北海道チャンピオンシップ選抜が沖縄へ出発

第33回かりゆし交流学童軟式野球大会・組合せ表
北海道チャンピオンシップ選抜が沖縄へ出発
12月27日に沖縄県で開幕する第33回かりゆし交流学童軟式野球大会(第20回沖縄市長旗争奪戦)に、「北海道チャンピオンシップ選抜」が北海道代表として出場する。
大会に向け、選手たちは12月26日に北海道を出発した。
主将の決意「全力で優勝目指す」
主将の宍戸皓哉(6年・天塩タイガース)は、「沖縄まで行ってプレーできることに感謝し、一戦一戦、全員で全力を尽くして優勝を目指します」と感謝の気持ちを述べるとともに、チーム一丸となって挑む姿勢を強調した。

北海道を発つ、北海道チャンピオンシップ選抜(沖縄大会)=(写真・チーム提供)
48チームが激突、初戦はダブルヘッダーの可能性
今大会には沖縄県内外から48チームが参加し、メインスタジアムとしてコザしんきんスタジアムが使用される予定だ。
北海道チャンピオンシップ選抜の初戦は27日の第1試合で行われる1回戦。
沖縄市サブグランド(B)で具志川双葉ドラゴンズと対戦する。
1回戦に勝利した場合、同日第3試合で北玉ライオンズ(北谷町)との2回戦が予定されており、ダブルヘッダーに挑むことになる。
決勝戦は29日に行われる予定だ。
厳しい選考と積み重ねた努力
北海道チャンピオンシップ選抜は、11月2日に歌志内チロルアリーナで実施されたセレクションで約60人の中から選ばれた18人の精鋭で構成されている。
監督には富良野東ドングリーズの大井章史氏が就任。
選手たちは全道各地から集まり、週末ごとに練習を重ね、チームワークを深めながら実力を磨いてきた。
輝かしい実績、さらなる栄光へ
北海道勢は本大会で目覚ましい実績を誇る。
昨年は準優勝を果たし、2021年と2022年には二年連続で優勝。
三年連続で決勝進出を達成している。
今年も全国の強豪に挑み、さらなる成果が期待される。

北海道チャンピオンシップ選抜(沖縄)=(写真・チーム提供)
▽北海道チャンピオンシップ選抜・大井章史監督の言葉
このチームの目標は、優勝し、全員でその喜びを分かち合うことです。
そのために、学童野球の集大成として、選手たちが持つ「心・技・体」やプレーに対する思考力を最大限に生かし、全力で戦います。
さらに、それぞれが自分の役割を自覚し、18人全員の心を一つにして取り組んでいきます。
また、優勝という目標を達成するためには、さまざまな「気づき」を得ることも重要だと考えています。

北海道チャンピオンシップ選抜(沖縄)=(写真・チーム提供)
<指導者>
▽監督
㉚大井 章史 (43)
▽コーチ
㉙吉田 守道(50)
<選手>
背番号、氏名、ふりがな、学年、所属チーム名、投打、身長、体重を掲載。
⑩宍戸 皓哉(ししど こうや)
6年・天塩タイガース
右投げ、右打ち
152cm 45kg
①伊東 慶翔(いとう けいと)
6年・三笠スピリッツ
右投げ、右打ち
160cm 46kg
②北清 颯馬(きたせ そうま)
6年・上江別ブルードリームズ
右投げ、右打ち
157cm 53kg

北海道チャンピオンシップ選抜(沖縄)=(写真・チーム提供)
③葛井 翔生(くずい しょうせい)
6年・今金イーグルス
右投げ、左打ち
170cm 58kg
④大橋 遼佑(おおはし りょうすけ)
6年・泉野イーグルス
右投げ、左打ち
143cm 36kg
⑤赤松 龍(あかまつ りゅう)
6年・新陽スターズ少年野球団
右投げ、左打ち
153cm 50kg
⑥追出町健心(おいでまち けんしん)
6年・東光サンボーイズ
右投げ、左打ち
152cm 43kg
⑦平尾 優真(ひらお ゆうま)
6年・丸山ファイターズ
右投げ、右打ち
170cm 52kg

北海道チャンピオンシップ選抜(沖縄)=(写真・チーム提供)
⑪小笠原 蓮(おがさわら れん)
6年・留萌JBC
右投げ、右打ち
164cm 52kg
⑫鈴木 正幸(すずき まさゆき)
6年・北発寒ファイヤーズ
右投げ、右打ち
158cm 52kg
⑯田代 莉徠(たしろ りく)
6年・えりも新栄野球スポーツ少年団
右投げ、右打ち
157cm 45kg
⑰若生 想太(わこう そうた)
6年・扇山レッドペッカーズ
右投げ、右打ち
150cm 35kg
⑱髙田 寅礼(たかだ とらい)
6年・東16丁目フリッパーズ
右投げ、左打ち
151cm 50kg

北海道チャンピオンシップ選抜(沖縄)=(写真・チーム提供)
⑲道井 佑磨(みちい ゆうま)
6年・名寄南クラブ野球少年団
右投げ、右打ち
154cm 43kg
㉓加藤 睦翔(かとう りくと)
6年・SD GREATES
右投げ、右打ち
147cm 39kg
㉗吉村 環玖(よしむら わく)
6年・本通クラブ
右投げ、右打ち
148cm 46kg
㉝伊藤 歩(いとう あゆむ)
6年・緑苑台ファイターズJr.
右投げ、右打ち
165cm 51kg
84橋本 一慶(はしもと いっけい)
6年・羽幌フェニックス
右投げ、左打ち
148cm 38kg

北海道チャンピオンシップ選抜(沖縄)=(写真・チーム提供)
スローガン「全員、全力、気づきを勝利に」
チームのスローガンは選手たち自身が考えた「全員、全力、気づきを勝利に」。
このスローガンには、以下のような思いが込められている。
<全員>
選手間に大きな力の差はなく、18人が同じ気持ちで一丸となって戦うことで、より大きな力を生み出すことを目指している。
現在、選手たちは互いを高め合う仲間として成長中だ。
<全力>
全力でプレーすることはもちろん、バックアップやベンチからの声かけ、コーチャーの役割など、あらゆる面で力を尽くすことを意識している。
試合だけでなく、練習から体と頭をフル回転させて取り組んでいる。
<気づき>
視野を広く持ち、守備位置や走塁、投球術などの向上を図る。
また、日常生活における「気づき」も重視し、野球を通じて人間的な成長を目指している。
北海道代表のさらなる躍進に期待
優勝という大きな目標に向けて、選手たちは日々成長を続けている。
北海道チャンピオンシップ選抜の熱い挑戦は、沖縄の舞台でどのような結果を生むのか。
次の世代への大きな経験と学びを胸に、彼らのプレーに全国の注目が集まっている。

北海道チャンピオンシップ選抜(沖縄)=(写真・チーム提供)
<発行人>
「北海道チャンピオンシップ選抜」、次のステージへの挑戦
野球の真剣勝負が持つ魅力を存分に味わい、さらなる高みを目指す選手たちが沖縄で躍動する。
第33回かりゆし交流学童軟式野球大会に出場する「北海道チャンピオンシップ選抜」は、選抜メンバーとしての誇りだけでなく、次なる成長への意欲を胸に挑戦を続けている。
選抜チームは、全道各地から集まった18人の精鋭で構成されている。
いずれも所属チームで主力を担ってきた実力者たちだ。
だが、その能力だけに頼ることなく、選手たちは日々の練習を通じてさらなる成長を追求している。
監督に就任した富良野東ドングリーズの大井章史氏は、選手たちに「もっと野球が上手くなりたい」という純粋で貪欲な気持ちを持ち続けることの重要性を説く。
選抜メンバーに選ばれたことはゴールではなく、新たなスタート地点だという考えがその背景にある。
そして「視野を広くし、気付ける人間になること」を指導の柱として掲げる。
気づく力は、野球だけでなく日常生活でも役立つ。
守備位置や走塁の判断、声かけの質の向上など、視野を広げることでプレーの幅は広がり、チーム全体のレベルアップにつながる。
同時に、日常での小さな気づきが増えれば、生活面での成長も促される。
野球と日常が相乗効果を生み出すことで、選手たちがより自立した人間へと進化することを大井監督は目指している。
また、大井監督は「準備」の重要性を繰り返し選手に伝えている。
真剣勝負の楽しさを味わうためには、相応の努力と準備が欠かせない。
「選抜チームだからといって安易に満足するのではなく、自分の限界を広げるために努力を続けてほしい」と期待を寄せる。
沖縄での大会は、48チームが参加する全国レベルの舞台だ。
昨年、北海道勢は準優勝を果たし、2021年と2022年には二年連続で優勝を飾った実績がある。
今年の北海道チャンピオンシップ選抜にも優勝への期待がかかるが、それ以上に重要なのは、選手たちがこの場で多くの経験と学びを得ることだ。
大会を通じて、「真剣勝負の楽しさ」と「野球をもっと好きになる気持ち」を深めること。
それが次のステージへつながる鍵となる。
「自立する意識を持ち、自分の役割を全うする」選手たちの姿は、北海道の未来を担う新たな野球人の姿でもある。
沖縄での戦いを通じて得られる経験は、選手たちの人生における大きな財産となるだろう。
彼らが全力で戦う姿は、北海道代表としての誇りを示すだけでなく、今後のさらなる成長を予感させるに違いない。
北海道チャンピオンシップ選抜の挑戦に、全国の注目が集まっている。

北海道チャンピオンシップ選抜(沖縄)=(写真・チーム提供)
協力:2024北海道チャンピオンシップ選抜(沖縄大会)