札幌オールブラックス、奇跡の決勝トーナメント進出!宿敵・昭和ブルーホークスと宮城で再戦へ

【組合せ】第1回北海道東北4年生以下大会プレ大会
札幌オールブラックス、奇跡の決勝トーナメント進出!宿敵・昭和ブルーホークスと宮城で再戦へ
「第1回北海道東北学童軟式野球4年生以下大会」に北海道代表として出場している札幌オールブラックスは3月8日、予選Aグループ初戦で名取コンドルズ(宮城県)と対戦し、3-4のサヨナラ負け。
しかし、名取コンドルズの決勝トーナメント辞退により、繰り上げで札幌オールブラックスが決勝トーナメント進出を決めた。
準決勝では予選Bグループ1位の昭和ブルーホークスと対戦し、北海道勢同士の熱戦が宮城の地で再び繰り広げられる。

写真・札幌オールブラックス提供
<予選Aグループ>
◆1回戦(3月8日、高砂中央公園野球場)
札幌オールブラックス(北海道)3-4名取コンドルズ(宮城県)
札幌オールブラックス
30000=3
20011=4
名取コンドルズ
(五回時間切れ)
(札)菅原、阿部-金丸
(名)相原、内田、三浦-三浦、相原
▽二塁打:金丸(札)、藤林(名)
<関連記事>
◇【速報】札幌オールブラックス、奇跡の準決勝進出!昭和ブルーホークスとの北海道対決へ
◇札幌オールブラックス、宮城へ出発! 4年生以下の北海道代表として道外の強豪に挑む
初戦は無念のサヨナラ負けも、巡ってきた再挑戦のチャンス!
宮城県で開催されている「第1回北海道東北学童軟式野球4年生以下大会」に北海道代表として出場している札幌オールブラックス。Aグループの初戦では、地元宮城県の名取コンドルズと対戦した。
試合は初回から動いた。札幌オールブラックスは1番・湊隼也(4年)の四球を足掛かりに一死二塁とすると、3番・金丸虎太朗(4年)が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち先制。
しかし、二塁走者の金丸が牽制死で流れを断たれる。
それでも攻撃の手を緩めない札幌オールブラックス。4番・長谷川瑛斗(4年)がライト前ヒットでチャンスを作り、5番・阿部隼斗(4年)が四球を選ぶと、相手バッテリーのミスの間に二者が生還。
初回で3点を先取した。
しかしその裏、相手の反撃を受け2点を返されると、四回には内野ゴロの間に1点を失い3-3の同点に追いつかれる。
そして最終回の五回、二死三塁のピンチを迎えると、痛恨のサヨナラタイムリーを浴び、惜しくも3-4で敗れた。
試合後、川村翔太ヘッドコーチ(35)は「選手たちは1点の大切さを実感した試合となりました」と悔しさをにじませた。

写真・札幌オールブラックス提供

写真・札幌オールブラックス提供
敗戦からの気持ちの切り替え、そして奇跡の決勝トーナメント進出
初戦敗戦から気持ちを切り替えた札幌オールブラックスは、その後の交流戦に挑んだ。
持ち前の堅守でリズムを作ると、四球とヒットを絡めて二回、三回で計5点を奪い、見事コールド勝ちを収めた。
そして試合後、思いがけない朗報が届いた。
名取コンドルズが決勝トーナメント進出を辞退したため、札幌オールブラックスが繰り上げで決勝トーナメント進出となったのだ。
これにより、準決勝ではBグループ1位の昭和ブルーホークスと激突。昭和ブルーホークスは予選リーグで圧倒的な強さを見せ、2戦連続の四回コールド勝ちを収めた強豪だ。
奇しくもこのカードは、北海道大会決勝と同じ顔合わせ。
川村ヘッドコーチは「明日は初日の悔しさをバネに昭和ブルーホークスさんと良い試合ができるよう、全員野球で挑みます」と意気込みを語った。
北海道の誇りを胸に、札幌オールブラックスがどんな戦いを見せるのか。
注目の準決勝が幕を開ける。

写真・札幌オールブラックス提供
<発行人>
巡ってきたチャンスをどう生かすか
今回の大会で札幌オールブラックスに訪れたのは「再挑戦のチャンス」だ。名取コンドルズに惜敗し、選手たちは悔しさを抱えながらも、次の試合に向けて切り替えた。
そして、まさかの決勝トーナメント進出。野球の世界では、時にこうした巡り合わせが選手たちの成長を後押しすることがある。
初戦で見せた戦いぶりは、決して悪くなかった。
攻撃では序盤に3点を奪い主導権を握ったが、追加点が奪えず試合の流れを引き戻された。この経験を活かし、準決勝では「1点の重み」を意識した攻撃が求められる。
一方、昭和ブルーホークスは予選で圧倒的な力を見せつけ、攻守に隙のないチームだ。
札幌オールブラックスとしては、相手に流れを渡さず、自分たちのペースで試合を進めることが鍵となるだろう。
敗戦の悔しさを知るチームほど、勝利への執念は強い。
札幌オールブラックスがこの巡ってきたチャンスをどう生かすのか。
準決勝の戦いに注目したい。

写真・札幌オールブラックス提供