北空知選抜、接戦の末惜敗も未来への糧に

第10回全日本小学生野球選手権広島大会・組み合わせ
北空知選抜、接戦の末惜敗も未来への糧に
広島県で開催されている第10回全日本小学生野球選手権広島大会に北海道代表として出場した北空知選抜は12月7日、1回戦で岡山県の強豪・倉敷選抜と対戦した。
試合は1-1の緊張感ある展開が続いたが、六回表に逆転を許し、そのまま1-2で惜しくも敗れた。
試合後、柴田和宏監督は「やはり、負けは負け。悔しい気持ちでいっぱいでしたが、その一方で、強豪相手によく頑張ったなと感じました。結果は残念でしたが、緊張感ある試合展開の中で選手たちには良い経験となり、次のステージにつながる部分もあったのではないかと思っています」と選手たちを称え、その健闘を労った。
敗戦後、北空知選抜はすぐに岡山選抜との交流戦を行い、本日8日も2試合の交流戦を予定している。9日(月)には広島県の宮島を観光し、帰道する予定となっている。
今回の大会と交流戦で得た経験が、今後の成長に大きく役立つことが期待される。

広島大会に挑んだ北空知選抜=(写真・チーム提供)
◆1回戦(7日、しまなみ球場)
北空知選抜1-2倉敷選抜
倉敷選抜
001001=2
100000=1
北空知選抜
(倉)福尾、小谷(6回)-金田
(北)広瀬、藤原(3回)、木村(4回)-藤原、菊池(3回)
▽二塁打:吉川(倉)
北空知選抜、初戦で惜敗するも次への希望をつなぐ
広島県で開催された第10回全日本小学生野球選手権広島大会に北海道代表として出場した北空知選抜は、1回戦で岡山県の強豪・倉敷選抜と対戦した。
試合は序盤から緊張感のある展開となったが、六回表に逆転を許し、1-2で惜しくも初戦敗退となった。
初回、北空知選抜は1番・木村琉大(深川ヤングスターズ)が四球で出塁し、二盗を成功させてチャンスを作ると、続く2番・菊池蒼空(深川一已バトルズ)が犠打で一死三塁の好機を演出。
ここで3番・広瀬丞映(深川ヤングスターズ)がレフト前タイムリーを放ち、1点を先制した。
しかし、その後は相手投手陣に抑えられ、ヒット1本にとどまった。
一方、守備では先発・広瀬が一、二回と三塁まで走者を許すも無失点で凌いだ。
しかし、三回にはバッテリーミスで1点を失い、1-1の同点に追いつかれる。
三回途中からは藤原虎之助(深川一已バトルズ)、さらに四回からは木村がリリーフ登板し、得点圏に走者を背負いながらも粘りのピッチングでピンチを防いだ。
迎えた六回表、相手の先頭打者・吉川にレフトオーバーの二塁打を許し、犠打で一死三塁の場面を作られると、再びバッテリーミスで2点目を献上。
その後の攻撃では1番から始まる打順に期待がかかったものの、後続が抑えられ、試合終了。北空知選抜は悔し涙を流した。
試合後、柴田和宏監督は「ここまでチーム力を上げたのは、みんなの頑張りがあったからです。今回の選抜活動で得た経験と知識、そして新たな仲間との出会いを大切にして、中学校での野球も頑張って下さい」と語り、選手たちの健闘をねぎらった。
また、「この試合で得た課題を糧に、次のステージでさらに成長してほしい」と期待を寄せた。
北空知選抜は大会終了後も岡山選抜などとの交流戦を予定しており、さらなる成長を目指して活動を続けている。

2024北空知選抜チーム=(写真・チーム提供)
<発行人>
未来への第一歩!
北空知選抜、全国の舞台で全力を尽くす
北空知選抜の6年生17人で挑んだ学童野球の旅は、広島の地で幕を閉じた。
初めての全国の舞台に立ち、選手たちは一人も欠けることなく最後まで全力を尽くして戦い抜いた。
その姿は、監督やコーチ、そして応援に駆けつけた保護者や地元の人々に深い感動を与えた。
試合では、強豪相手に堂々としたプレーを見せ、互角の戦いを繰り広げた。
結果的には惜敗となったものの、選手たちの真剣な表情や最後まで諦めずに戦う姿勢は、確実に次のステージへの糧となるだろう。
選手たちにとってこの大会は、新しい仲間との絆を深めるとともに、全国レベルの強豪たちとの戦いを通じて多くのことを学ぶ貴重な経験となった。
「負けは負け。でも、悔しいだけじゃない。ここで得たものを次に生かしてほしい」と語る柴田和宏監督の言葉に、選手たちの成長への期待が込められている。
これから中学校での新たな野球生活が始まる。
彼らが広島の地で見せたひたむきな姿勢と挑戦心は、次のステージでもきっと大きな力になるだろう。
未来を担う若き選手たちのさらなる飛躍が楽しみでならない。

指導者の話に耳を傾ける2024北空知選抜チーム=(写真・チーム提供)
協力:2024北空知選抜チーム