新軟式ボールについて
【札幌市南区の野球専門店】スポーツショップ古内の社長
古内克弥のコラム No.15
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新軟式ボールについて
こんにちは!
札幌市南区石山という場所でわずか15坪の小さな野球専門店
スポーツショップ古内を経営しております、古内克弥です。
これから新シーズンも始まりますね!
中でも、少年野球の方々は、春から新ボールでの大会が始まります!
新しいボールになると、何がどう変わるのか?
今回のコラムでは、新しいボールの特徴と今までのボールとの違いをお伝えしていきます。
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M号球・J号球
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2016年12月1日に公益財団法人全日本軟式野球連盟が発表した新規格の軟式野球ボール(次世代ボール)の1つ。
・体格の向上した小・中学生に対応、高校硬式野球へのスムーズな移行を目的とする。
・【一般】平成30年度全日本軟式野球連盟主催大会より使用予定。
・【少年(中学生)】平成31年度全国中学軟式野球大会より使用予定。
・【学童用】平成31年度全日本軟式野球連盟主催大会より使用予定。
・現行規格であるA号、B号がM号に統一され、C号はJ号となる。
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新ボールの特徴
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1、バウンドが低い
2、打球が速い
3、打球が失速しにくい
よく、
「硬式ボールのバウンドに近くなった」
と表現される方がいらっしゃいます。
硬式野球を経験してきた方ならば、その意味はすぐにお分かりになると思いますが、守備などの影響を考えるとこんな感じです。
1、バウンドが低いので、腰を低く落とす必要がある。
2、打球が速く、失速しにくいので、少し下がりめで守る方が守りやすい
3、ボール表面のディンプル効果もあり、指にかかりやすく、滑りにくい
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打球はどうなる?
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気になる打球は具体的にどうなるのか?
新規格ボールの特徴として、
表の中の“反発”の欄を見てみると・・・?
M号もJ号も、どちらも今までのボールよりも反発が弱くなっているように見えますね。
しかし、実際の打球は、“反発”の値のわりに、飛びまくります!
なぜ飛ぶのかというと、
「硬くなったから」
が、大きな理由です。
というのも、以前、特殊バットの記事でも紹介しましたが、打球というのは、ボールの変形が抑えられているほど、速く動きます。
柔らかいボールだと、バットに当たった時にぐにゃっと潰れて、元の球形に戻るまで時間がかかってしまいます。
硬いボールになると、バットに当たった時に潰れにくく、また、元の球形に戻るまでの速さが速いです。
そのため、
「打球が速くなります」
さらに、今回のボールでハート型の(桜型の)ディンプル(くぼみ)が施されていますが、このディンプルがあることによって、打球の空気抵抗を抑える効果があり、
フライが伸びる
という特徴がございます。
今までと同じ守備布陣にしていると、戸惑うことがたくさんあるかもしれません。
大会が始まる前に、しっかりと慣れておきたいところですね!
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バットはどうなる?
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【写真はブラックキャノンマックスです】
結論から言うと、従来のバットでも問題なく使用することが出来ます。
・ボールが硬くなり変形しにくくなったことにより、飛距離がアップ。
・芯に当足らないと飛ばない。J(M)球対応バットでも同じ。
・バットの芯に当てることが重要。
・シーンに合わせたバットを選びが重要。
バット選びも、グラブ選びと同じで、
プレイスタイルに合わせた選び方がいいと思います。
そして、どんなシーンで活躍してもらいたいのか。
満塁の場面で自分がバッターボックスに立った時、
狙うのは内野の横を速い打球で抜けていくゴロを打つのか。
外野の頭を飛び越すライナーで走者一掃したいのか。
満塁ホームランをぶち込みたいのか。
きっと、いろんなイメージがあると思うのです。
そのシーンに合わせてバットを使い分けられるほど、
たくさんの種類のバットを持っていたら、
それに越したことはないですが、
きっとあなたにとっての大事な一本は、
迷いに迷って購入されたバットなのだと思います。
常に安定してヒットを量産したいタイプ。
ガツンと打ち込み、一撃で試合を決めたいタイプ。
性格によっても、理想のプレースタイルは違うことでしょう。
自問自答して、最高に輝く瞬間のための一本を選んでもらいたいですね!
今回も、最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます!
今回のコラムはいかがでしたか?
新しいボールになることによって、
ワクワク感や不安感もたくさんあることでしょう。
ただ、今のところは
「新しいボールになって野球がより楽しくなった!」
と言うお客様の方が多いように感じています。
ホームランの数も、今までより一気に増えたようです。
野球が楽しくなって、毎週野球の試合ができるのが楽しみになって、
「野球やろうぜ!」
と、周りを誘い、野球人口が増えていってくれたら嬉しいですね!
今後も、疑問点や聞きたい話などがございましたら
こちらまでご連絡ください!
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――――――――――<コラム著>――――――――――
株式会社スポーツショップ古内
代表取締役社長 古内克弥
1982年4月15日生まれ
小学5年生の時に家業であるスポーツショップ古内の販売をお手伝いした時に、接客の楽しさを経験し、将来の夢を「スポーツショップ古内をでっかくする」に設定する。
サッカー、バレーボールをメインに15種目ほどの競技を学び、大学で経営学を学んでゼット株式会社に入社。
ゼット株式会社では、グラブ工場で一年間グラブ製作に携わり、グラブの知識を覚える。
三年間の修行を経てスポーツショップ古内に入社する。
2017年、代表取締役社長に就任。
「札幌をスポーツカルチャー人口日本一にする」をゴールとした、札幌市のスポーツ&カルチャーフェスティバル「スポカル」の副実行委員長もつとめ、スポーツ普及に携わる。
学校や企業への講演依頼も年に10回ほど受け、経営、マーケティング、地域活性化などのテーマで話をしている。
(依頼はほぼないと思いますが)講演は「ストライクを見た」で、無料で行います。
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