東16丁目フリッパーズ、全国の強豪と激突!「目指せ!新潟・スポ少2025」へ出陣

“目指せ!新潟・スポ少2025”2daysトーナメント表
東16丁目フリッパーズ、全国の強豪と激突!「目指せ!新潟・スポ少2025」へ出陣
全国の強豪が集う「目指せ!新潟・スポ少2025」2DAYS IN SUITAに向け、札幌の東16丁目フリッパーズが1月31日、決戦の地・大阪へと出発した。
北海道から唯一の招待チームとして出場する同チーム。
主将の丹場泰生は、「貴重な体験になると思うので、必ず一勝して優勝に近づけるよう頑張りたいです」と意気込みを語った。
チームは同日関西入りし、主催の長曽根ストロングスとの交流試合を経て、本大会に挑む。

北海道を発つ、東16丁目フリッパーズ=(写真・チーム提供)
全国の強豪が集結!
本大会には全国から強豪16チームが集結し、トーナメント形式で激戦が繰り広げられる。
東16丁目フリッパーズの初戦の相手は、愛知県の名門・北名古屋ドリームス。
北名古屋ドリームスは、愛知県を代表する強豪少年野球チームであり、全国大会で数々の優秀な成績を収めている。
特に2021年の高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントでは準優勝を果たしており、全国大会の常連チームだ。
勝利すれば、兵庫県の小野東スポーツ少年団と大阪府の新家スターズの勝者と、ダブルヘッダーで対戦する予定だ。
小野東スポーツ少年団(兵庫県)は、全国大会で優秀な成績を収めている強豪チーム。
2024年には西日本学童軟式野球大会で準優勝を果たし、その実力を証明している。
一方、新家スターズは説明不要とも言える存在で、2023年・2024年と2年連続で全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント優勝を飾る絶対王者。
全国の舞台で圧倒的な強さを見せつけている。
昨年の悔しさを糧に、全国の舞台へ再挑戦
昨年の全国大会・ポップアスリートでは、好投手を相手に攻撃が機能せず、「手も足も出なかった」と笹谷武志監督も振り返る。
今年のチームは小柄な選手が多いが、基本動作の徹底と実戦感覚の向上に励んできた。
室内練習を重ね、インフルエンザの流行や年末年始の休養を乗り越えながら準備を進めてきた選手たち。
今大会では、昨年の経験を糧に、全国の強豪相手にどこまで戦えるかが試される。
室内練習を重ね、基本動作の徹底と実戦感覚を強化
インフルエンザの流行や年末年始の休養を乗り越え、選手たちは室内練習を重ねてきた。
基本動作の徹底と実戦感覚の向上に励み、万全の準備を整えている。
小柄な選手が多い今年のチームにとって、基礎を固めたうえで「自分たちのスタイル」を確立し、全国の強豪相手にどこまで通用するかが鍵となる。
本大会での健闘が期待される東16丁目フリッパーズ。
全国の舞台での活躍に注目だ!
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(写真・東16丁目フリッパーズ提供)

(写真・東16丁目フリッパーズ提供)
全国・ポップアスリートカップから1ヶ月
5年生チームが挑んだ全国大会の舞台。
全国の強豪との対戦を経験し、笹谷武志監督は「手も足も出なかった」と振り返る。
好投手を相手に思うような攻撃ができなかった悔しさが、選手たちの心に刻まれた。
その全国大会から1ヶ月。
同チーム内ではインフルエンザが流行し、さらに年末年始の休養期間も重なったことから、1~2週間の活動休止を余儀なくされた。
しかし、1月7日には再始動し、室内練習場での本格的な練習が始まった。
新チームの特徴は、例年に比べて小柄な選手が多い点だ。
バッティングにおいては「パワーは大きな武器」という言葉があるものの、体格差を考慮したチーム作りが求められる。
笹谷監督は「身の丈に合った戦い方を徹底するために、バッティングメカニックをしっかり身につけることが重要」と語る。
そこで、立ち姿、構え、スイングといった基本動作に重点を置き、例年以上に細部にわたる指導が行われている。
数少ないチャンスを確実にものにするため、選手たちは精度を高めることに集中している。
選手たちは基礎に立ち返りながら、確実にボールを捉えるための反復練習に励んでいる。
笹谷監督は「基礎を徹底することで、自分たちのスタイルを確立し、全国の強豪相手にも互角に戦える力をつけることが狙い」と指導方針を明確にしている。
また、守備面においても、昨秋のグラウンド練習から引き続き細かな動作確認が行われている。
特に内野陣はスローイングの精度向上に重点を置き、基本に忠実な守備を追求。
走塁練習では、状況判断力を養うための実戦形式のメニューが取り入れられ、試合を意識した練習が進められている。
選手たちは集中力を切らさず、1球1球に意味を持たせることを意識して取り組んでいる。
実戦感覚をどれくらい呼び戻せるか、それは1月31日の関西入りした初日に長曽根ストロングスとの交流試合で試されることになりそうだ。
果たして新チームは、昨年12月の悔しさをバネに、全国の猛者を相手にどのような戦いを見せるのか。
その歩みから目が離せない。

(写真・東16丁目フリッパーズ提供)
<東16丁目フリッパーズ>
<指導者>
▽監督
㉚笹谷 武志
▽コーチ
㉙ 菊池 剛史
㉘ 伊藤 拓海
<選手>
④丹場 泰生(たんば たいせい)
5年・ 右投げ、左打ち
148センチ、44キロ
②徳田 隆之介(とくだ りゅうのすけ)
5年・右投げ、右打ち
150センチ、40キロ
⑨西山 宗汰郎(にしやま そうたろう)
5年・右投げ、右打ち
152センチ、42キロ
⑭川口 琉輝(かわぐち るき)
5年・左投げ、左打ち
142センチ、36キロ
⑮江川 拳士(えがわ けんし)
右投げ、左打ち
143センチ、42キロ
⑯藤野 廉(ふじの れん)
5年・右投げ、右打ち
145センチ、35キロ
⑰佐藤 秀哉(さとう しゅうや)
5年・左投げ、左打ち
142センチ、36キロ
⑲舘洞 海生(たてどう かいせい)
5年・左投げ、左打ち
143センチ、36キロ
⑳上川原 風馬(かみかわら ふうま)
5年・右投げ、右打ち
142センチ、35キロ
㉑片岡 叡大郎(かたおか えいたろ)
5年・右投げ、右打ち
151センチ、39キロ
㉒伊藤 煌真(いとう おう)
右投げ、左打ち
139センチ、40キロ
㉓田村 智久(たむら ともひさ)
5年・右投げ、右打ち
145センチ、37キロ

(写真・東16丁目フリッパーズ提供)
<発行人>
関西・関東の強豪への挑戦
「力は無いので、5連敗してもいいと思っている」と語るのは、笹谷監督だ。
北海道内での絶対王者が、耳を疑う言葉を発した。
常勝チームを率いるも常に危機感をもって挑戦する同氏はその現状を受け止め、新たなチーム作りに向けて大胆な挑戦を試みている。
チームの現状について、笹谷監督は「良い投手の前で対戦すると攻略が難しい」と冷静に分析する。
これまでの実績にとらわれず、選手たちの潜在能力を最大限に引き出すことが重要だと考えている。
特に、これまで投手として起用されてこなかった選手の登用など、従来の枠組みを超えた戦略が必要だと感じている。
強いチームを作るには、過去の成功体験を一度忘れ、ゼロから試行錯誤することが不可欠なのかもしれない。
選手の適性を見極めるために、ポジション変更や新戦力の抜擢といった大胆な手法を取り入れ、チームの底力を引き出す方針だ。
現段階では、2DAYS大会で連敗が続く可能性も覚悟している。
しかし、それ以上に「新たな戦力の発掘」や「新たな発見」を模索する構えだ。
また、従来の選手たちが試行錯誤を重ねる中で互いに切磋琢磨し、成長を遂げることができれば、
夏の大会に向けて最適な布陣を見出すことにもつながる。
その成果は計り知れないものとなるだろう。
また、笹谷監督は選手一人ひとりの意識改革にも取り組んでいる。
今大会に限っては「勝利を目指すだけでなく、失敗を恐れずに挑戦し続ける姿勢を大切にしたい」と話す。
チーム全体での意識統一が進めば、結果として試合にも好影響をもたらすことが期待される。
現在の再編成プロセスは決して容易ではないが、笹谷監督の信念と熱意が選手たちに伝わり、徐々にチームは新たな形へと進化しつつある。
厳しい戦いの中でこそ、真の成長が生まれるはずだ。
この試みが成功するかどうかは、夏の大会での結果が証明することになるだろう。

(写真・東16丁目フリッパーズ提供)
協力:東16丁目フリッパーズ