塁間が0.1秒速くなるシューズのサイズの選び方
【札幌市南区の野球専門店】スポーツショップ古内の社長
古内克弥のコラム No.25
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塁間が0.1秒速くなる!?
シューズのサイズの選び方
こんにちは!
いつもコラムをお読みくださいまして、ありがとうございます!
今回は、塁間が0.1秒速くなるシューズのサイズの選び方をお伝えしたいと思います。
靴のサイズの選び方で間違えている人はとっても多いです。
実はそんな僕も間違えていました。
それを修正すると、足が軽くなったり、バランスが取れたり、シューズの先の先まで力が伝わるようになったりします。
ぜひ、このコラムをお読みいただきましたら、ご自身のシューズのサイズも確認してみてくださいね!
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靴のサイズは足のサイズの
1センチUPが良い?
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よく、シューズを選ぶ際の基準として、
「シューズのサイズは足のサイズより0.5〜1センチ大きめがいいですよ」
と聞くことがあると思います。
これ、実は間違い・・・
ではありません(笑)
ただ、捉え方を間違えてしまうと、残念な結果が待っています。
しかも、ほとんどの人が間違った捉え方をしています。
どういうことでしょうか。
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まずは自分の足の
サイズを知りましょう
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はい、まずは自分の足のサイズを調べてみましょう。
ここがわからないとシューズを選ぶことができませんからね(笑)
僕はなんと、180cm近くも身長があるくせに、体重も83kgもあるくせに
25cmでした・・・
(写真1)
それではここから1cm大き目を選びましょう!!!
となった時に、注意してください。
「1cm大き目を選ぶ」
というと、普通だったら26cmを選んでしまいませんか?
26cmを選ぶとどうなるでしょうか?
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26cmのシューズ=26cm
の大きさではない
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これ、日本のメーカーや海外のメーカーにより違いはあるかもしれませんが、実はスポーツショップ古内で取り扱っているメーカーのシューズは、ほとんどが
26cmのシューズ=26cmの大きさではないんです。
写真をみてください。
26cmのシューズのインソールを取り出してみます。
そして、測定器で長さを測ると・・・
えええ!?!?!?
驚きじゃないですか!?
靴の中身は、実は「26.5cm」ということがわかりました!
そして僕の足を乗せてみると、1.5cm大きいことがわかります。
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シューズ業界の常識
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実はシューズ業界の中の常識となっているのですが、一般にはほとんど知られていないことがあります。
それは、、、
「26cmの大きさの靴は、“26cmの人が履くとちょうどいいんだよ”という大きさ」
で作られている!ということです。
ジャストフィットさせるためには、
「自分の足の大きさと同じサイズ表記のシューズ」
を選ぶのが正解だったわけですね!!!!!
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ジャストフィットの利点
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ジャストフィットさせることによって、
前回のコラムでも書きましたが、
1) バランスが良くなり、転倒防止
2) シューズと足との一体感が増し、靴が軽く感じる
3) スパイクの先まで力が入り、一番先頭についているスパイクに指がかかりやすくなり、グリップ力が上がる。蹴り足が強くなる!
=足が速くなる!!!!!(ことが多い)
最後に、これは僕の宝物の一つでもありますが、
12000人の20歳以上の足を実際に測ったサイズチャートをお見せします。
※宝物ですので、無断転載はご遠慮ください。
あなたはどの場所に位置していましたか?
一番多いのが25.5cmだということに驚く人も多いのではないかと思います。
実は、日本人の足って、意外と小さいんです。
あなたも、実際に足を測ったら、思っていたよりも1cm以上小さかった!と感じることが多いと思います。
中学生までは足が大きくなる可能性がありますから、少し大き目を買うのは間違いとは言いません。
が、高校生以降は、大半の方はもう足が大きくならないと言われています。
日本人男性は、平均で14歳まで足が大きくなるようです。
だから、高校生以降はしっかり店頭で足を測定し、色々と履き比べてみて、ジャストフィットサイズで購入されることをオススメします。
「足が大きくなるかもしれないから・・・」と大き目を買うとしても、やっぱりしっかり自分の足のサイズは測っておきましょう。
甲子園出場校に足型測定をしに行ったとき、
実寸が23.5cmしかないのに、26.5cmのスパイクを履いていた子がいて、びっくりしました。
僕らスポーツショップも、もっとしっかり丁寧な接客をして、こうしたことを伝え続けなければなりませんね。
今回のコラムはいかがでしたか?
業界の常識といっても、僕らの常識と全然違う!ということはよくあることです。
シューズの選び方、シューズの作り、
そういったものは、実際に作っている職人さんに聞いて初めて知った!ということが多いです。
現実に、僕らもそうでした。
僕も、バレーボールをしていた高校生時代、足が大きくなるかもしれないし、と思って26.5cmを履いていたのですが、ある日、シューズを忘れて、マネージャーの25cmのシューズを借りて試合に出たことがありました。
その時の調子の良かったこと!!!
つまり、25cmが履けたんです!
サッカー選手も、わざとむしろ自分の実寸よりも小さい靴を買って、革製品の伸びにより自分の足にフィットさせる人がたくさんいます。
シューズの提案はお任せください。
お悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいね!
今後も、疑問点や聞きたい話などがございましたら
sportsfuruuchi@gmail.com
こちらまでご連絡ください!
バックナンバー
No.1 「綺麗な肌は好きですか?」
No.2「将来の夢はグラブ職人!?」
No.3「お手入れのコツは「手洗い」
No.4「グラブづくりイベント」
No.5「赤ちゃんに学ぶ、外角低めの克服法」
No.6「グラブのポジション別の特徴」
No.7「グラブ作りに挑戦!」
No.8「投手用グラブ タテ型派、ヨコ型派をわかりやすく解説」
No.9「失敗しないグラブ選び(2-1)」
No.10「失敗しないグラブ選び(2-2)」
No.11「バットの種類と違い」
No.12「バットの種類と違い2:複合バットについて」
No.13「源田選手のグラブについて」
No.14「野球セール ベースボールフェア予告」
No.15「新軟式ボールについて」
No.16〜17はセールの予告でした。
No.18「専門店のグラブの提案の仕方」
No.19「流行りのアンダーシャツ」
No.20「新発想のスパイク誕生!ブロックソール」
No.21「ブロックソールは中学校、高校でも使えるの?」
No.22「肘・肩・怪我予防ブレイスレボサポーター」
No.23.「中学軟式野球春季大会 古内杯 をレポート」
No.24.「塁間が0.1秒速くなる靴紐の結び方」
――――――――――<コラム著>――――――――――
株式会社スポーツショップ古内
代表取締役社長 古内克弥
1982年4月15日生まれ
小学5年生の時に家業であるスポーツショップ古内の販売をお手伝いした時に、接客の楽しさを経験し、将来の夢を「スポーツショップ古内をでっかくする」に設定する。
サッカー、バレーボールをメインに15種目ほどの競技を学び、大学で経営学を学んでゼット株式会社に入社。
ゼット株式会社では、グラブ工場で一年間グラブ製作に携わり、グラブの知識を覚える。
三年間の修行を経てスポーツショップ古内に入社する。
2017年、代表取締役社長に就任。
2017年、CSR経営表彰-地域貢献部門-で受賞
2019年、さっぽろgood商い賞受賞
「札幌をスポーツカルチャー人口日本一にする」をゴールとした、札幌市のスポーツ&カルチャーフェスティバル「スポカル」の副実行委員長もつとめ、スポーツ普及に携わる。
学校や企業への講演依頼も年に10回ほど受け、経営、マーケティング、地域活性化などのテーマで話をしている。
(依頼はほぼないと思いますが)講演は「ストライクを見た」で、無料で行います。
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