空知ファイヤーズ訪問&心に残る偶然の出会い──現場で感じた指導者の情熱と“つながり”の温もり

NH旗大会取材より=(写真・読者提供)
空知ファイヤーズ訪問&心に残る偶然の出会い──現場で感じた指導者の情熱と“つながり”の温もり
今週は空知を拠点に活動する学童野球クラブ「空知ファイヤーズ」への訪問を予定している。
若き選手たちと真剣に向き合う若崎監督の指導に迫ります。
また、3月22日の取材現場で、思いがけず自身の息子の高校時代の同級生と出会うという心温まる出来事も。
取材を重ねてきたからこそ出会える“ご縁”と、人を育てる現場のリアルを届けたい。
【今週の出没先】空知ファイヤーズを訪問予定
若き選手たちと向き合う若崎監督の指導哲学に迫る
皆さんこんにちは。
「ストライク」発行人の大川祐市です。
4月に入り、雪解けも一段と進んできた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今週の私は、学童野球で空知を拠点に活動するクラブチーム「空知ファイヤーズ」を訪問させていただきます。当初は3月に予定していたのですが、急遽日程が変更となり、4月6日(日)の夕方に訪問することとなりました。
空知ファイヤーズの監督を務めるのは、若崎徹さん。
若崎監督は、先日滋賀県多賀町で開催された「小3北海道チャンピオンシップ選抜Bestチーム」のコーチも務められた実績のある指導者です。
今回の取材では、
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空知ファイヤーズがクラブチームとして地域でどのような位置づけを目指しているのか
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日々の練習や指導の中で、選手たちとどう向き合っているのか
といった点を中心に、お話をうかがう予定です。
若い世代の育成に情熱を注ぐ指導者と、その元で成長する選手たちの姿を、しっかりと届けられるよう、現場の空気感も含めてレポートしていきたいと思います。
【記者コラム】つながりの不思議と、年月の重なりを感じた瞬間
取材先の駐車場で交わされた、思いがけない“あの名前”との出会い
皆さんこんにちは。
「ストライク」発行人の大川祐市です。
今回は、取材の合間に思わず胸がじんわりと温かくなる出来事があったので、少しだけそのお話を。
3月22日、小樽市にある小樽商科大学・体育館で行われた「NH旗開会式」で、花川南ホークスさんの取材をしていたときのことです。
この日撮影した写真の一部は、現地で出会った保護者の方からご提供いただいたもの。その写真には、実はちょっとした「縁」が隠れていました。
取材を終え、荷物を片付けて車に乗り込もうとしたとき、ホークスの指導者の方と軽くご挨拶を交わしたあと、近くにいた一人の保護者の方が私に声をかけてきました。
「大川さん、名刺いただいてもいいですか?」
もちろん、と名刺を差し出すと、その方がふとこんなことをおっしゃったのです。
「もしかして…祐生のお父さんですか?」
一瞬、驚いてしまいました。
「えっ…はい、そうですが…?」と返すと、続けて、
「私、祐生と高校時代、同級生だった〇〇と申します」と。
まさか、息子の名前を取材先で聞くとは思いもよらず、不意を突かれたような感覚でした。
しかも、お恥ずかしながら私はこれまでその方と面識がなく、まったく予想していなかった“つながり”です。
でも、そのとき不思議と、心の中にスッと何かが沁み込むような温かさがありました。
「ずっとこの仕事を続けていれば、いつかこういうことがあるかもしれないな」と思ってはいましたが、いざその瞬間が来ると、やはりじんとくるものがあります。
年月が流れ、立場も変わり、関わるフィールドも変わったとしても、思わぬ形で人と人がつながる。
そんなことがあるから、現場を歩くのはやめられません。
写真を提供してくださった〇〇さんに、心から感謝を込めて。
歳を重ねるって、こういう小さな“出会い”や“発見”が増えていくことなんだなと、実感した一日でした。