昭和ブルーホークスが第1回王者に輝く!札幌オールブラックス破り勢いそのまま頂点へ

【結果】第1回北海道東北4年生以下大会
育成世代が躍動!昭和ブルーホークスが初代王者に輝く
第1回北海道東北学童軟式野球4年生以下大会の準決勝・決勝が3月9日、宮城県で行われた。
決勝戦では北海道代表の昭和ブルーホークス(釧路市)が、地元・七郷少年野球クラブを11-0の三回コールドで下し、記念すべき初開催の大会で見事初優勝を果たした。
準決勝では同じ北海道代表の札幌オールブラックスに快勝。
攻守にわたる充実ぶりで一気に駆け上がった快進撃だった。
<決勝トーナメント>
◆決勝(3月9日、高砂中央公園野球場)
昭和ブルーホークス(北海道)11-0七郷少年野球クラブ(宮城県)
昭和ブルーホークス
155=11
000=0
七郷少年野球クラブ
(三回コールドゲーム)
(昭)伊勢谷、田村、北川-谷口
(七)相澤、山崎-近田
▽三塁打:横山(昭)
▽二塁打:伊勢谷(昭)、山崎(七)
◆準決勝
昭和ブルーホークス(北海道)13-2札幌オールブラックス(北海道)
昭和ブルーホークス
4333=13
2000=2
札幌オールブラックス
(四回コールドゲーム)
(昭)伊勢谷、田村、北川-谷口
(札)阿部、菅原、阿部-金丸
▽三塁打:伊勢谷(昭)

初優勝で喜びを爆発させてマウンドに集まる昭和ブルーホークスナイン

胴上げシーンもありました=写真・昭和ブルーホークス提供

初優勝の昭和ブルーホークス=(写真・チーム提供)
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昭和ブルーホークス、圧巻の三回コールド勝利で初代王者に!
北海道・釧路市を拠点とする昭和ブルーホークスが、記念すべき第1回大会で堂々の初代王者に輝いた。
準決勝の勢いそのままに挑んだ決勝戦では、予選リーグでも対戦した七郷少年野球クラブ(宮城)と再び相まみえ、三回コールドの圧勝劇を演じた。
試合は初回から動いた。
一死三塁の好機で3番・伊勢谷爽真(4年)がセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち先制。
二回には相手投手の制球難を逃さず、四球と2番・北川陽大(4年)のライト前タイムリーなどで一挙5点を奪取。
さらに三回には四球で満塁とし、9番・横山瑛人(2年)が左中間を破る走者一掃の3点タイムリー三塁打でダメ押し。
わずか三回で計11点を奪い、主導権を完全に掌握した。
試合後、荻原監督は「相手投手の特徴を見極め、選球眼を活かして9四球を選んだことで流れを引き寄せられた。伊勢谷、横山の長打も大きかった」と手応えを語った。

写真・昭和ブルーホークス提供

写真・昭和ブルーホークス提供
雪辱果たした昭和ブルーホークス!
札幌オールブラックスとの再戦制し決勝へ
準決勝では、北海道大会決勝で惜敗した因縁の相手・札幌オールブラックスとの再戦。
リベンジに燃えるナインは、初回から猛攻を仕掛けた。1番・早坂勇人(3年)のヒットを皮切りに、安打と四球で一死満塁のチャンスを作ると、5番・田村芳輝(4年)のレフト前タイムリーで先制。
続く6番・干野健吾(4年)が2ランスクイズを成功させ、さらに7番・横山結人(2年)もスクイズで続き、4点を先取した。
二回には3番・伊勢谷が無死満塁から走者一掃の3点タイムリー三塁打を放ち突き放すと、三回・四回にも追加点を挙げて攻撃の手を緩めず、合計13得点の猛攻。
投げては伊勢谷、田村、北川の継投でオールブラックス打線を2点に抑え、雪辱を果たした。
荻原監督は「ジュニアチャンピオンズリーグ決勝では、オールブラックスの牽制に何度も引っかかってしまったが、今回は対策が功を奏した。走塁面でも主導権を握れた」と語り、準備の成果を実感していた。
昭和ブルーホークスナインは大会後、宮城県内を観光し、10日の午後の便で北海道へと凱旋。
記念すべき大会を最高の形で締めくくった。
なお、第3位には札幌オールブラックスが入り、北海道勢が上位を占める形となった。
北海道の学童野球の底力を見せる大会となった。

写真・昭和ブルーホークス提供
<発行人>
夢と希望をつなぐ第一歩――昭和ブルーホークスの快進撃が示した未来
今大会は、小学4年生以下の球児に光を当て、試合を通じて夢と希望を与えることを目的に開催された。
野球人口の増加と、野球を続ける選手の育成・定着を目指した意義ある大会である。
その中で、北海道代表・昭和ブルーホークスの完成度は群を抜いていた。
打線は1番から9番まで切れ目がなく、チャンスでの集中力も際立っていた。
特に、伊勢谷爽真の勝負強さと長打力は、大会を通じて他を圧倒した印象だ。
さらに注目すべきは、2年生の台頭である。
9番・横山瑛人と7番・横山結人の2年生コンビが堂々たる活躍を見せ、チームの勢いを支えた。
今後の成長が非常に楽しみな存在だ。
一方、惜しくも準決勝で敗れた札幌オールブラックスも、掴んだ自信と悔しさを糧に、さらなる成長が期待される。
次なるステージでの雪辱にも注目したい。
北海道の学童野球の未来は明るい――そう強く感じさせてくれた大会だった。

初優勝の昭和ブルーホークス=(写真・チーム提供)