東16丁目フリッパーズ、全国の強豪相手に健闘も悔しい4位

必死に戦った東16丁目ナイン=(写真・チーム提供)
東16丁目フリッパーズ、全国の強豪相手に健闘も悔しい4位
大阪府で行われた「目指せ!新潟・スポ少2025」2DAYS IN SUITA(主催:長曽根ストロングス)に出場した東16丁目フリッパーズ(北海道)は、2日の準決勝で茎崎ファイターズ(茨城県)と対戦し、0-1のサヨナラ負けを喫した。
続く3位決定戦では東京都の不動パイレーツと対戦し、3-4で逆転負けを喫し、惜しくも4位に終わった。
しかし、当初掲げた「全敗してもいいから、いい試合をしたい」という目標は達成。
選手たちは強豪相手に接戦を演じ、確かな成長を見せたが、悔しさの残る結果となった。

笹谷監督の話に耳を傾ける東16丁目ナイン=(写真・チーム提供)
<関連記事>
◇【速報】東16丁目フリッパーズ、あと一歩届かず… 名門・不動パイレーツに逆転負けで涙の4位
◇東16丁目フリッパーズ、強豪撃破で4強進出!<目指せ!新潟・スポ少2025>
◇【速報】東16丁目フリッパーズ、強豪・新家スターズを撃破! 堂々の4強入り
◇東16丁目フリッパーズ、長曽根ストロングスに完敗も六回に意地の反撃!
◇東16丁目フリッパーズ、全国の強豪と激突!「目指せ!新潟・スポ少2025」へ出陣
笹谷監督「成長を実感も、さらなる強化が必要」
全試合が接戦、手応えと課題が明確に
東16丁目フリッパーズは、大阪府で開催された「目指せ!新潟・スポ少2025」2DAYS IN SUITAに挑んだ。
全国の強豪チームと競い合うこの大会で、2日間にわたる激闘の末、準決勝・3位決定戦ともに惜敗し、4位で大会を終えた。
笹谷武志監督は「1回戦から4試合とも試合になった。敗退しても接戦を演じてくれた」と選手たちの成長を実感。
一方で「ここまでやれるのであれば今度は強い相手にも勝ち切れるよう目指し、そのあたりを強化していきたい」と、さらなるレベルアップへの課題を口にした。
準決勝・茎崎ファイターズ戦 ー 惜しくもサヨナラ負け
序盤のチャンスを活かせず、終盤に涙の決着
準決勝の茎崎ファイターズ戦では、序盤からチャンスを作るも得点に結びつけられず、守備では相手の強打に押される展開。
しかし粘りに粘って0-0の均衡を耐えた。
最終回となった五回、先頭打者にライト前を許すも牽制死で一死。
しかし、四球とフィルダースチョイスで一、二塁のピンチを招くと、続く4番打者にレフト前サヨナラタイムリーを許し、0-1で涙を呑んだ。
悔しさを引きずりながら、必死に気持ちを切り替えて3位決定戦へと臨んだ。
◆準決勝(2日、万博記念公園スポーツ広場)
東16丁目フリッパーズ(北海道)0-1茎崎ファイターズ(茨城県)
東16丁目フリッパーズ
00000=0
00001=1
茎崎ファイターズ
(五回時間切れ)
(東)西山、川口(3回)-徳田
(茎)百村、石塚(3回)-佐々木
▽二塁打:渡部(茎)

準決勝より、東16丁目フリッパーズナイン=(写真・チーム提供)
3位決定戦・不動パイレーツ戦 ー 逆転も痛恨の六回
中盤でリードするも、最終盤に逆転を許す
続く3位決定戦の不動パイレーツ戦では、初回に1点を先制されるも、三回に9番・上川原風馬(5年)のレフト前安打を足掛かりにチャンスを作り、3番・西山宗汰郎(5年)のタイムリー内野安打で同点に追いついた。
四回には7番・田村智久(5年)の内野安打で二走・佐藤秀哉(5年)が一気に生還し、2-1と逆転に成功。
さらに五回には4番・徳田隆之介(5年)が勝負強さを発揮し、レフト前タイムリーで3-1とリードを広げた。
しかし、六回表に痛恨の逆転劇が待っていた。
先頭打者への四球を皮切りに連続安打を許し、無死満塁のピンチに。
外野を深めに守る中、センター前安打を放たれると、中継プレーのもたつきを突かれ、走者三人が一気に生還。
3-4と逆転を許し、その裏の攻撃では三者凡退に倒れ、悔しい敗戦となった。
◆3位決定戦(2日、)
東16丁目フリッパーズ(北海道)3-4不動パイレーツ(東京)
不動パイレーツ
100003=4
001110=3
東16丁目フリッパーズ
(不)高浦、寺田(4回)-山田
(東)西山、徳田(6回)-徳田、丹場(6回)
▽二塁打:丹場(東)

3位決定戦より、東16丁目フリッパーズナイン=(写真・チーム提供)
課題を克服し、次戦へ ー 室内練習場での強化開始
4月の釧路大会に向け、さらなる飛躍を目指す
笹谷監督は「良い形で攻撃はできたと思うが、初回のチャンスやバントの精度、バッティングのミスもあり、あと1~2点取れたかな」と悔しさを滲ませた。さらに「色々と課題が見つかり、直ぐにでもグラウンドで練習したいが、明後日から室内練習場で鍛えていく」と、次戦に向けた準備を進める。
同チームは大会終了後、無事2日に帰札。次なる挑戦は、4月19日に釧路市で開幕する「目指せ!新潟・スポ少2025」2DAYS IN 釧路だ。今回の経験を糧にさらなる飛躍を目指す。
<発行人>
東16丁目フリッパーズ、全国大会で堂々の戦いぶり!
大阪府で2月1日に開幕した「目指せ!新潟・スポ少2025」2DAYS IN SUITA。
北海道からの唯一招待を受けた東16丁目フリッパーズが、全国トップレベルの強豪と堂々と競り合い、見事なゲームを展開した。
北海道では、この時期にグラウンドで大会を行うことは到底想像もできない。
しかし、そんな環境の違いをものともせず、東16丁目フリッパーズは初戦の北名古屋ドリームス戦を制し、続く準々決勝では、二年連続でマクドナルドトーナメントを制した新家スターズを撃破する快挙を遂げた。
この戦いぶりには、思わず5年前の2020年、同チームが初出場で初優勝を果たした際の感動が蘇る。
準決勝では茎崎ファイターズと対戦。
序盤からチャンスを作りながらも得点には繋がらず、守備では相手の強打に押される展開が続いた。
最終回の五回には、先頭打者にヒットを許すも牽制で一死としたが、その後の四球とフィルダースチョイスでピンチを迎え、4番打者にレフト前へのサヨナラタイムリーを浴びて0-1で惜敗した。
しかしながら、0-1というスコアで五回時間切れとなったことからも、相当な攻防があったことは容易に想像できる。
投手戦というよりも、まさに粘り合う“粘戦”だったと言えよう。
続く3位決定戦の不動パイレーツ戦では、初回に1点を先制されるも、三回に9番・上川原風馬(5年)のレフト前安打からチャンスを作り、3番・西山宗汰郎(5年)のタイムリー内野安打で同点に追いついた。
さらに四回には、7番・田村智久(5年)の内野安打で二走・佐藤秀哉(5年)が一気に生還し、2-1と逆転。
五回には4番・徳田隆之介(5年)が勝負強さを見せ、レフト前タイムリーでリードを広げた。
しかし、六回表には痛恨の逆転劇が待っていた。
先頭打者への四球をきっかけに連続安打を許し、無死満塁のピンチに。
外野を深めに守る中、センター前安打を浴びると、中継プレーの乱れを突かれ走者三人が一気に生還。
3-4と逆転を許し、その裏の攻撃では三者凡退に倒れ、悔しい敗戦となった。
笹谷武志監督は試合後、「良い形で攻撃はできたと思うが、初回のチャンスやバントの精度、バッティングのミスもあり、あと1~2点取れたかな」と悔しさをにじませた。
また、「ここまでやれるのであれば、次は強い相手にも勝ち切れるように、そのあたりを強化していきたい」とさらなるレベルアップを誓った。
東16丁目フリッパーズは、大会終了後の2日に無事帰札。
次の挑戦は、4月19日に釧路市で開幕する「目指せ!新潟・スポ少2025」2DAYS IN 釧路だ。
この悔しさをバネに、さらなる飛躍を目指している。
なお、同チームはすでに7月下旬に和歌山県高野町で開催される高野山旗全国大会への出場権を掴んでいる。
彼らの今後の活躍から目が離せない。

無事帰札した東16丁目フリッパーズナイン=(写真・チーム提供)
協力:東16丁目フリッパーズ