城県つくば市に拠点を置く茎崎ファイターズは、全日本学童軟式野球大会(高円宮賜杯)にこれまで11回出場しています。
全日本学童における主な成績として、準優勝1回、3位3回を誇り、全国トップレベルの実力を持つ関東の強豪チームと言えるでしょう。
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(写真・東16丁目フリッパーズ)=(写真・東16丁目フリッパーズ提供)

(写真・東16丁目フリッパーズ)=(写真・東16丁目フリッパーズ提供)
逆転勝利で初戦突破!
北名古屋ドリームスに快勝
愛知県の強豪・北名古屋ドリームスとの初戦を逆転勝利で制した。
試合は初回、緊張の中でタイムリーを浴び、2点を献上。
笹谷監督は「初回はまだまだ地に足がついていない状況だった」と振り返る。
しかし、2点を追う三回、四死球で一死満塁のチャンスを作ると、4番・徳田隆之介(5年)の2点タイムリーで同点に。
さらに6番・片岡叡大郎(5年)、7番・田村智久(5年)の連続タイムリーなどで一挙5点を奪い、形勢を逆転した。
勢いに乗るフリッパーズは四回、相手投手の制球難に乗じて打者11人の猛攻で7点を追加し、一気に試合を決定づけた。
投げては先発の川口琉輝投手(5年)が打たせて取るピッチングを展開。
三塁手・丹場泰生(5年)、二塁手・上川原風馬(5年)、中堅手・佐藤秀哉(5年)の好守備も光り、川口の粘投を支えた。
最終的に川口は4回を投げ、3安打1四球2失点の好投で、難しい初戦をものにした。
笹谷監督は「川口が終始、持ち味を発揮してくれた。また徳田の一打も大きかった」と選手たちの活躍を称えた。
◆1回戦(1日、万博記念公園スポーツ広場)
東16丁目フリッパーズ(北海道)12-2北名古屋ドリームス(愛知県)
東16丁目フリッパーズ
0057=12
2000=2
北名古屋ドリームス
(四回コールドゲーム)
(東)川口-徳田
(北)伊藤、坪井、竹井-大久保

初戦・緊張の中、完投勝利した川口投手(東16丁目)=(写真・東16丁目フリッパーズ提供)
強豪・新家スターズ撃破!
6-1で快勝、堂々の4強入り
1回戦に勝利し勢いに乗る東16丁目フリッパーズが、ダブルヘッダーで準々決勝・新家スターズに挑み、6-1で勝利。
全国屈指の強豪を破り、見事ベスト4進出を果たした。
初回、一死三塁のチャンスを作ると、内野ゴロの間に1点を先制。
続く二回には打線がつながった。
5番・西山宗汰郎(5年)、6番・片岡叡大郎(5年)の連続安打でチャンスを作ると、8番・江川拳士(5年)の内野ゴロの間に三走・西山が生還。
さらに9番・藤野廉(5年)のライト前タイムリーで、この回2点目を加えた。
四回にも追加点を挙げると、六回には藤野の三塁強襲の強い当たりで三塁手が後逸する間、二走の田村が一気に生還した。
さらに一死二、三塁のチャンスから1番・丹場泰生(5年)の内野ゴロの間に2点を追加し、試合を決定づけた。
投げては、先発の西山が安定感のあるピッチングで無四球の好投。
打たせて取る投球で守備のリズムを作り、試合を優位に進めた。
六回途中からは川口が初戦に続いてマウンドに上がり、落ち着いた投球で二者を打ち取り、勝利を確実なものとした。
試合後、笹谷監督は「点数の取り方が理想的だった。また西山が無四球のピッチングでゲームをよく作ってくれた」と、準々決勝を戦い終えた選手たちを称えた。
◆準々決勝(1日、万博記念公園スポーツ広場)
東16丁目フリッパーズ(北海道)6-1新家スターズ(大阪府)
東16丁目フリッパーズ
120102=6
100000=1
新家スターズ
(東)西山、川口(6回)-徳田
(新)松瀬、井上(4回)-西村

勝負どころの準々決勝で快投を見せた西山投手(東16丁目)=(写真・東16丁目フリッパーズ提供)
<発行人>
東16丁目フリッパーズ、強豪撃破で準決勝進出!
「目指せ!新潟・スポ少2025」2DAYS IN SUITA
全国各地の強豪16チームが集結し、熱戦が繰り広げられた「目指せ!新潟・スポ少2025」2DAYS IN SUITA。この舞台で、北海道代表・東16丁目フリッパーズは名門「北名古屋ドリームス」や「新家スターズ」といった強豪を次々と撃破し、見事に準決勝へと駒を進めた。
全国レベルの強豪がひしめく中での快進撃に、関係者や北海道の学童野球ファンの期待が一層高まっている。
明日の準決勝の対戦相手は、名門・茎崎ファイターズに決まった。
当初の予定では、順当に進めば山田西リトルウルフとの対戦になるはずだった。しかし、もう一方の準決勝が不動パイレーツ(東京都)対茎崎ファイターズ(茨城県)という関東勢同士の対戦だったため、普段から交流のあるチーム同士での戦いを避けるべく、再抽選が行われた。その結果、今回の対戦カードが決まった。
あす、どんなドラマが待ち受けているのか今から楽しみでならない。
2020年以来の快挙、黄金期再来か
東16丁目フリッパーズが本大会の準決勝へ進出するのは、2020年以来の快挙である。
当時のチームは、吉村斗(大阪桐蔭-神戸中央シニア出身)や淺野広喜主将(札幌第一-札幌新琴似シニア出身)を擁し、黄金期を迎えていた。
この世代は特に個々の実力が高く、突出した選手が多かった。
なかでも、2020年のチームは初出場ながら「目指せ!神宮・スポ少」で堂々の初出場で初優勝を果たし、東16丁目フリッパーズの名を全国に轟かせた。
しかし、その年の夏、彼らが目指していた全日本学童マクドナルド・トーナメントは、新型コロナウイルスの影響で中止となり、途方もない深い悔しさと悲しみを味わうこととなった。
それだけに、今回の快進撃は関係者にとって特別な意味を持つに違いない。
エース吉村、チームを支えた淺野
当時のエース・吉村斗選手は、小学6年生の途中で父親の転勤により兵庫県へ移住した。
しかし、FBC U12の大会では東16丁目フリッパーズの選手として最後まで戦い、優勝に大きく貢献した。
その投打にわたる圧倒的なプレーは、今でも語り継がれている。
一方、キャプテンとしてチームをまとめた淺野広喜選手は、明るく頼もしい性格でチームの精神的支柱となった。
彼のリーダーシップのもと、チームは一体感を高め、黄金期の成功を築き上げた。
新生・東16丁目フリッパーズの躍進
2025年のチームもまた、当時とはまた違うスタイルで戦う姿を見せる。
強豪を次々と撃破し、準決勝へ進んだことで、新たな黄金期到来の期待が高まっている。
この快進撃の背景には、選手たちの全国大会における成長スピードの速さで一戦ごとに高い技術力と強い精神力に加え、指導陣の熱意あふれる指導がある。
特に今大会では、投打のバランスが取れた戦いを見せ、粘り強い守備と確実な攻撃で勝利を積み重ねてきている。
準決勝ではさらなる強豪との対戦が待ち受けているが、この勢いを持続できれば、再び全国の頂点に立つ可能性も十分にある。
選手たちの奮闘に、引き続き注目が集まる。
東16丁目フリッパーズの新たな挑戦が、またひとつ歴史を刻もうとしている。

写真・東16丁目フリッパーズ提供
協力:東16丁目フリッパーズ